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空の玄関口のお隣、南千歳駅

こさいん（@cosine_travel）

ご覧いただきまして、ありがとうございます！
タイトルの詳細は、解答・解説の部分にて記載しています。

「勝手に鉄道検定」は、下記のような鉄道利用に関する不安を解消するために始めた企画です。

「どの路線がどこに行くか分からない」
「この名所はどの駅で降りれば近いのか分からない」
「目的の駅を通過する列車に乗ってしまった」

鉄道に自信がある方には「知識の整理」として、鉄道に自信がない方には「安心して鉄道を利用するためのサプリ」として役立てば本望です。
「勝手に鉄道検定」の過去問題の一覧は、こちらをご覧ください。

勝手に鉄道検定：アーカイブ（一覧）

以下の部分から、「概要」「出題」「解答・解説」となります。
初めての方は概要から、以前から「勝手に鉄道検定」をご覧いただいている方は出題から、前回の記事から遷移してきた方は解答・解説からご覧になることをおススメします。


勝手に鉄道検定「概要」

勝手に鉄道検定は、冒頭でお伝えしたような鉄道利用に関する不安をクイズの形で解消していくことを目指した企画です。
1日1問、鉄道利用に関する不安を解消するのに役立つ問題、鉄道や旅行などに関して興味が湧くような問題の作成を心がけています。

自分の周りにも、鉄道利用に関する不安を覚える方はいらっしゃいます。
もちろん、無理強いをするつもりはないですが、そのような方が1日1つでも知識を増やすことで鉄道利用に関する不安が少なくなれば幸いです。

感覚のズレなどから、あまり有用でないと感じる問題もあると思います。
そのような問題を少しでも減らせるように、問題のクオリティ向上や更なる知識の拡充に日々努めていきます。

勝手に鉄道検定の記事は、出題＆前問の解答・解説が基本的な構成です。
この記事では、

・問125の出題
・問124の解答・解説

を行います。
「勝手に鉄道検定」の動機について、より詳細に知りたい方はこちらの記事もご覧ください。


問125の「出題」

【問125】かつてJR北海道の夕張駅は実在したが、現在は廃止となっている。〇か×か？

問80までは鉄道にまつわる「今日は何の日？」に即して問題を作成していましたが、実験的にスタイルを変更して10問ごとにテーマを決めます。
問121～問130のテーマは、「JR北海道」です。
北海道の観光に役立ちそうな情報を問題にしていきます。

北海道には夕張や知床、オンネトーなど有名な場所が沢山あります。
それらの地域へは鉄道でのアクセスができるのでしょうか？
今回は、夕張に鉄道が通っているか通っていないかを問う問題です。

明日10/23（金）の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel

この問題の解答・解説は、こちらの記事をご覧ください。


問124の「解答・解説」

正解は、「2. 南千歳駅」です。


新千歳空港駅から函館や釧路方面へは、南千歳駅でお乗り換えください。
以下、詳しく説明します。

◆この内容を知るメリット

新千歳空港は、北海道の空の玄関口です。
北海道を目指して各地から新千歳空港に集まる方も多いと思います。

新千歳空港から鉄道で各地にアクセスするにはどうしたら良いでしょうか？
札幌には乗り換えなしで行けるのでしょうか？
乗り換えが必要ならば、どの駅で乗り換えるべきなんでしょうか？

これらの疑問を解消していきます。
それでは、解説に移ります。

◆問題文に即した解説

問124は、新千歳空港駅から函館方面に向かう場合の特急北斗に乗車する駅を問う問題でした。
ここで、問題文をもう一度確認します。

【問124】新千歳空港駅から函館駅まで最短で移動するとき、特急北斗に乗車する駅として正しいものはどれか？

1. 新千歳空港駅
2. 南千歳駅
3. 沼ノ端駅
4. 札幌駅

新千歳空港駅ならば乗り換えなし、それ以外は乗り換えが必要ということになります。
答えは「2. 南千歳駅」なので、新千歳空港駅から函館駅方面へは乗り換えが必要になります。

特急北斗以外の説明も含め、それぞれの選択肢について見ていきます。


◇新千歳空港駅

北海道の空の玄関口です。
この駅には、特急列車が停車しません。

このように書くと不便そうに思えますが、ご安心ください。
新千歳空港駅には快速エアポートが発着します。

快速エアポートは新千歳空港駅を出ますと、南千歳駅、札幌駅などを経由し小樽駅まで向かいます。
一部の列車は、札幌駅止まりとなります。
新千歳空港駅から札幌駅までは、快速エアポートで乗り換えなしです。

ただ、快速と聞くと指定席は無いイメージが強いかと思います。
荷物が多く、指定席を取りたい方もいらっしゃるはずです。

そんな場合には、uシートをご利用ください。
快速エアポートの4号車は指定席車両のuシートです。
530円の追加料金を払うだけで、確実に座席を確保できます。

また、快速エアポートの一部は特別快速となります。
札幌方面は夜に2本、新千歳空港方面は朝に2本運行されています。
停車駅は札幌、新札幌、南千歳、新千歳空港と特急並みの少なさです。

新千歳空港駅から北海道の各地へ向かうには、まず快速エアポートをご利用ください！

◇南千歳駅

新千歳空港駅の隣にあるのが、南千歳駅です。
この駅には多くの特急列車が行き交います。

問題文にも登場した特急北斗をはじめ、下記の特急が運行されます。

苫小牧・室蘭・函館方面
　北斗
　すずらん

トマム・帯広・釧路方面
　おおぞら
　とかち

なお、小樽や稚内、網走などへお越しの方は札幌を経由することをおススメします。
新千歳空港駅から札幌方面をご利用の方は、南千歳駅で特急へと乗り換える必要は無く快速エアポートをそのままご利用になると便利です。


◇沼ノ端駅

沼ノ端（ぬまのはた）駅は、南千歳駅と苫小牧駅の間の区間にある駅です。
特急北斗は停車しません。

ただ、普通列車しか停車しない訳ではなく特急すずらんが停車します。
特急すずらんは、特急北斗よりも停車駅が多いタイプの特急列車です。

札幌駅～東室蘭駅の間には特急北斗と特急すずらんが走ります。
特急北斗は函館方面まで結ぶ長距離な特急なので、停車駅も少ないです。
一方、特急すずらんは室蘭方面まで結ぶ比較的短距離な列車となっており、特急北斗の相補的な位置づけになっています。

新千歳空港駅から室蘭方面を目指す際も、特急すずらんへは沼ノ端駅でなく南千歳駅でお乗り換えになると便利です。
沼ノ端駅に停車するのは、旅行客よりも地元民のための意味合いが強いかもしれません。

◇札幌駅

北海道が誇る大都市、札幌市の中心となる駅です。
札幌駅から稚内や網走方面へは、下記の特急が運行されます。

旭川方面
　ライラック
　カムイ

旭川・名寄・稚内方面
　宗谷
　サロベツ（旭川駅乗り換え）

旭川・上川・北見・網走方面
　オホーツク
　大雪（旭川駅乗り換え）

新千歳空港駅から上記の地域へお越しの方は、快速エアポートを札幌駅までご利用になり札幌駅で各方面の特急にお乗り換えください。

札幌駅から出発する特急宗谷や特急オホーツクは本数が少ないです。
しかし、本数が多い旭川行の特急ライラックや特急カムイを旭川駅まで利用して旭川駅始発の特急サロベツや特急大雪をご利用になると便利です。
サロベツや大雪も本数が多いと言えませんが、宗谷やオホーツクにこだわるよりも旅行の幅が広がります。

また、旭川駅にてライラック・カムイとサロベツ・大雪を相互に乗り換える場合は2つの特急に乗りますが1つの特急として扱われます。
北海道フリーパスでは指定席を6回まで使えますが、旭川駅乗り換えで特急を2つ利用した場合でも消費回数は1回で済みます。
稚内や網走方面へお越しの方は、旭川駅乗り換えもご検討ください。

◆最後に

新千歳空港駅から北海道各地へのアクセスについて説明しました。
また、南千歳駅や札幌駅から利用できる特急列車についても説明しました。
函館・帯広・釧路方面へは南千歳駅で、旭川・稚内・網走方面へは札幌駅で快速エアポートから乗り換えると便利です。

今回は鉄道旅の場合でご説明しましたが、鉄道にこだわらないようでしたら高速バスなども利用して北海道の旅をお楽しみください！


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました！
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします！

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