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吾輩は言語化ジャンキーである。実績はまだない。

吾輩は(自称)言語化ジャンキーである。
これを書いている時点では、言語化に関して本を執筆したりコピーライターとして企業案件を受けたなどといった実績はもちろんない。
(実は副業でSEOライターを過去に2年ぐらいやったことはあるし、月1万円稼げるブログを作っていたこともあった)

でも言語化がとても楽しい。

そもそも言語化とは

言語化とは、なんだかモヤっとした部分(抽象的な事)を具体的に掘り下げたりして言葉にすることである。

たとえば、上司が「なんかいい感じに仕上げて!」と言われたら「なんかいい感じって何だよ?」って部下は悩んでしまう。
そこで上司が「なんかいい感じ」を言語化してみた結果、「スタバのようなオシャレな感じ」と出たとする。
「スタバのようなオシャレな雰囲気に仕上げて!」と指示を出せば、部下も方向性が先程よりは掴みやすくなる。

以上のように、ビジネスのコミュニケーションにおいては言語化は役に立つ。
もっと言うなら日常のあらゆる場で役に立つし、文章を書くプロのほとんどが使っている土台の技術だと言い切ってもいい。
言語化の鍛錬を続けて発信をしていけば飯が食えるようになる。

言語化の詳しいやり方やコツについて、noteで紹介している。

一つの感想から繊細で面白い文章に変化していく

話は戻すが、言語化が楽しいと思える点は3つある。

まず、一つの感想から徐々に繊細で面白い文章になっていくのが楽しい。
まるで1粒の種を植えたら、どんどん根が伸びていくような感じである。

本や映画の感想は、普通の人であれば「面白い」の一言だけで終わらせてしまう。
これだけでは人の心に刺さるような感想には1ミリたりともならない。

そこで「面白い」を言語化することで、たとえば「主人公と同じ年齢なのに、知らなかった事が多くて面白かった」と言い換えることができたとする。
追加したのはたった23文字だけ。
これだけでも、あなただけでしか言えない感想である。
十分に他の人には無い視点で感想を言えている。
「その映画、ちょっと気になるかも?」という人は先程よりかは増えるだろう。

だんだん自分の本音が分かる

2つ目は言語化していくうちにだんだん自分の本音が分かる所が面白い。
これは言語化を本気でやってみないと分からない事かもしれない。

どんどん自分の感情を掘り下げると、意外に「あれ?最初はこう思っていたけど、そんなに過激になる程でもないな?」とふと冷静になることがある。
もちろん逆のパターンの「なんかより腹立ってきたな」という感情に変わることもある。

先ほどの本や映画の感想の「面白い」の例も含め、人間はひとくくりに考えてしまいがちである。
「上司ヤバい」って感じに。
だから「〇〇の部分はムカつくけど、××の部分はどうでもいいんだな」と知るには、言語化してみないと分からないものである。

日常がコンテンツに生まれ変わる

3つ目はどんなささいな日常でも、何か感じた事があれば1つのコンテンツに生まれ変わる所だ。
ネタ切れに悩まされているブロガーは絶対言語化をやった方が良い。
一緒に言語化ジャンキーになりましょう。

たとえネガティブな事でも「こういう経験があったから書けるんだな」と考えを切り替えることができる所は非常にいい。
この楽しさはフレッシュな10代の若者よりも、酸いも甘いも知った40代の方がより楽しいと思う。
人生経験がコンテンツに深みをもたらしてくれるのだ。
まるで長期に熟成されたウイスキーの方がより味わいに深みがあるように。

ちなみに自分はいつも、仕事での出来事を言語化してエッセイを書いている。

ざっくり言ってしまえば、日々の「会社つらい」を言語化した結果である。

おわりに

ちなみにお気づきかもしれないが、この文章は「言語化、楽しい」を言語化した結果できたものである。
それだけでも1500文字をたった1時間以内で書けてしまうのである。

言語化、楽しいよ!

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