「諦めない、手を動かす」

今日は、冬期講習年内の授業納めでした。

中学受験の本番は2週間〜1ヶ月後に始まります。
毎年、この時期に塾のほうで、
生徒さんに「合格ハンカチ」を贈ります。
一人ひとりのお名前を中心に、
教科の担当講師が、激励の一言を寄せ書きします。

個別指導の1人の生徒さんに、
多いと4教科(国語、算数、理科、社会)6人の講師が
担当している場合も少なくないのです。
すると「合格ハンカチ」は、寄せ書きであっという間に
埋まります。

一方で、余白が多く、メッセージを待っている
「合格ハンカチ」もあります。

ハンカチの空白を前に、
生徒さんの1年をざっと振り返り、
ともに歩んだ道のりを思い返していると、
見えてくるものがあり、胸が打たれます。

欠かさず宿題をこなして
授業に出ていた生徒さんの
積み上げた時間の大きさ。

親の期待を背負い、塾の講師や担任から、
プレッシャーや励ましをもらってきた
子供たちにとって、
受験は負けられない戦いです。

万一、受験に失敗しても
その先の人生は長く、
取るに足りないほどの失敗だと
大人はわかっているのですが、
子供たちにとっては、そうじゃない。

子供たちは、平気で
「受験に失敗したら死ぬ」くらいのことを言い、
逃げることのできない状況の中で、
小さな心で孤独と向きあい、
思いつめている受験生を見てきました。
大人たちが知らないだけで。

私の子供時代、
塾には通っていましたが、
現在の個別指導(塾によってそれぞれ違いはある)ほど、
システムが整って親身によく見てくれて、
的確な指導をくださった先生はいないので、
塾に来ている子供たちは、
とても恵まれています。

「合格ハンカチ」に寄せられた先生方のメッセージを
特別に紹介しちゃいましょう!

「最後までページをめくれ!」
「◯◯くんの壮絶な努力を見てきたよ」
「夢は求め続けるものだ」
「いろいろ言ってきたけど、
それは君が一歩でも夢に近づいて欲しいという純粋な気持ちからです!」

など

この直球のメッセージが、
受験を控えた生徒の心を、
どれほど支えてくれることか。
それを見た私もまた、力をもらいました。

最後まで走りきろう!
一緒にゴールのテープを切ろう!!

Just Do It!!



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