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アピアランスで木の年輪ロゴのつくりかた|Adobe Illustrator Tips

木の年輪がモチーフのロゴを、イラレで簡単に描く方法を考えてみました。アピアランスなどを使って非破壊データとして作成していくので、年輪の数とか形とかガサガサ具合とかを、後から細かく調整することができます。

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レシピ概要

ベースとなる年輪のパスはブレンドで作成し、それをアピアランスで加工します。ポイントは 効果 ガラス ですね。年輪パスの形状を個別に不規則に崩し、線幅までも同時に歪ませることができます。

  1. 不規則な大小の円形をブレンドで加工

  2. アピアランスと効果ラフで樹皮を作成

  3. Photoshop効果「ガラス」で年輪を不規則に歪ませる

  4. Photoshop効果「ぎざぎざのエッジ」で掠れさせる

  5. 画像トレースでパス化

アピアランスで作ることで手作業が減るのはもちろんですが、最後の画像トレースを適用するまで非破壊データの状態を維持できるのが最大のメリットです。

最初の円の歪みやブレンドの回数を後から調整したりできるので、微妙なバランスの調整も簡単だし、バリエーション作成も容易になります。

Photoshop効果は制作環境やパスの大きさなどによって、結果が大きく変わります。今回は直径200px程度のパスを、RGB環境、つまり効果の解像度が72で加工しています。それ以外の条件で制作する場合は、効果の設定などを各自で工夫してください。

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1,106字 / 5画像 / 1ファイル

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