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【レビュー】手フェチを量産する禁断の手のフィギュアが届いた。コトブキヤのハンドモデル

手のフィギュアを買った。
これは「手フェチ」への門戸を叩いてしまった気がする。

もしあなたが手フェチであれば、買え。絶対。


クラウドファンディングから生まれた手

コトブキヤからクラウドファンディング(Makuake)で大人気だった手のフィギュアが3/14に発売された。

https://www.kotobukiya.co.jp/product/detail/p4934054054541/

ラインナップは白とグレーの2種類。現在は右手だけだ。
今回グレーを購入することにした。
白はちょっと理科の人体模型っぽくて好きになれなかった…。

この手のフィギュア、実はクラウドファンディングでの応援購入金額が約1億4500万円を超える程の化け物商品である。
…あれ?もしかして普通に売るより大成功していないか?
ちなみに左手の方は1憶5000万円越えしている。すげぇ。

魅力的な手を描きたい人の為の神フィギュア

今回買った手のフィギュア、実は「魅力的な手を描くためのアイテム」なのだ。
その根拠の一つが『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』を手掛けたアニメータが監修しているからだ。

自分は漫画家でもイラストレーターでもない。タダのIT土方である。
でも手のフィギュアが欲しかった。

最近でこそ描いていないが、過去に好きなゲームのキャラクターのイラストを描いていた時期があった。
一度でも描いた事がある方であれば分かるが、手は超絶難しい。
RPGでいう何度も何度も復活するようなボス的な立ち位置。
(ちなみにラスボスは足だと思っている。)

自分は手があまり上手く描けなくて、いつもポケットに手を突っ込んでいたり、後ろで手を組んだキャラのイラストばかりを量産していた。
しかし、手はキャラクターのイラストにおいては魅力的なパーツの一つである。
手の向きや形次第で豊かな表情を描くことができるのである。
そりゃあ手を極力描かないような絵は魅力的な絵になかなかならないよね。(自虐)
それに世の中には「手フェチ」の人がそれなりに存在する。(と思う)
「この人、やけにピッチリとした手袋を着けたキャラばかり描くなー」と思ったら、その絵師はほぼ手フェチだ。知らんけど。

話は少しそれたので戻すと、魅力的な手を描くのは難しい。
「手が描けない」と嘆く人に対して「自分の手を見れば?」という人がいる。
確かに自分の手をそのまま写せば手は描ける。しかし…

残念ながら、99%の絵師は自分の手に対して魅力を持てないのだ。

「こんな手を描いてどうするんだ」と言って紙を丸めて捨てるか、Ctrl+Zを連打する。自分ならそうする。
というわけで魅力的な手になるように造形された手のフィギュアは、自分の手と比べてそのまま模写しても十分使えるし、何より描いてて楽しい。
イラストレーターや漫画家にとっては神アイテムなのである。

写真はこちら

指差しもお手の物
階段のてすりを掴むことだってできる
細かく分割されているからめっちゃ動く

手フェチは買え。無限に遊べる。

最初から言っているが、手フェチの人は絶対買うべき。
テキトーに動かしても美しい。楽しい。
そうでない人がもちろん買ってもいいが、手フェチ沼に落ちる覚悟が必要だ。
もちろんプロアマチュア問わずイラストレーターや漫画家は買うと作画のQOLが上がるに違いない。

「家にアーマロイド・レディが来たんじゃないか?」と思わせる程、無機質なボディに漂う艶めかしさを感じた。
アーマロイド・レディが分からない人向けに説明すると、漫画『コブラ』に出てくる美女型のロボットのことである。誠にセクシーである。ヒュー!

無機質なボディのセクシーさが分かるアンドロイド好きも手のフィギュアに沼ると思う。
プラスチックで出来た手に握られてみる体験がいくらだってできる。
やれば分かる。ちょっと興奮すると思う。


明日は休みだし、手のフィギュアで沢山遊んじゃおうかな。



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