見出し画像

有機肥料(Organic fertilizer)

油粕や魚粉、鶏糞など、植物性または動物性の有機物(炭酸そのものを除く炭素を含む化合物)を原料にした肥料。主に土への栄養補充と土壌改良を目的に使用される。

農作物は、土から根を通じて窒素やリン酸、カリウムなどの無機養分を吸収して育つが、土の中の養分には限りがあるため、放っておくと養分がなくなってしまうため、肥料を使って土に養分を補う。

有機肥料は、土の中の微生物の働きで分解されることで、植物が吸収できる養分に変わるため、一般に即効性はないが、効果は長く続く。また、土の中の微生物の餌になることから、微生物の種類が増えて農作物が育ちやすい土になることが期待される。
さらに微生物で分解されなかった有機物の一部は土に残り、団粒形成の促進に寄与する結果、土の物理性(通気性や保水性など)が高まるとされる。

(対比→化学肥料)

いいなと思ったら応援しよう!

北林 功(Isao Kitabayashi)
よろしければサポートお願いします。日本各地のリサーチ、世界への発信活動に活用して参ります。