裏と表

表があるから裏がある。
裏があるから表がある。

当たり前のこと。

自分はずっと「表」を見てた。
正しくは「表」しか知らなかった。

あれから数年経っていろんな場面を見てきた。

分かったことは人は表だけじゃ生きていけないってこと。

そして作られた「表」はいつかはバレるということ。

自分にだって「裏」がある。
清廉潔白だなんて言うつもりは微塵もない。

作った「表」だってある。
それが生きていく為に必要だから。

みんなどことなく分かってることかもしれない。
裏も表もあることは。

暗黙の了解、みたいな。

それが大人になることなのかもしれないし
それが生きていく術なのかもしれない。

でもね
なぜかそこからは恐怖を感じた。

何を考えてるか分からない。
自分のことしか考えてないんじゃないかって思ってしまった。
じめっとした重い何かを感じた。

今まで聞いた言葉は何だったのかな。

...

人の振り見て、ってやつなのかな。
自分も気を付けなさいってことを教えてもらってるのかな。

そんな風に冷静になれるかな。いつか。

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考え過ぎだってみんなは言うよね。

知ってる。

だから
言わない。

自分の味方は自分だから。
そう感じた自分に今はOKを出す。

そして裏と表があることにもOKを出す。

その上でどうするか、それも自分次第だということにOKを出そうと思う。



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