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コロナ倒産した僕が、みんなに伝えたいこと【1話】-フィリピンの話その1-

これは、僕の物語を少し脚色して読みやすく書いてくれている記事「コロナ倒産した僕が、破産を決意した日のこと【1話】」との競作でもあります。もしよければそちらもどうぞ。

僕の会社は、タイで作ったゴム風船のセットを日本のコンビニやスーパーや100均で売って頂く商売をしておりましたが、2020年3月25日に事業をストップし、4月6日に東京地方裁判所に破産申告書を提出し、4月10日に破産開始決定となりました。後でわかりましたが、都内で6件目のコロナ倒産企業でした。

なるべく迷惑が少なくなるようにと様々な対策を施しましたが、倒産の結果、やはり債権者のみなさんには多大なご迷惑をおかけしてしまいました。改めて、お詫び申し上げます。そして、そんな僕に再度人生をやり直せるチャンスを頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。

そんなコロナ倒産した僕が、コロナ父さんとなり、みなさんに伝えたいことを少しずつ書いていきたいと思います。

<フィリピンの話その1>

僕の会社は、祖父の代から僕で3代目の老舗の風船製造問屋で株式会社マルサ斉藤ゴムという会社でした。

時を2014年に戻します。社長になってから5年目に入り経営にも少し慣れてきたため、日本は少子高齢化が進み子供が少なり縮小する市場のため、将来を見据えてこれから伸びる市場=子供が増えている海外に進出をしようと考えて、見つけたのがフィリピンでした。

なぜフィリピンかと言うと、人口が約1億人(日本総人口の約8割)で、平均年齢が22歳と若くて出生率(カップル1組当たりの子供の数)が3人と多くて、やがて日本を抜いて2050年を超えても人口が増え続ける国だからです。ソースはこちらです。

フィリピンのマニラに行きますと、大きなショッピングモールがたくさんあって、平日の昼間にも関わらず、土日の日本の郊外のイオンモールのような盛況でした。その理由の1つは、英語に堪能なフィリピン人が世界中に1000万人ほど出稼ぎにいっていて、彼らの稼いだお金がフィリピン国内の家族へ送金され、家族たちはその余剰なお金で、働かずにたくさん買い物をしている人が多いと言われています。

また、フィリピンという国はスペインやアメリカの統治の歴史が長くて、その影響を強くうけていたため、欧米式のパーティー文化が根付いていて、結婚式・出産祝い・誕生日・クリスマス・ハロウィン等とにかくパーティーが大好きで、そこで安価な飾りとしてのバルーンの需要がたくさんあります。

実際に市内の大きなおもちゃのチェーン店の売り場で、月間の販売金額を訪ねてみると、日本円で20万円程の売上と言われました。そしてそのチェーン店は100店舗近くあるそうで、20万円x100店舗x12か月で話半分の半分と考えても年間で6000万円の売上規模になります。しかも、日本で売っている同じ内容の風船パックに比べて、平均で約1.5倍の値段で売られているのでした。つまり店頭では日本より高く売れる=日本より利益が取れる???
すごい市場を見つけた!と当時、喜んだものでした。しかし、そんなうまくはいかないのが世の常です。。。

続きは「フィリピンの話その2」

<コロナ父さんに任せなさい>

倒産や破産は自身にとってとっても辛いことも沢山あります。僕も、周囲からの言葉や行いで理不尽な思いをしたり、またコロナで外にでられず、人とも会えず、仕事もなく、お金もなくて、おかしくなる寸前だったりしました。それでも死ななければ、やがて時がいろんな事を解決してくれ、生きていればこうして新しいことにチャレンジをする事ができます

大丈夫、終わりじゃないよ。

何かあったら「コロナ父さんに任せなさい」。

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