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物でなく気持ちを受け取っている

わたしはコーヒーが好きだ。

わが社の社長もコーヒー好き。
先日、意見が一致して盛り上がった。
「〇〇より◎◎のコーヒーのが、好きだなあ。うまいよな」
「あ、わたしも、同意見です!」
という具合。

わたしの勤務先のビル1階に、スタバがある。
社長は毎朝、そこでコーヒーを買ってくる。

コーヒーのレシート持っていくと、当日中2杯め100円なんだよね。
社長、基本は1日2杯だから、重宝しているのだ。


時々、わたしにそのレシートをくれたりする。
「あげるよ。おれ、今日は飲まないからさ」
午後外出とか来客とかで、飲まない日もあるから。と。

ちょっとした会話から、社長の中でもわたしがコーヒー好き仲間に認定されたようだ。
ありがたくちょうだいして、わたしもご相伴にあずかる。

実際、わたしはスタバで飲まない日のほうが多い。
まあ、理由はいくつかあるけれど。

ただ、それはたいした問題ではなくて。


レシートやスタバで100円で飲める権利をもらっているのではなく、気持ちを受け取っているから。

かつて、わたしはこういうのを
「もらっちゃった、どうしよう」
と、かえって申し訳なく感じてしまったり、
「いただいたからには、スタバ行かなくては」
と、ムリしていた。

でも、大事なのはそこじゃないな、と。
気持ちを、しっかりいただいた。
だから、それでいいんだ。

今度、カルディとかでお茶請けを購入して、社長のお気持ちにお礼しようと思う。
甘いものもきっと、好きだと思うな。

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