彫刻

誰にも助けて欲しいと言えない
深夜ひとり汚いからだを引き摺って何も映らない目で何かを見ているただずっと目を開けている
部屋と自分をきれいにすることできない
話すことができない
よごれていく
よごれている
私から見放された私はなにもできない
寒さで体が震えている
ここで生きてくには何したらいいんだっけ
いきてくのになにしたらいいんだっけ
なんで今私はここにいるのかな
あれ、
なにもわからないかも
今風は吹いていないよ
静かだね

なにもわからない
あれ、ぜんぶわからない
なに?
戻れない
戒めが
日々無意識で重ねられる戒めが
私を汚す私の手で汚す
必要だから
立派ではないから
汚れてないといけないから
あーあ、
落下する私
ばいばい

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