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名もなき生涯 A Hidden Lifeと私の志のこと

2019年締めの映画
filmarksの記録を数えたら2019年は200本以上映画見てました。びっくり。

そしてこの映画、3時間たっぷりですばらしい映像美とストーリーだった。最後まで目ぱっちりでいろんなことを考えながら良い時間を過ごせた。

まず予告から大自然の美しさが広角レンズで写っているのがほんとうに綺麗だし、カットが多いから退屈しないで見ていられる。あと英語聞き取りやすかった。

私がグッときたポイントは、夫婦という関係性を超えた二人の支え合いと、フランツの静かな抵抗と優しさが見えたシーン かな…
どちらもセリフではなく映像で語られてるのがより好きだった!あと、人間の写し方!下から大画面で撮ってる場面が迫力があって面白かった。いろんな人のいろんな感情が画面から溢れてるように感じた。

1つ目は下に関連してるので略、
2つ目に関しては、フランツがいろんな刑務所に連行される途中、手錠をかけられながらも周りの人達の助けになろうとしているシーンが挟まれてたのが象徴的に感じた。キリストで言うなら隣人愛ってとこなのか。キリストの人生をなぞっているっていうのをほかの方のレビューで読んでいたけど、正直納得するまでの私の知識がなかったけど考えながら見ることはできたか退屈しなかった

・今日見た映画のことと私の人生のこと
夫婦のシーンでいっつも親のこと考えて泣いてしまって、ああ私いっつも映画見て親のこと考えてるなあ(笑)って思った。
でも最近いろんな映画見るたびに、親・結婚・愛・子供 あたりの概念を考えることが多くてさ、、

あともう一つこの映画みてるときに考えたこと
憎しみや悲しみの団結力は早いし強いけど、愛の団結力には勝てないのだなあと
私はアゼルバイジャンにいたときに人生の希望と絶望っていう言葉がうかんだけど、正直絶望に支配されていた
希望を持つには絶望を知らなければいけないように、
愛を持つにはその逆に値する感情を味わうことも必要であると思った。
恐怖、かな?
だからこそ、愛することってすっごく難しいことで、生きているうちにそれができる人ってとても限られているんだろうなと思った。
だからこそ、私は恐怖から作られる正義よりも、愛から作られる正義を自分の哲学として確立したいのだ。愛、というか、ステキな感情?優しい感情。世界のどこからでも空を見たら夕焼けが綺麗だね、って誰かに言う感情と同じ感情。。(伝わりにくい)
前者は、もっともらしい顔をして立派に社会で息をしているし、早くたくさんの人がそこにあつまってくるので世界のほとんどはもしかしたらこっちの正義で作られているのかもしれない。
後者を私は大切にしたいけど、正直こっちは物理的にはとても小さな個人的なものである。だけどたぶん、今日の映画をみたら時代とか場所とかは関係ない普遍の正義がその中には蠢いているだなあとか。ああ言葉でつたえられない。もっと立体的な話なんです。。頭の中のイメージをもっとぽこんと表してくれる機械…なんてないので、日々精進、試行錯誤ですね

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