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ファンデルヴァーの失われた鉱山  PCの活躍を伝える試み  前 夜

DM中の「ファンデルヴァーの失われた鉱山」
プレイキャラ達の活躍を少しでも伝えられればいいな、と思い
セッションの流れを投稿してみる試み。

初回はキャラ紹介

過分にシナリオのネタバレを含みます。
ご了解の方のみ閲覧して下さい。



はじめに

 “レルム”では騎士たちがデルザウンのドワーフの諸王の霊廟に挑み、栄光と富を求めている。
盗賊たちはネヴァー・ウィンターやバルダース・ゲートのような繁華街の暗い路地裏をうろついている。
神々に使える聖職者たちは、メイスと呪文を用いてこの地を脅かす恐るべき力に立つ向かっている。
魔術師たちは、墜落したネザリル帝国の遺跡を略奪し、日輪の光すら暗くする暗黒の秘密を探っている。
ドラゴンや巨人族、デーモンや想像もつかないほど忌まわしき者どもが、ダンジョン、洞窟、廃墟と化した都市、そしてこの世界の広大な様々な場所に巣くい、うろついている。
 この危険極まりない世界で、この冒険物語は進行する。


プレイヤー・キャラクター 紹介
(サンプルキャラクター改変のプレロールドキャラクター。
 並びは、冒頭におけるメインストーリーへの関連度、関心度が高い順となっています)


ヴ ェ イ ト (属性:中立にして善)

  言う冗談が荒っぽい、マウンテン・ドワーフのバーバリアン(バトルレイジャー)。
“血塗られた斧”傭兵団に籍を置く、身を捨てて他者を守るためにこそ力を振るう鬼軍曹。
過去の戦いにおいて蛮勇により多くの命を犠牲にしたことがあり、
その失態を秘し隠しておくためなら何でもしようとするほど戦の記憶に悩まされている。
そして、いまだに蛮行の幻影を振り払うことができないでいる。
 グンドレン、タルデン、ヌンドロのロックシーカー三兄弟はヴェイトの友人であり従妹であり、そして大切な仲間だ。

「 ハ ン ド ア ウ ト 」
 古い知人でもあるファンダリンの町長が、街道で悪さを働くオークどもを蹴散らしてくれる、勇気と力を備えた人物を探していると耳にした。
オークどもは、トライボア街道を通る旅人をたびたび襲っては略奪を繰り返しているという。
連中の悪事を終わらせてやるのは、意味のある目的だろう。
何より、ファンダリンの交易所のエルマー・バーセンには、昔、鎧を用立ててもらった貸しとして、借金が残っている。
早めに返すに越したことはない。


ウ ル リ ッ ヒ ・ ア ル マ ド リ エ ル (属性:混沌にして善)

 学識を示すため、長く難しい言葉を使う、ハイ・エルフのウィザード(オグマ神の侍祭にして占術の学派)。
知識を尊び、力も成長も知識を通じて得られると考えているが、寺院で長いこと暮らしてきており、外の世界の人々とやって行くのには慣れていない。
また、私が携えるこの書物は、私のこれまでの生涯の業績を記録したものであり、どんな宝物庫にしまっていても、充分という事はないと思っており、彼の研究に新たな発見を付け加えることになる歴史上の秘密があるならば、それを解明するのに手段は選ばない節がある。

「 ハ ン ド ア ウ ト 」
 君は最近、トランスの最中、神は幻視を通じて新たな使命を授かった。
太古の遺跡に、ゴブリンの一部族が“ギザ牙の城”という呼び名を付けて巣くっている。
そこにはかつて、オグマ神に捧げられた祠があったが、彼らはその祠を穢してしまった。
今や、その祭壇は邪悪なるゴブリンの神マルグビィエトが祀られ、オグマ神を貶める許されざるものとなっているのだ。
この使命を全う出来たあかつきには、オグマ神は、さらに重要な使命を君へと用意してくれることだろう。
当面の所、幻視で得た天啓としては、ファンダリンに住まう尼僧シスター・ガラエルが幸運の女神タイモーラの使いとして助けになってくれるはずだ。


ム サ シ (属性:真なる中立)

 計画を立てて何かした事はないが、臨機応変に事をやってのけるのには自信がある、ヒューマンのローグ(スワッシュバックラー)。
人々を尊び、理想ではなく友に忠実である。それ以外の他人など、地獄のスティクス河に送られようが知った事ではないが、彼に何かさせようと云うなら、「お前になんかできっこない」というのが最善の策だ。
 かつて、世話になったファンダリンの農場主、ケリン・オールダーリーフに、自分が後ろ暗いやり方で稼いだ金を密かに渡していたが、ケリンには、自分がレッドブランドの一員として過去にやってきた事を、決して知られるわけにはいかないと思っている。

「 ハ ン ド ア ウ ト 」
 ならず者の集まり、レッドブランド(赤印組)の誰かが君を危うく殺そうとした。
それがいったい誰なのか、もちろん君は知りたい。
そして仕返しをしてやりたい。
“誰か”はもちろん、罠に嵌めた“ガラス杖”と奴になびいたレッドブランド全員だ。
 そして遂に、君は復讐の足掛かりを得た。
ハリア・ソーントンという名の何者かもまた、レッドブランドを追い出したがっているというのだ。
彼女はファンダリンに住んでいる。
これはつまり、君はまだ君の事を殺したがっているレッドブランドの前に顔を晒さなければならないという事だ。


ア リ ス ・ グ レ イ ウ ッ ド (属性:中立にして善)

 一度決心したことは何があっても曲げず、自分を賢く見せるために難しい言葉を使う、ヒューマンのファイター(長弓の民衆英雄)。
(アリスのみ、弓と細剣の民衆英雄プレロールドからPLによるデータ改変キャラ)
誠実で、彼女が本当の自分と違う何者かであるような振りをするのは良くないことだと考えている。
運命を信じるあまり、自分の考えの足りなさに気付かず、失敗の可能性を考えない傾向があり、いつの日にか再び、今は廃墟の父母の故郷、サンダーツリーをかつてのように繫栄した街にするのはボクであり、その時にはボクの像が街角に建てられるのだと、信じて疑わない。

「 ハ ン ド ア ウ ト 」
 サンダーツリーの廃墟が君を呼ぶ。
君の家族とその友人達は、かつてその地に住み、栄華を誇っていた。
しかし、今や彼らは、つまらない使用人や労働者に落ちぶれている。
サンダーツリーの廃墟にはアッシュ・ゾンビがうろつき、噂によれば、村の古塔にはドラゴンが住み着いているという。
 しかし、そうした問題はすべて英雄ならば解決できるはずだ。
ドラゴンを倒すか追い払う事で、君は、自分自身そして人々すべてに、自分が本物の英雄であると、偉業を成し遂げる運命にあるのだと、証明することができるのだ。

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