マガジン一覧

life in LIFEの取り組み

life in LIFEで展開している場の紹介

智頭町タルマーリーとのコラボ企画「これからの“生きる”を考える 菌のリトリート」

はじめに7/6(土)-7(日)の1泊2日で、鳥取県智頭町にあるタルマーリーさんと「これからの生き方を考える 菌のリトリート」を実施。直前までの雨予報がうそのように晴れ、智頭がみんなを迎え入れてくれているようだった。 タルマーリーが培ってきたこだわりのものづくりを、実際に手を動かして体感し、オーナーの麻里子さんや格さんから、菌が教えてくれたことを聞き、みんなで対話する2日間のリトリートプログラム。 「菌」という目に見えないものから多くのことを学び、そこからよりよい人、自然

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【終了】タルマーリー渡邉格さんと語りあう「菌や馬から学ぶ、これからの社会と自分の在り方」

はじめに岩手県遠野にあるクイーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)。 ここは豊かな森に囲まれ、「馬と人とが共にある暮らしを営んでいく」をコンセプトに、山一帯をフィールドに山岳馬が放牧されている場所です。 20年以上、只その場所で、人が馬を支配するのではなく、共に生きていくためのあり方が探究されてきました。 今回このQMCHに、町の9割以上が山林に囲まれた鳥取県智頭町で採取する野生の菌から、パンやビールづくりを行うタルマーリー渡邉格さんを招き、「菌や馬から学ぶ、これから

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遠野クイーンズメドウ・カントリーハウス「馬と花を通してわたしを観る」_プログラム後記

はじめに 栗名月と言われる十三夜の満月と重なる10月8~10日、岩手県遠野にあるクイーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)で「馬と花を通してわたしを観る ~馬や花との関係から観える自己・パラダイムシフト~」をテーマに2泊3日の場づくりを行った。 いつも豊かな時間を支えてくれるQMCHという場と、テーマだけでは伝わりづらいプログラムの中身を色んな人に届けたいと思い、どんなところで、どんなことをやってきたかを書き記しておこうと思う。  なぜ遠野、QMCHなのか ぼくは

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宮沢賢治の話と、岩手県遠野での「馬と花と自己」プログラムのお誘い

その一:ちょっとしたこの夏の日記 ~宮沢賢治と自分~ ※プログラム詳細はこちら※ https://fb.me/e/3oVieP0uI 今年の夏、宮沢賢治の作品に触れ、語り合う機会に参加している。 『春と修羅』から始まり『銀河鉄道の夜』で終わる流れの中で、「賢治性」を考えるという時間。 ※『かたわらの賢治さん』:https://books-argentina.com/program/katawara-kenji   「雨ニモマケズ…」の聖人君子的賢治像は、作品を通して賢治の

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LIFEの探究と実践

「いまここ」「場をつくる」「在り方」「あいだや境界」「五感や身体性」「学びや変容(パラダイムシフト)」に関することについて、実践を通して自分なりに掴んだことを言葉にしてみる。

「馬と自然 、事に仕えること」

雨がしとしとと降る、6月、新緑の遠野。少し湿った空気の中に立ちあがる土や緑の香りがからだを包みこんでくれる。四季折々どの季節も、ここに来ると自然と感覚がひらいていく。 新たなプログラム開発の着想を得るため、遠野クイーンズメドウ(QM)の馬と共にある日常に入り、この季節の馬事や畑仕事を行ってきた。やってきたことはシンプル。 「山の中に放している馬たちに、刈った青草をやる。」 「からだをブラッシングし、蹄につまった泥をかき出す。(これも馬との日々の大切なコミュニケーションの一

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「夏の日の心象スケッチ 京都京北」 

京都京北での3日間を綴る 数年来、その人の「在り方」や「生きる」をテーマに、「体験・体感⇔対話⇔内省」をベースにした場をひらいてきた。 最近では越境学習とか、リトリートとか色んな言葉で表現され、徐々に”市民権”を得てきたような感じもあるけど、なんというか、ぼくがこれだと思っている場は言葉で説明しづらいところがある。 一定のラインまでは、理論やこれまでの実践知を通して説明できるのだけど、言葉はすべてを捉えきれないものだから、すべては伝わらない。 ぼくは、五感や感性、身体性

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田植えをする。からだを通してつながる世界 ー身体知、風景、祈り。

田植えの季節5月は田植えのシーズン。全国各地の田に水が張られ、農家が手塩にかけて育てた苗が出番を迎える。見渡す限りの田んぼが水で満ちると、一気に風景が変わり、また次の季節に移っていくことを直観する。 5月末の岩手県遠野クイーンズメドウ。いつもは主にプログラムを運営するタイミングでの滞在だったけれど、今回は田植えのお手伝いを中心に、ここで皆さんが日々行っている仕事を一緒に行った。 ”ホスト(≒ゲスト)”としての関わりから、何気ない日常の延長線上を共にする”フラットないちプレ

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馬と森にふれる。全体性とランドスケープ、遊び。

遠野クイーンズメドウ「うまのまにまに」2024年2月3~5日の2泊3日で、岩手県遠野市にあるクイーンズメドウで『うまのまにまに』に参加してきた。 主催の皆さんと久しぶりにゆっくりお話ししたかったのと、なんだか忙しなく過ぎていく日々の中で、からだの感覚が衰えていないかと漠然と感じていたことも相まって、無性に遠野の森や空気、馬たちに会いたくなったのだった。 馬との時間は豊かだった。 馬たちとの時間の中で、彼ら彼女らとの距離が少しずつ縮まっていく感覚と共に、自分自身との距離

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合同会社life in LIFEのこと。

合同会社life in LIFEの現在・過去・未来についての紹介ページ。

「縁側」を考える -「する」と「いる(ある)」と。-

「ぼくはいろんな地域で人の居場所になる”縁側”をたくさんつくりたい。老若男女、いろんな境遇の人たちが気ままに集う、縁側のようなやさしい場所を。」(前回投稿より引用)   前回life in LIFEの紹介の際、これから自分がつくりたい場を「縁側のような」と表現した。文章を書きながら、自分の「縁側観」をもう少し書いてみたいと思ったので、もう少し言葉を重ねてみたい。 ※前回の投稿:「合同会社life in LIFEについて」 【縁側のイメージ。 Less Is More.】

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合同会社life in LIFE -大切にしたいこと-

【会社をつくる。】 2020年12月21日に設立した合同会社life in LIFE。 今更ながら、会社のことを書き始めようと思う。 簡単な自己紹介も兼ね、設立に至った背景を簡単に紹介。   ぼくは、素材メーカーでの人事採用・海外営業、NPOでのリーダーシップ教育を経て、人材サービス会社で教育・育成をメインにさまざまな研修・ワークショップを実施してきた。   さまざまな人生の節目や価値観、色々な境遇によってできるアイデンティティや葛藤等に触れる中で「生きる」に興味を持ち、人

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