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「よく泣く赤ちゃんは元気な証拠!」という言葉で追い詰められる・・・

(その1からの続き)
入院5日目で、泣き止まない赤ちゃんと一緒に私も大号泣し、
看護師さんに赤ちゃんを預かってもらいました。

ところが、、

2時間後に赤ちゃんを連れて看護師さんがやってきて
「お母さん、少しは落ち着いた??」と言ってまた授乳スクラムを組む特訓が始まりました。
正直、もう少しだけ休ませてほしかった・・・というのが本音でしたが
ここは母乳特訓の厳しい病院、休むことは許されないのです。

赤ちゃんが安心してよく寝てくれるという「お雛巻き」を看護師さんが試してくれました。ところが・・・巻き終わった瞬間に、こんな窮屈なところに入っていられるかー!と泣いてブランケットを蹴散らして終了(-_-;)

一番悲しかったのは、

おっぱいに見向きもせず、むしろ授乳の時間こそよく泣くこと。そして、まだほとんど見えていないはずの目を見開いて、こちらを恐怖のまなざしで見ながら私から逃れるように仰け反って泣くことでした。

母として受け入れてもらっていないようで、拒絶されているようでとても悲しかったです。この思いは退院後も続きました。

よく、生後すぐの赤ちゃんは2~3時間ごとに起きて泣き、一日の大半は寝てすごします、なんて育児書に書いてありますが、私の赤ちゃんは一日にトータル8~10時間程度しか寝ませんでした。その細切れに寝ている間に母体健診や自分のご飯やお風呂を済ませていると、いったいいつ私は寝ればよいのやら・・・

赤ちゃんのお世話は大変とは言うけれど、

その大変度は赤ちゃんの性格によってだいぶ変わると思います。
「赤ちゃんがよく寝過ぎて逆に心配」とか「泣いても抱っこしたら泣き止むよ」という赤ちゃんもいると思いますが(←実際私のまわりはそういう赤ちゃんが多かったです、、なので、より孤独を感じてしまったのかもしれません)そうじゃない場合もあります。

なぜか、入院中でも、どんなに赤ちゃんがずっと泣いていようとも、お母さんなら辛いなんて言わずに世話して当たり前という暗黙のルールがあるように感じました。「よく泣くのは元気な証拠!」というのはいろんな人に言われましたが、言っている人には悪気は一切ないと思いますが、その言葉によってどんどん追い詰められていきました。

ほしかった言葉は・・・

「よく泣く赤ちゃんね、お母さん大変ね、でも頑張ってるね」という言葉でした。同じような経験をされいているお母さんには、そう伝えられたらいいなと思います。

(その3に続く。次回は退院後のお話です!この世にも泣きまくる赤ちゃんとの生活はいかに・・・。)


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