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普段やらないこと

カクヨムコン6に規定の十万文字以上の小説を投稿したものの、完結には至らず悶々と過ごしている。何はともあれ、文字数的にいければ「才能アリ」認定が世界のどこかで下される十万文字を達成したのだから、イエイ・イエイ! ブイブイ!と喜べばいいのだけれど、そういう訳にもいかない。まだ完結していないから。よろこび方昭和か。(^.^)vピースピース

はい! と、言うわけで


またどこかのYOUTUBERみたいなアレを入れてしまいましたけれども。もしある日突然甥っ子がこんな口調になったら、兄の目が届かないところでヤキを入れてしまうかも知れませんけれども。

毎日ポツポツと書いていて後悔した事は

「もっと色んな音楽をたくさん聞いておけばよかったなぁ!」

という事だった。

歳をとると、いつも聞く音楽がいつの間にか八年前のプレイリストであったりする。好きな音楽のリストだから繰り返し聴いても全然飽きないのは当然なのだけど、さすがにやべえという感じがする。いつまでも同じ世界に留まっていては、いい事もあるけれど、いや、いい事の方が多いのかも知れないけれど、新たなものが閃き辛いのではないか。ものを書く方面の方なら、一度は経験した事があるであろう、「ズキューン!」というあの、神に愛された瞬間の迸りというような雷を受ける機会が少なくなってしまうのではないか。

という仮定なんですけれども。

僕が大好きな村上春樹の小説で、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドという小説では、情報をシャッフルし、解読できないように暗号化する主人公がいて、その作業に入る際に音楽を流していたと記憶している。僕はあれは村上先生が小説を書く作業をフィクションに置き換えたと思ってるんだけども、それはともかく置いておいて、つまり何を言いたいのかというと、音楽と文章は切り離せないんだろうなぁと言う事だ。小説を読まない音楽家はある程度いるだろうけど、音楽を聞かない小説を書く人はいるんだろうか?

文章を書く前に音楽を聞いて、気分を作ってから書くという方は、アマチュアweb小説家にも、おそらくプロにも大勢いらっしゃると思う。何名かは「プレイリスト」とか、「主題歌希望」というような事で公開をしていらっしゃるのを知っている。そういう事が出来るのも、常日頃からアンテナビンビンにおっ立てて新しい音楽を吸収してるからなんじゃなかろうか。当人たちは好きでやってるから苦労ではないのだろうけれど、気がつけば2008年のプレイリストを再生している身としては、大変羨ましい限りでしかない。いつまでAir聴いてんだ、って話なんですよ。飛行機雲追いすぎじゃねーかって。恥ずかしながら。

今回はそういう訳で……これはYOUTUBERのじゃないからセーフ ──いつもの通り夜中に起き出して、youtubeで半ば固定化された曲を聴き、「うーん、しっくりこない」「もっと音楽聴いておけばよかったなぁ」と反省しながら毎晩2000文字くらい書いた。二度寝する時はAirPodsを耳に突っ込んだまま、Apple Musicおススメの適当なプレイリストを流して布団に入った。とはいえ、そう簡単に「これ好き!」ってな音楽など見つかる訳がない。でも刺激が欲しい。

という訳で、今回は煙草を吸う事になりました。

煙草ではない。

ネオシーダーという、煙草みたいなお薬です。

不規則な規則正しい生活をした結果、しっかりと咳が止まらない風邪を引いた時、薬局で見つけました。まんま煙草である。が、お薬と書いてある。よくもまぁこんな(以下略)

略し方平成か。

書いたお話にも煙草を使うシーンがあって、書いていてムクムクと吸いたい欲が湧いてきてしまっていて、そこにタイミングよくネオシーダーが見つかったという次第でした。火を点けて一口目の鼻にかかる煙のにおいがね、完璧タイムスリップするような煙草の匂いなんです。13年前にやめたっきりの煙草とよく似ている。ライターで火を点けるのも、何だか感動してしまった。

そういう風にして、無理やりにでも刺激を自分に与えないと、何だかボーッとしたまま時間が過ぎてしまうし、そうすると文章を書かないまま一年があっという間に終わってしまうような気がする。

いい事ばかりするんじゃなく、ちょっと悪い事なんかも大人なんだから自分の責任の範囲でやってみると良いんじゃなかろうか。

奥さんが眉をひそめるのは仕方ない。

あと10本くらい残ってるので、楽しみながらこれらも吸っていきたいと思う。

という、喫煙ではなくて、喉の薬を時々吸引しながら書いた小説がこれです。

ネオシーダーは出てこないけど、キャスターマイルドが出て来る。好きな煙草で、懸賞で腕時計をもらった事がある。是非! ご一読いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。




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