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コードの種類(その2)
今回はマイナー系のコードについて書きたいと思います。
メジャー系のコードは前回の投稿をご覧ください。
マイナー系のコード
![](https://assets.st-note.com/img/1659502163818-MZ1YKqZz4F.png?width=1200)
上図の5種類が主なマイナー系のコードになります。
だいたいダイアトニックコードのときに見たことがあるので、わかりやすいと思います。
Cm
マイナーコードはルート(1度)と3度の関係が短3度の関係です。
Cm7
マイナー7はマイナーコードに7度の音を足したコードになります。
Cm7♭5
マイナー7フラット5はマイナー7の5度の音がフラット5(減5度)になったものです。
Cdim、Cdim7
ディミニッシュといいます。意味は「減らす」ということです。
dimはメジャーコードから、dim7はセブンコードからそれぞれルート以外の音を半音下げたときのコードになります。
ルートから上の音が減3度の距離になり、更に上の音との距離も減3度です。
dim7は4つ目の音も3つ目の音との距離が減3度になり、バランスの良いコードだといえます。
dim:ルート→減3度→減3度
dim7:ルート→減3度→減3度→減3度
こんな感じです。
半音落とす前の音がメジャーなので、メジャー系のコードにしようか迷いましたが、構成音がマイナースケールなのと、扱いもマイナーコードとして扱うケースが多いので、マイナー系と位置づけました。
ちょっとした疑問
セブンコードがdim7を入れて5種類あります。
C△7、C7、Cm7、Cm7♭5、dim7
dim7は特殊なので、ちょっと横に置いておいて、C△7、C7、Cm7、Cm7♭5以外にいくつかありそうで無いコードがあります。
例えば、
ド、ミ♭、ソ、シ
ルート→短3度→完全5度→7度
Cm7の7度が違うコードですね。なんとなくありそうなのですが、実は理論上はありえないコードと気づきます。
ポイントは2音目と4音目ですが、2音目に短3度となっている段階で、ダイアトニックコード的にはマイナースケールのダイアトニックコードになります。そうなると7度の音は短7度となるためです。
ちゃんと距離関係を書くと以下の用になります。(たぶん)
ルート→短3度→完全5度→増7度
こんなコードあるのだろうか?
同じようなことが5度の距離を変更することで言えますが、ダイアトニックコードの理論上はありえない距離関係ができるため、コードとしては存在しないのだと思います。
ルート→長3度→減5度→7度
なんて、ありえないですよね。C△7♭5かな・・・。あるのか?
今回は以上になります。
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