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北海道新幹線は、函館市を通らない

ご覧いただきまして、ありがとうございます!
タイトルの詳細は、解答・解説の部分にて記載しています。

「勝手に鉄道検定」は、下記のような鉄道利用に関する不安を解消するために始めた企画です。

「どの路線がどこに行くか分からない」
「この名所はどの駅で降りれば近いのか分からない」
「目的の駅を通過する列車に乗ってしまった」

鉄道に自信がある方には「知識の整理」として、鉄道に自信がない方には「安心して鉄道を利用するためのサプリ」として役立てば本望です。
「勝手に鉄道検定」の過去問題の一覧は、こちらをご覧ください。

勝手に鉄道検定:アーカイブ(一覧)

以下の部分から、「概要」「出題」「解答・解説」となります。
初めての方は概要から、以前から「勝手に鉄道検定」をご覧いただいている方は出題から、前回の記事から遷移してきた方は解答・解説からご覧になることをおススメします。


勝手に鉄道検定「概要」

勝手に鉄道検定は、冒頭でお伝えしたような鉄道利用に関する不安をクイズの形で解消していくことを目指した企画です。
1日1問、鉄道利用に関する不安を解消するのに役立つ問題鉄道や旅行などに関して興味が湧くような問題の作成を心がけています。

自分の周りにも、鉄道利用に関する不安を覚える方はいらっしゃいます。
もちろん、無理強いをするつもりはないですが、そのような方が1日1つでも知識を増やすことで鉄道利用に関する不安が少なくなれば幸いです。

感覚のズレなどから、あまり有用でないと感じる問題もあると思います。
そのような問題を少しでも減らせるように、問題のクオリティ向上更なる知識の拡充に日々努めていきます。

勝手に鉄道検定の記事は、出題&前問の解答・解説が基本的な構成です。
この記事では、

・問122の出題
・問121の解答・解説

を行います。
「勝手に鉄道検定」の動機について、より詳細に知りたい方はこちらの記事もご覧ください。


問122の「出題」

【問122】新函館北斗駅~函館駅間で運行される「はこだてライナー」は、全席指定制である。〇か×か?

問80までは鉄道にまつわる「今日は何の日?」に即して問題を作成していましたが、実験的にスタイルを変更して10問ごとにテーマを決めます。
問121~問130のテーマは、「JR北海道」です。
北海道の観光に役立ちそうな情報を問題にしていきます。

新函館北斗駅~函館駅間では、「はこだてライナー」が運行されます。
新幹線の利用者が函館駅へアクセスするのに便利な列車です。
果たして、指定席券は必要なのでしょうか?

明日10/20(火)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel

この問題の解答・解説は、こちらの記事をご覧ください。


問121の「解答・解説」

正解は、「4. 函館駅」です。


北海道新幹線は、函館駅を経由しません。
以下、詳しく説明します。

◆この内容を知るメリット

北海道新幹線で函館に行ける」といったイメージを持っている方も多いと思います。
北海道新幹線は、2020年10月時点では新青森駅新函館北斗駅を結びます。

新函館北斗駅は通りますが、函館駅は通りません。
それでは、函館駅にはどのようにアクセスをするのでしょうか?

それでは、解説に移ります。

◆問題文に即した解説

問121は、北海道新幹線の停車駅を問う問題でした。
ここで、問題文をもう一度確認します。

【問121】2020年10月時点で開業している北海道新幹線の駅として、間違っているものはどれか?

1. 新青森駅
2. 奥津軽いまべつ駅
3. 木古内駅
4. 函館駅

選択肢を順に見ていきます。


◇新青森駅

新青森駅は、東北新幹線と北海道新幹線の境界となる駅です。
地形の問題などから、青森駅は通らずに新青森駅を通る形になります。

新青森駅から青森駅までは、奥羽本線の列車で1駅です。
また、この区間は指定券を持たずに特急や快速に乗れる特例があります。

新青森駅から青森駅の区間では、特急つがる快速リゾートしらかみが運行されます。
本来ならば特急券や指定席券が必要になりますが、新青森駅青森駅間のみの利用ならば乗車券のみでご利用いただけます。
新青森駅以遠の駅までご利用の場合は、全区間の特急券または指定券が必要です。

◇奥津軽いまべつ駅

奥津軽いまべつ駅は、北海道新幹線の駅です。
北海道新幹線の駅ではありますが、所在地は青森県です。

奥津軽いまべつ駅に併設される形で、JR津軽線の津軽二股駅があります。
青函トンネルの出入口が見られる「青函トンネル入口広場」へは、津軽線の津軽浜名駅が便利です。

津軽浜名駅をご利用の方は、津軽二股駅から三厩(みんまや)方面の列車をご利用ください。

◇木古内駅

木古内(きこない)駅は、北海道新幹線の駅です。
私鉄の道南いさりび鉄道も通ります。

道南いさりび鉄道の茂辺地(もへじ)駅付近には、北斗星広場があります。
北斗星広場では、かつては寝台特急北斗星として活躍した客車が保存されています。

北斗星広場へお越しの際は、木古内駅で道南いさりび鉄道にお乗り換えください。

◇函館駅

函館駅は、JR函館本線の駅です。
北海道新幹線は函館駅を通りません

北海道新幹線と函館本線は、新函館北斗駅で接続をします。
新函館北斗駅から函館駅までは、はこだてライナーが便利です。
はこだてライナー以外にも、普通列車特急北斗がご利用いただけます。

はこだてライナーに関しては、明日の記事でも言及します。


ちなみに、北海道新幹線は函館駅どころか函館市を通りません。

緑色で描画されている線が北海道新幹線ですが、函館市を通っていないことが分かります。

新函館北斗駅の名は、函館の近くではあるが所在地は北斗市であることから名付けられています。
新函館駅にしようとしたところ、北斗市にあるのに北斗の名が入らないのはおかしいじゃないかというやり取りがあったとか無かったとか聞きます。

ちなみに、北海道新幹線ができる前から新函館北斗駅がある位置には違う名の駅が営業をしていました
興味がある方は、是非とも新函館北斗駅の昔の名前を調べてみてください。
最後に、函館があるのは渡島(おしま)半島といいます。

◆最後に

北海道新幹線は函館市を通らないことを説明しました。
東北新幹線沿線から函館駅にアクセスする際は、新函館北斗駅からはこだてライナーをご利用ください。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします!

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