【西陣織帯地製造】 桝屋高尾 ねん金糸の魅力
「ねん金糸(ねんきんし)」という糸があるのをご存知でしょうか。美しく煌めく糸を使った織物が最大の特徴です。桝屋高尾がこの「ねん金糸」と出会ったのは、1977年、3代目当主の時。名古屋にある、徳川美術館からコレクションにあった、ねん金袱紗(ふくさ)を復元して欲しいと依頼されたことがきっかけでした。
復元依頼を受けて、早速生地をルーペでのぞき、経糸(たていと)と横糸に、どのような糸が使われているのかを調べてみたのですが、横糸に入っていたのは、これまで見たこともない変わった金糸。