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ドラゴンランスキャンペーン感想①

この文章は、ドラゴンランスキャンペーンのネタバレを多分に含むと思われます。物語の本筋にはあまりフォーカスしていませんが、読む際にはお気をつけください。また、基本的にセッションに参加しているPL/DMが読む想定で書いているので、それ以外の方は情報量が足りないなぁと思うと思います。

昔から設定とかを考える時間が好きで、小学生からRPGツクールにハマったり(特に完成させたりはしていない)ハンドルネームも初めてTRPGのルールブック(アリアンロッドRPG)を買ってから作ったキャラクターの名前からとっている(作っただけで、このキャラでプレイはしていない)Corshaです。彼女はお嬢様クレリック/モンクで、ゴージャスをもじってコーシャにしたのでした。

お誘いいただき参加することになったドラゴンランスキャンペーンですが、セッションゼロの開始前から大変楽しませていただきました。他の参加者の熱量が非常に高く、自分も調子に乗っちゃっていいよね~!と事前の打ち合わせを沢山させていただき、キャンペーン前から物語やキャラクターの妄想全開で準備ができて楽しかったです。セッションゼロやってないのに話過ぎじゃないか?!とも思いましたが私は楽しさに負けました。

そんなわけでうまれたクラナちゃんは、実は生き別れの双子の妹がおり、村はずれに住むハーフエルフと顔見知りで、騎士嫌いのローグと喧嘩をしそうで、光属性仲間のクレリックと同年代でお友達になりたいという、他のプレイヤーキャラクターに全方位絡みにいくぞーーー!な設定となったのです。

そもそもDM(やGM)ばかりやっていて、まだプレイヤーで遊んだ経験に乏しい私にとって、プレイヤー同士が事前にちゃんと打ち合わせをして、絡みにいくつもりで行うキャンペーンは初めてです。今まではなんとなく同じ依頼を受けたから仲間になって、特に喧嘩するとか、悩みを相談するとか、プレイヤーキャラクター同士のエピソードはなにもなく終わることばかりだったので、そう!本当はこういう風に遊びたかったんだーーー!と心の中で何度も叫んでいました。

そしていよいよ迎えた第1話です!
まず自己紹介でやらかしました!私だけキャラクターの紹介しかしてない!データ的な紹介もしてってDMに言われてたのに……!
クラスはパラディンで、他のメンバーがサポート性能やHP高そうだったので火力役にまわろうと思います!と言うつもりでイメージトレーニングしていたのにすっぽりその部分が抜けました。お詫びして訂正いたします。

物語は、各キャラクターの個別導入から幕を開けました。
1番手のシアちゃん(実は私もシアという名前のPCをキャンペーンで使っていたことがあり、アイコン画像の子がそうです。PHBの名前表に載ってる中で一番可愛い名前です!ふふ、それを選ぶとは良いセンスですね!同志!と勝手に愛着を抱いています)がとっても上手で震えました!
いきなりDMから、はい貴方から個別導入はじめま~す!って振られたらもう少ししどろもどろになるんじゃないの?!と思いながら、すらすらセリフを出せるシアちゃんに感動です。神々から見捨てられたクリンにあって、信仰心を抱き続ける彼女の設定と魅力をギュッと表現していたシーンだと思いました。彼女の信仰するミシャカルはドラゴンランスの小説1巻にも登場していたので、出てくるだけでテンションあげあげです。あと最後に渡されたアミュレットに(休眠中)と書いてあり、これ、フィズバン本に載ってたみたいに成長するタイプのマジックアイテムだ……!と冒険への期待が膨らみました。
あと、邪魔したら悪いからガヤ的なことはせずに黙ってましたが、わーーー!とかきたーーーー!とか心の中ではがやがやしまくってました。DVD特典のオーディオコメンタリーみたいなことをして、他のプレイヤーと盛り上がりたい気持ちがありますね。

2番手は私のクラナでした!なるほど自己紹介の逆順!と覚悟はしていたものの、どんなシーンになるのか予想できずド緊張でスタート。
クラナの最初のロールプレイで重視しようと事前に決めていたのは以下の点でした。
・まだ見習いなので、村人Aっぽい振る舞いをする。
・年上や初対面には敬語、同年代と認識したら距離を縮めておねえさんぶる。
・明るくて活発、フィジカル系。無自覚に人たらし。

オープニングは弟弟子のダレットくんと二人で本の整理をしているシーンからスタート。ダレットくんのことは弟のように扱っていると設定していたので、そこを表現できるシーンがでてきて、おねえちゃんぶるぞー!と意気込んで挑戦です。
途中、騎士サーラミールやドラゴン、ドラゴンランスについて記された本が登場し、‥‥さては、『クラナよぉ、お前にはドラゴンランスをやるからしばらく待ってろよ』というDMからのメッセージだな?!と勝手に解釈しました。シアがアミュレット貰ってたから。きっとあってる。あってろ。
ダレットくんにおねえちゃんげんこつ(おねえちゃんぱんちではない。ぱんちはフェリクスにしたい。)が炸裂し、無事おねえちゃんぶれたので満足でした。ダレットくんも真面目一辺倒ではないキャラ付けで、頭をポリポリかく描写がとても気に入りました。ダレットくんにいつか、「ダレットくん、大きくなったね。いつの間にか、背もこんなに抜かされちゃってたんだ。」と言うのが私の野望のひとつです。

そしてクラナのパーソナリティの柱になっている、師であり母であるベクリンさんの帰還!おかえりかあさん!と今度は娘ムーブに切り替えます。
ベクリンから告げられたのはイスピンの死。イスピンは村に住んでいたらしく、またベクリンと共に旅をしていたということだったので、クラナも当然イスピンのことは知っているだろうと、クラナはこれをどう受け止めるのが正解なのか…と考えました。
結論は、クラナは死にそうな人を助けることには執着するが、既に死んだ人のことはなるべく考えないようにしている。でした。死者に気を向けると失った家族のトラウマを直視しなければならないので、目を背けているのです。なのであっさりとした反応(ここでトラウマ級に悲しみだしても収集つけるの大変そうだなぁと思ったのもあります)で、自分が悲しむよりはベクリンを気づかう対応をしました。
そのあとのベクリンさんにサボりがバレ、きっつい特訓させられるシーンも味わい深かったですね。コメディ的なム―ブのあとで、なにか焦りのようなものを滲ませるベクリンさん。ひえ~って言いながらいつもの日常を過ごすクラナとダレット。これからどうなってしまうのでしょう!

3番手はフェリクス!ドラゴンランスはかせ!立ち絵かっこよすぎるー!
いきなり現れる神、キリ=ジョリス。RPGでは割と定番かもしれない、世界の滅びのビジョンと、それに立ち向かう啓示を受けるシーン。神に対して返事するフェリクスのセリフのひとつひとつがかっこいいのね!最高!……でも、目覚めた後タンスにジョリスはショッキング。
孤児院の子どもたちが見送るシーンとかもなんか絵になっていい!孤児Aを乗っ取ってロールプレイ参加しようと思ったけど流石に初回だから自重しました。カラマンについたらまたチャンスがあると思うのでその時はやると思います。たぶん各キャラクターに平等に何らかの特典が与えられる(シアのアミュレット、私が勝手に思ってるクラナのドラゴンランス、ミハイのイスピンがもってた緑の盾、グレアの本と死霊パワー)はずなんだけど、フェリクスだけまだ謎。このあと正義の神々が続々とフェリクスに逢いに来るらしいし、楽しみですね。

4番手はミハイ!ハーフエルフ!さいしょに立ち絵みたとき色気えっぐいと思った!長髪でたれ目で、こう髪の色が白くなってるところが吐息にも見えて……。
ミハイのシーンは最初のイスピン死んだよって言ってくる姉ちゃんといい、次の包帯ローブ軍団といい、怪しい奴ばかりでてきて難しそうだったのに、返しが超うまかったですね。本当に参考にしたいくらい。もうすぐお祭りなのに、もう帰るの?的なセリフ、ちゃんとDMの言ってた情報を抑えてて、即座にロールプレイに反映させててすっげぇ!って思いました。私がDMだったらこれは本当にうれしいことです。
あとローブ軍団の下っ端くん、すぐ本性だしちゃって嘘つけないタイプ。げんこつされてました。この世界ではげんこつコミュニケーションが生きています!NPCにも個性があってとてもいいですね。
ハーフエルフって設定も上手く使ってて、エルフにも人間にも馴染みきれない、けれど繋がりを求めて広く浅く交友関係をもっている。今回の物語の中でどのような道をたどるのか楽しみです!

最期はグレアちゃん!いもうと!厨二ワードを臆面なく言う(そしていつか恥ずかしがる未来がやってくる)丁寧語キャラ、とてもいいですね!!かわいい!
姉を生き返らせるために手段を選ばず黒ローブの道をひた走る……なんていい子(設定)なんだ。当のおねえちゃんは知らん男を弟に見立てて、元気にゲンコツしていてごめんね。ってなりました。
そして始まる大審問!つまり、一次試験、二次試験・・・みたいに何個も試験があるってことですね!最初の試験官がラスボスみたいな設定もっててびっくり!
そして捜査判定……ソーサラーですからね……!つい言ってしまいましたね。ダジャレは大審問です。不合格!
塔の中にあった本の前の持ち主が意外と良い性格していてついてきたり、グレアちゃんが健気に頑張っていたりで大変いいシーンでした。あとやけに攻撃的なカラスくんおもろい(笑)

そしてみんなで合流しようねヴォグラー村の場面!
なんやかんやでヴォグラー村に集結する流れは完璧にできたものの、自己紹介どうすっぺ!となる一行。
私はあらかじめ、村の入口で衛兵してますと言っていたので、他4人を迎え撃つ構えでした。例の村人Aムーブです!
でもここで大失敗!シアちゃんと挨拶をしたあと、フェリクスが喋っている途中で、「あっ!ミハイさんと知り合いだった!」と別のロールプレイを挟んでしまいました……!録音聞き直して気付きました。ほんとにごめんなさい。最初にミハイさんと喋ってなきゃだめだったー?!って思って突っ走り、割り込んでしまった……。
陰キャのグレアちゃんは後ろのほうでこそこそ。そこにぐいぐい絡みにいきます。フェリクスもグレアがちょっと気になる様子。黒ローブだもんね。
気を取り直してフェリクスさんとも挨拶。外っ面は良い。スマート。早く悪態とかつくようにな~れ!と思いました。

そしてノーム投げ機なるやばい装置にびっくりしつつ黄金の蟹道楽へ。なんですか黄金の蟹のような建物って。大阪ですか!
村の観光案内を先に入れようかと思ったんですが、イスピンさんの葬儀の翌日にお祭りがあるそうなので、そこでできるかな~と案内人のクラナは宿屋に直行しました。

黄金の蟹道楽には見るからにエネミーなハーフオーガ(敵じゃなかったらしい)や、頭良さそうな名前のバカリスってひと、師匠やら怪しいねーちゃんやら勢ぞろいです。

グレアちゃんが緑の盾について、クラナとミハイにぐいぐいくるシーンもよかった!でも自分はプレイ中はクラナ⇒ミハイにターゲットを切り替えたことに気付いていなくて(ちゃんと発言を聞こう!)、自分にぐいぐい~なんだと思ってリアクションしていました。あとでミハイさんにも聞きにいってただけだった!と気づきましたが、きっとミハイさんに顔が近かったのでしょう。おねえちゃん嫉妬。あとスンッってなるのもかわいい。

ここで目標にしていた、シアとグレアにおねえちゃんムーヴするを達成しました。シアが自然に、少し年上に見える的なパスをしてくれたおかげでスムーズに!皆さん本当にロールプレイが上手です!シアとはいい友人として今後も絡んでいきたいところ!

グレアの無視リアクションもとても良かったです。いきなりぶっこむのは早いかな?とも思ったのですが、プレイヤーとDMを信頼してグイグイいきました。その後の「他の宿屋はないのですか?」「ざんねんでした~~~♪」(プクー)の流れもとっても尊い。

おねえちゃんムーヴを鼻で笑うフェリクスも良い!これです、私が求めていたものは!って感じでした。葬儀かお祭り中に彼を腕相撲で倒すのが私の野望です。あと騎士の悪口にはぱんちです。

そしてベクリンに呼び出されるミハイさん。いったいなにが……!!きになる!!

といったところで第1回は終わりとなったのでした。

総じて、プレイヤーのみなさまのロールプレイが本当にお上手で、私は圧倒されっぱなしでした!よく遊ぶリアルの友人はプレイヤー発言が中心で、キャラクターのロールプレイはあまりしない人が多いので、とても新鮮で楽しいです!

そしてこのメンバーを集め、設定を受け止め、様々な準備をしてくださってるDMさんに感謝と敬意を!データや画像を準備するだけでも大変なのに、個々のサポートや設定にあわせた改変等たくさん心を尽くしてくださっていることが伝わってきました。本当にありがとうございます。
セッション中のNPCとのやりとりも、どのキャラクターも個性的でかつ好感がもてる肉付けがされておりすごいです!D&Dの公式アドベンチャーってNPCのセリフとか殆ど書いてないから、きっとご自分で肉付けされているのでしょう。尊敬です!

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