20歳にしてバーをはしご
今回は、
という、お話しです。
またある時から私は、バーのほかに、カフェバーにもはしごをするようになっていた。
「昼も働き、夜も働き、その後バーをはしごし、また朝から出勤する」
そんな、今の体だったら到底できないことをしていたわけだが、当時はその生活が楽しく、そうしている自分が好きで、満足していたのだ。
はしごをしていたカフェバーのオーナーも私より15歳ほど離れていたが、どちらというとカフェバーのオーナーの方が物静かで、
「なにかを積極的に話してくる」
というより、
「ワインを飲みながら話す、私の話をただ頷きながら、聞いているだけ」
という感じの人だった。
深夜、ざわめきもないその
「しっぽりとした空間で飲む」
ということも、その当時の私には必要なことだったのだ。
最初はお酒の話をしたり、このカフェバーをオープンした経緯など、たわいもない話をしていたのだが、数回通ったある夜、
「オーストラリアに行こうと思ってるんだけど、決断がしきれなくて」
という話をした。
彼に話した理由は、15歳年上だし、なんらかためになる言葉が返ってくるかもしれないと思ったから。
そんなに大きな期待を持って、言った言葉ではなかったのだが、思いがけない言葉が返ってきた。
長くなるので、一旦区切ります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ꕤ
次回もよろしくお願いします(ᴗˬᴗ)⁾⁾ꕤ.゚
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