野伏
ダンジョンズ&ドラゴンズ5版のキャラクタークラスのひとつ
レンジャーの類型の話。
ビーストマスターってあるんですが、まあ
ビジュアルイメージはとってもいいんだけど
戦闘をシミュレーションゲーム対戦ボードゲームで見ちゃう人には
ちょっと不遇にみえてしまうクラス。
というの現を状で見聞きしたりするんですが、
名前のごとく「獣の相棒」がいるだけで幸せ、とプレイヤーが思っても、
回りの他のキャラクターの強さや成長、パーティで考えると、
ちょっと遊びにくいな、と考えちゃう。
そんな事がなくできるにはどうすれば、って思って、
勝手に妄想膨らませた即興のハウスデータ。
まず、現状。
レベル3で相棒の野獣を獲得。
制限は
・種類が野獣であるクリーチャーである事。
・脅威度1/4以下である事。
・サイズが中型以下である事。
以上の3つ。
通常のモンスターデータとの違いとしての特徴は、
AC、攻撃ロール、ダメージロール、セーヴ、技能に
キャラクターが持つ「習熟ボーナス」を加算。
最大ヒットポイントが、その野獣の値内での最大値か、レンジャーレベルの4倍の高い方になる。
相棒、だけあってイニシアはキャラクターと同じ値で行動。
移動はキャラクターの号令でアクション未使用で可能だが、攻撃や早足、離脱、回避、援護はアクションでの命令が必要。
リアクションは、プレイヤーの裁定で可能。
戦闘以外では、連れていると旅路が隠密状態で通常速度で移動可能になる。
野獣との関係としての成長は
LV07:高度訓練
相棒が攻撃を行わないターンは、
ボーナス・アクションで相棒に早足、離脱、回避、援護の命令が可能。
Lv11:野獣の怒り
攻撃命令アクションで2回攻撃が可能。
相棒が複数回攻撃のアクションをすでに有しているなら
複数回攻撃アクション可能。
Lv15:呪文共有
自身を範囲とする呪文発動時、相棒が30フィート以内にいるのなら
相棒も対象に含むことが可能。
以上の3つ。
では成長が妥当かどうか、と考えると
元々のデータを弄るのは、やはり感心しない行為だと自分は考えるので
付け加える形で何が嬉しいのか、何が喜ばしいのか、何が不足気味なのか、
ここに焦点を当てて考えたい。
同時にこれは、負担が増えるべきではない、という点にも注意が必要。
とりわけ、プレイヤー以外の部分、ダンジョンマスターの負担も増えてはならない、という点も忘れてはならない。
とする。
となれば相棒が増えるのは除外される。
複数化が除外となると、やはり相棒の能力値、強さの成長が望ましいと思える。
キャラクターの成長、およびLV7での成長以外で盛り込まれている内容より、基本的な部分での修正も考察が必要だが、一番の問題点は「キャラクターのアクション」を使用して「相棒のアクション」を行う点。
相棒のアクションに魅力が乏しいと、当然アクションはキャラクターの行動を行い、相棒のアクションはしない状態で、相棒は移動のみになる。
LV7で攻撃以外のアクションで本来キャラクターがアクションでしか行えなかった行動をボーナス・アクションで行えるようになるが、相棒自身の自衛兼そこのマスにいる、という意味を有している状態での回避、早足での追加移動、離脱により安全撤退移動、援護によるサポートの4つなので、攻撃が可能になるわけではない。
攻撃が自分のアクションを使用せずに行えることは、どんなにレベルが上がってもない。
基本ルールとして相棒の攻撃をボーナス・アクションで行える変更をしない限り、相棒の攻撃をする魅力度は極端に低い上に汎用性も向上しない。
となれば、攻撃自体の魅力を上げるか、相棒の技能などの能力値を向上させる成長を盛り込むのが常道かと思われる。
また、幾ら攻撃能力が上がっても発揮できる機会もなく倒される、という繰り返しも辛い。
よって、下記のような追加はどうだろうか?
単純に述べると、
相棒の脅威度が上がることで、
キャラクターのレベルアップ2レベル毎に、交互にダメージと能力値修正値が上がっていく。
というもの。
以下詳細
LV3:脅威度1/4以下でサイズが中型以下の野獣を相棒にできる。
(元データ)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
LV3:脅威度1/8以下でサイズが小型以下の野獣を相棒にできる。
(このレベル帯は弱体化変更)
LV5:脅威度1/4以下でサイズが小型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
・成長
ヒットダイスと最大hpが脅威度が1段階上がる度に
最大hpとヒットダイスが1d増加。
(注意:最大hpが 1d4-1(1) ならば 2d4-2(3) となる。
ヒットダイス 1d4-1 x1 ならば、1d4-1 x2 となる。)
LV7:脅威度1/2以下でサイズが小型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
相棒のサイズを制限以下で1段階巨大化させた野獣に変更可能。
攻撃ダメージダイス+1個。
LV9:脅威度1以下でサイズが中型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
能力値修正が全て1点上昇する。
これに伴い、結果的に攻撃ロールと技能値も1点上昇する。
LV11:脅威度2以下でサイズが中型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
相棒のサイズを制限以下で1段階巨大化させた野獣に変更可能。
攻撃ダメージダイス+1個。
LV13:脅威度3以下でサイズが中型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
能力値修正が全て1点上昇する。
これに伴い、結果的に攻撃ロールと技能値も1点上昇する。
LV15:脅威度4以下でサイズが大型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
相棒のサイズを制限以下で1段階巨大化させた野獣に変更可能。
攻撃ダメージダイス+1個。
LV17:脅威度5以下でサイズが大型以下の野獣を相棒にできる。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
能力値修正が全て1点上昇する。
これに伴い、結果的に攻撃ロールと技能値も1点上昇する。
LV20:脅威度6以下の野獣を相棒にできる(サイズ制限なし)。
相棒の変更をするか、既存の相棒を「成長」を選択する事。
攻撃ダメージダイス+1個。
能力値修正が全て1点上昇する。
これに伴い、結果的に攻撃ロールと技能値も1点上昇する。
以上
単純に述べると、
初めのLV3だけ変更したが、
これは相棒の脅威度が上がっていくことからの調整で、
2レベル毎に交互にダメージと能力値修正値が上がっていく点も
ドルイドの土地の円環などへの配慮や、DMへの対応しやすさを考慮してみたつもり。
生存率や「相棒」という位置づけから他の野獣との差別化を考え、
ヒットポイントも上がり過ぎない程度だが確かに成長を感じる上昇を
と考えた値、で設定してみた。
即興で考えてはみたが、ハウスデータとして参考になる方が一人でもいれば幸い、みたいな
チラシの裏な話でした。
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