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勝手に鉄道検定:156問目

ご覧いただきまして、ありがとうございます!
この記事は、下記の構成となっています。

・問156の「出題」
問156 : 「フルーティアふくしま」が停車しない駅

・問155の「解答・解説」
問155 : 「SLばんえつ物語」の運行区間

問156の「解答・解説」は、明日更新される記事をご覧ください。
「勝手に鉄道検定」の問題一覧は、こちらの記事にまとめています。

勝手に鉄道検定:アーカイブ(一覧)

「勝手に鉄道検定」の動機については、こちらの記事をご覧ください。


問156の「出題」

【問156】車内でスイーツなどが楽しめる「フルーティアふくしま」が停車する駅として、間違っているものはどれか?

1. いわき駅
2. 郡山駅
3. 会津若松駅
4. 仙台駅

問151~問160のテーマは、のってたのしい列車です。
JR東日本圏内で運行されている特色のある列車を問題にしていきます。

明日11/23(月)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel


問155の「解答・解説」

正解は、「2. 新津駅」です。


SLばんえつ物語は、新津(にいつ)駅会津若松駅を結びます。
新津駅には、SLばんえつ物語が走る磐越西線の他にも信越本線羽越本線が通ります。

スタイルの良さから貴婦人とも呼ばれるC57蒸気機関車に牽引され、懐かしの雰囲気が漂う客車が美しい景観の磐越西線を走り抜けます。
磐越西線には「森と水とロマンの鉄道」という愛称も付けられています。
その名の通り、川の景色や森の中を走り抜ける様子が素晴らしいです。

SLばんえつ物語の客車(普通車)は、2,3,5,6号車です。
1号車はオコジョルーム、4号車はフリースペース、7号車はグリーン車客車です。
これだけオコジョが登場するのは、会津若松駅付近にある飯盛山オコジョの生息地として有名だからです。

飯盛山から遠く離れた新津駅でも、SLばんえつ物語繋がりでオコジョが鎮座していました。
新潟駅周辺を走るE129系電車は、その黄色とピンクの色から一部の方たちに「ハムチーズ」と呼ばれています。
この日は、SLばんえつ物語の乗務員さんたちも「ハムチーズ」に乗って新潟駅へと向かっていました。


ところで、どうしてSLばんえつ物語は新潟駅まで行かないのでしょうか?
答えは「新潟駅が高架化したから」です。

かつてはSLばんえつ物語も新潟駅まで行っていました。
しかし、高架化工事により新潟駅ホームは地上から高架になり、SLでの牽引では登るのが困難な勾配ができてしまいました。
よって、SLばんえつ物語は新津駅発着となりました。

新津はあまり聞き慣れない地名かもしれませんが、この地には総合車両製作所(J-TREC)新津事業所があります。
これを聞いてもピンと来ないかもですが、下記の写真をご覧ください。

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画像引用元 : JR東日本E233系電車 - Wikipedia

これは、首都圏でよく見かけるE233系電車です。
これらの車両は、J-TREC新津事業所で作られることが多いです。
みなさんが普段乗っている電車は、新津生まれかもしれませんね。


ダミーの選択肢だった新潟駅燕三条駅長岡駅は全て上越新幹線の停車駅です。
上越新幹線から新津駅へとアクセスする方法ですが、新潟駅から信越本線に乗車することをおススメします。
長岡駅から特急しらゆきをご利用になるのも良いかもしれません。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします!

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