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夕寝

仕事終わり。年度終わり。
今日は今までにないほど早く仕事が終わったから、いそいそと河原へ向かった。

日没の時間にはちょっと間に合わなかった。
薄暗がりの中、芝の上に寝転んでみる。

土の匂いを胸いっぱい吸って、空が広くて誰もいなくて、私しかいないみたいで落ち着く。
気がついたら、うとうとしていた。

ここ最近感じないほどの癒しを感じた。

この街は、物も人も情報量が多過ぎて、気持ちと頭がパンクしそうだ。
やっぱりまだ慣れないなあと。


それに対して、入社前の田舎の生活を思い出す。
自然に囲まれて不自由さが最高に良く心晴れやかだったけれど、人間関係が密で今とは違った息苦しさがあったなー、と思い出した。

私の繊細さはどちらも反応してしまうんだな。

もうちょっと心地よくいきたいな。
もうちっと肩の力抜いて、生きていきたいな。

寂しいのは、疲れちゃうのは、どこか力が入り過ぎて無理して、執着して、暴れてるからなんだろな。
いろんな自分を知って、受け止めてたまに反抗したり嫌いがってみたりしながら、
するするとゆっくりゆっくり、手放して素になっていけたらいいよなあって思ったりしたり。

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