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少年隊を作り上げた作家達PartⅡ (仮タイトル)松下誠編

『少年隊 35th Anniversary BEST』通常盤

少年隊のベストアルバム通常盤をもう聴かれましたでしょうか?
もちろん筆者はヘビロテで聴いています。
やはり全シングル曲は何度聴いても飽きないのですが、
【Disc 3】がなかなか良くて内容が濃い!
少年隊の初期の頃の声が初々しくて可愛いのは勿論なのですが
初期の楽曲もやっぱりカッコイイのですよね。
シングルのB面に収められていたカップリング曲が主に収録されていますね。
今回初CD化された曲が4曲あって、これらはデビュー前の少年隊の楽曲になります。
その中の1曲、チョコレートのCMソングである「感じだね......デラ」という曲が
なかなか渋い曲だな〜って思って注目してみました。

作詞者は小林和子氏で、田原俊彦の「哀愁でいと」の日本語詞を書かれた方でもあります。作曲者は松下誠氏。
イントロと♪Honey〜のパートのハモリがカッコよくて痺れちゃうので、
何度も何度もそこだけ聴いてしまいました(笑)ベースラインもいい。
CMソングにしては渋くないですか?
作曲者の松下誠氏を調べてみると納得です。
松下氏は1977年に(発売は80年)山根麻衣のファーストアルバム「TASOGARE」をサウンドプロデュース&アレンジしていてこれがまた渋いアルバムなんですよ。

こちらが松下氏の初プロデュース作品でもあります。

余談ですが筆者はやはりこの時代の女性ミュージシャンが大好きで、私に歌を教えてくれたフュージョン系の歌手が山根麻衣の話をしていて、自分は生まれる時代を間違えたと子供の頃からよく思っていました。
八神純子、桑名晴子、金子マリ、ラジ、大上留利子、谷山浩子、門あさみ、香坂みゆき、高田みづえ等も聴いていましたし吉田美奈子の大ファンでもありますが、少年隊と同じくらいの年代に生まれたかったと今でも思います。

話を戻しますが松下誠氏のご経歴を見てみると、ジャニーズのアーティストを含め数多くのミュージシャンをサポートされています。

甲斐よしひろ、柳ジョージ、鈴木康弘、財津和夫、Zoo、Bread & Butter、Show-ya、岡村孝子、今井優子、今井美樹、谷村有美、来生たかお、利根麻理子、安部恭弘、林田健司、八神純子、Cindy、当山ひとみ、大橋純子、Raji、杉山清貴、井上陽水、松田聖子、高橋真梨子、イルカ、さだまさし、因幡幌、加川良、山口百恵、野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ、ピンクレディー、岩崎宏美、中村雅俊、真梨邑ケイ、、、、他多数。
つまりは日本を代表するスタジオミュージシャン/プロデューサーという事ですね。

バイオグラフィーによれば、ソロ作品3枚リリース後、「AB'S」「PARADIGM SHIFT」「WATER COLOR」「FUTURE DAYS」「濃縮ウラン」「SYSTEM Ⅲ」「Breath By Breath」などのバンド活動や海外アーティストのレコーディング作品もあります。

松下氏のソロ作品について、インタビューで述べられていた言葉がまた濃い内容で凄く面白いので、ご興味のある方は是非読んでみて下さい。

今回の『少年隊 35th Anniversary BEST』受注生産限定盤に収録されている曲では「1998〜星の彼方へ〜」(作曲)「グッバイ・カウント・ダウン」(編曲)「ロングタイム・ロマンス」(編曲)なども松下誠さんの作品です。

昔のアルバム「TIME 19」をお持ちの方は是非そちらで聴いてみてください。

どんな作曲者なのかを知ると、また違った視点で作品を楽しむことが出来るかもしれません。



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