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[英語]多読のための読書ガイド

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どんな洋書を選んでいいかわからない人のために! 英語学習雑誌『多聴多読マガジン』の連載コーナー「多読のための読書ガイド」の記事をスピンアウト掲載。 英語多読に精通したプロたちによ… もっと読む
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2023年12月の記事一覧

「2023年は『パンどろぼう』」~英語多読のための読書ガイド [絵本]~

絵本編 ~2023年12月号~執筆:柴田 里実 (金城学院大学准教授) 2023年は『パンどろぼう』 師走となり、この1年を絵本の視点で振り返ると、2023年は『パンどろぼう』(柴田ケイコ作)の快進撃が思い出されます。 2020年に1作目が出版されてから、様々な賞を受賞し、今年はさらに5作目も出版され累計250万部(2023年9月時点)も売り上げたようです。 英語で翻訳される日も近いのかもしれませんね。 まだ読んでいらっしゃらない方は、2023年の締めくくりに、ぜひ

「Equalityについて考える」~英語多読のための読書ガイド [ノンフィクション]~

ノンフィクション編 ~2023年12月号~執筆:伊藤 晶子 (日本多読学会会員・公認会計士) Equalityについて考える今回は、カナダの子ども用ノンフィクションシリーズ Engaging Readers から、Equality(平等)について考える本2冊を紹介します。 1冊目は、What Is Ableism?です。 Ableism(エイブリズム)とは、障がい者に対する差別や偏見のことです。 日本語では「非障がい者優先主義」とも訳され、障がい者は「治す」必要がある