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イラレ職人コロのお手軽レシピ集『飾りのデザイン』が11月19日発売!

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こんにちは。イラレ職人コロです。
普段はTwitterなど各種SNSにて『本日のイラレ』というAdobe Illustrator のショートチュートリアル動画の配信をしています。

この度、エムディエヌコーポレーション様より2冊目のIllustrator チュートリアル集『イラレ職人コロが教える飾りのデザイン Illustratorのアイデア』、通称『飾りのデザイン』が2021年11月19日に発売されることになりました。

今回は僕がこの書籍に込めたこだわりポイントのほか、なんと実際に掲載されているレシピ(作例)全てを大公開します!


飾りのデザインってどんな本なの?


●手順が少ないお手軽レシピだけ!

出版社さんから依頼されたのは、企業や役所の広報担当者などプロのクリエイターではない人たちでも「欲しい!」と思える内容にしたい、ということでした。

そのため「幅広い場面で使えるシンプルな作例」「できる限り簡単な手順で」再現できるレシピを中心に構成しています。(実際の作例一覧は後述)

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こちらが実際の紙面です。春や入学式などで大活躍の桜のアイコンが、たった6手順で作れます。

ペンツールなど操作の練習が必要な工程はできるだけ省き、指示通りに操作するだけで誰でも再現できるようにレシピを調整しています。



●図がたくさんで文字が少ないのでスラスラ読める!

技術書を購入する人は、必ずしも読書家ではありません。にも関わらず、文字がびっしりの書籍が大半です。まして今はSNS全盛期。文字がたくさん並んでいるというだけで、読むのを挫折してしまう人は少なくないはずです。なので本書ではできるだけ図で説明し、文字量を減らしました。

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他にも「ページによってレイアウトがバラバラで混乱する…」「文章と図の間を何度も行き来するのが面倒くさい…」「画面キャプチャの中の小さな文字を読むのが辛い…」など、僕が前々から読みにくいなと思っていた点の改善を目指したレイアウトデザインにしています。



●「ヒント」で詳しい使い方を解説!

詳しい解説が必要だったり間違えやすい手順は「ヒント」という項目でアドバイスします。画面キャプチャも必要な部分だけをできる限り大きく掲載して、読みやすいよう工夫しています。

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●「オマケ」で自分なりにアレンジ!

チュートリアルの作例をそのまま実務で使うというケースは、実はかなり珍しいです。だいたいは色なり形なりを多少変更しないと違和感が出たりします。

そんな時のために「オマケ」で作例をアレンジするためのヒントも掲載しています。自分好みにアレンジして、しっくりくるデザインに仕上げましょう。

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●索引も充実。もうツールの場所で迷わない!

ツールの名前だけじゃどこにあるかわからない!という人のために、本書で使用しているツールの場所をまとめた「ツールガイド」を導入。また、そのツールをどのページで使用しているのかを調べられる索引も掲載しています。

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●ビギナー向け解説コラムもあります

その他、「ヒント」だけでは説明しきれない機能の解説やイラレ初心者向けの僕のコラム、そして巻末には初心者がやっちゃいがちなトラブルの解決策をまとめたトラブルシューティングもあります。

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全72レシピを大公開!

お待たせしました。この書籍に掲載されているレシピ72個の中身を初公開です!「イラスト」「パターン」「フレーム」「タイポ&ロゴ」「インフォグラフィック」の5つのカテゴリーに分かれています。


●イラスト

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汎用性のある簡単なシンボルが中心です。線パネルの各種設定やライブコーナー、リピートなど、さまざまな作図ツールを駆使して合理的に描いていきます。


●パターン

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幅広い場面で使えるベーシックな模様を集めました。パスを変形させたり一括処理したりするテクニックが学べます。


●フレーム

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大きさや細かな部分を後から修正できる、柔軟性のあるフレームが中心です。効果やブラシなど、非破壊データ作りの基本が学べます。


●タイポ&ロゴ

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バナーなどで使えるシンプルかつ目立つレシピを集めました。できるだけ使用する効果は少なめにしているので、アピアランス技の入門にぴったりです。


●インフォグラフィック

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スライドなどで活躍する図説系のレシピです。グラフツールは使いにくいので避けたい、でも正確かつ修正できるデータにしたい!という時に便利です。


「飾りのデザイン」の由来は?

掲載レシピの方向性はすぐに決まりましたが、タイトルなどに関わる書籍コンセプトは正直かなり難航しました。具体的にはこれくらい難航しました。

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イラレのアートボードに思いつき限りの単語を並べ、組み合わせたり言い換えたりを延々とやっていたのですが、どれもしっくりきません。

そしてある日、気分転換に本屋の技術書コーナーを眺めていたところ、僕はふと気付きました。

立派なデザイナーになる!イラレを完全にマスターする!という「プロになりたい人向けの本」はたくさんありましたが、本書のターゲットである「イラレのライトユーザー」が「ちょっとしたアクセントとかを作りたいなー」と思った時、どの本を読めばいいのかわからなかったのです。

イラレをマスターするのでもプロになるのでもない、もうちょっとイラレが使えるようになれればいい。そのくらいの人に向けた本があってもいいじゃないか。この観点から再びキーワードを洗い出し、「あくまでちょっとしたアクセントとかを作れればいい」から「飾り」に至りました。

また、本書のタイトル「飾りのデザイン」を見て、実際にデザインに携わる方からすれば「これは『デザイン』ではない」と思う人も多いでしょう。ぶっちゃけ僕も思います。

しかしデザインが本業ではない人たちにも届けるために、あえて一般的なイメージの範疇で伝わるであろう「デザイン」という言葉を選択しました。これが当たるか否か、僕も不安ですが見守っていこうと思います。



本書の紹介は以上です。

繰り返しになりますが、『イラレ職人コロが教える飾りのデザイン Illustratorのアイデア』、通称『飾りのデザイン』は2021年11月19日に発売。予約受付中ですので、ぜひよろしくお願いします。(電子書籍もAmazonさんなどで同時発売の予定)


また、本書の発売を記念してMdNさん主催のオンラインセミナーも12月に予定されています。こちらのセミナーではなんと『飾りのデザイン』のPDF版が全員にプレゼントされるという大盤振る舞いです。合わせてご検討ください。

●Illustratorアピアランスで実現するマンガ表現テクニック
12月1日(水) 19:30 - 21:30
4,800円(早期申込の場合5%OFFで4,560円)


それでは、良いイラレライフを。d( ̄  ̄)

エサをください。