BIGYUKIソロレコーディング

この曲は2005年にリリースされたRobert Glasperのメジャーデビューアルバム『Canvas』からの一曲である。私がNYに移住して間もない頃にジャズギャラリーというジャズクラブで誰かのギクを観に行った時、そこでGlasperがシットインして初めて彼の演奏を聴いた。それは初めて聴くタイプのピアノで、他の人にない新しいものを感じていた。ジャズとは今も進化し続けているものなんだな、、、と実感してワクワクした記憶がある。
それから直ぐにアルバムを購入してずっと聴いていたからこの曲はよく憶えている。
この時期の私が音楽にもありったけの情熱の全てを投げ出して、身が焦がれる思いをしながら悪戦苦闘していた記憶がメロディの彼方から甦り、普段は開かれる事のない秘密のゾーンにエスケイプ、私の中で流れている時間を止めた。
BIGYUKIはGlasperよりも年齢は下だと思うがおそらく時を同じくしてNYでの活動を始めた同士なのだろうか。彼も私のようにニューヨーク・シティの街の何処かでこの曲を聴いていたのかも知れないと想像すると、懐かしい友に会えた時のようなノスタルジックな感情が呼び覚まされる。

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