【遊戯王】 I.Q.【デッキ紹介】
明けましておめでとうございます。
昨年対戦してくださった方、ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
去年このデッキを回し続けたことで、構築もプレイングも固まってきて……いるわけではないんですが、いいデッキにはできたはず。
そのため、新年を機に公開してまたデッキを組もうかなと思った次第です。
お納めください。
コンセプト
ディプロマンと氷の女王を使って墓地の魔法カードを手札に加えるコンボ。
ディプロマンの①効果で氷の女王を相手モンスターに装備し、その攻撃力を2900下げて戦闘破壊します。
すると、装備された氷の女王は装備対象がいなくなったことで破壊され、効果が誘発して墓地の魔法カードをサルベージできるというわけです。
コンボのためには、手札にディプロマン、墓地に氷の女王を用意する必要がありますが、1回使いたいだけならとても簡単。
ベアトリーチェでオルフェゴール・クリマクスと氷の女王を落とせばいいですからね。
とはいえ今回はせっかくなので、このコンボが毎ターンできるようにデッキを考えてみました。
そちらを深堀する前に、まずこのコンボそのものの抱える課題を解決しようと思います。
何を回収すれば強いのか?
上のコンセプトを決めてデッキを組み始めてから気づいたのは、任意の魔法カードを回収できるといっても、実のところ、回収して強い魔法カードは限定されるという点でした。
回収した魔法カードを使えるのが基本的にメインフェイズ2になってしまうため、魔法カードによる展開や除去が活かしづらかったんですね。
戦闘が終わったあとにサンダーボルトを回収しても、「何回も打てて爽快!」ではなく「メインフェイズ1に撃ちたかった……」が先に来ます。
そんな中、サルベージして強いだろうと想定したのは以下の2パターンです。
バトルフェイズ中でも発動可能な、攻撃的な速攻魔法
メインフェイズ2に発動しても問題ない、リソース補充のできる通常魔法
この時に考えたのは、
「1と2を含んでいるテーマがあれば、序盤はテーマ単独で動きつつ、リソースが切れてきた時にディプロマン+氷の女王の動きで回復できるから安定しそう」
ということでした。
そんなテーマはあるのか?
すぐ見つかりました。
そもそもエンゲージをカガリでサルベージすることが強いテーマとして作られているのだから、相性が悪いはずがありません。
――いやいや待ってくれと、ここで心の中でツッコミを入れた方は勘が良い。
閃刀魔法はメインモンスターゾーンを空けなければ発動できないぞと。ディプロマンが邪魔だと。
エンゲージはまだいいんです。
メインフェイズ2に入ればマルチロールでディプロマンを退かして発動できますからね。
しかし、バトルフェイズ中はマルチロールの効果が発動できません。
では、バトルフェイズ中にウィドウアンカーを発動すべく、ディプロマンをどうやってメインモンスターゾーンから取り除くのか。
そのためのカードも何枚か採用しています。
「リリースして発動」するタイプのカードです。
これらにチェーンしてウィドウアンカーを発動することは可能です。
また、ディプロマンの効果を相手が無効にしようとしてきた時にこれらを発動することで、ディプロマンの効果を通すことができるのも大事なポイントですね。
それぞれ少し補足すると、カイザー・グライダーは耐性のある大型モンスターの突破要員。
それ自体は閃刀テーマ内でもH.A.M.P.が可能ですが、こちらはレベル6であることが少しだけ大事です。
レシピを見ればわかると思います。
エネミーコントローラーは表示形式変更のモードも使い道があります。
それはディプロマンの効果で氷の女王を装備しても、相手モンスターの攻撃力しか下げられないためです。
1回目は表示形式変更、2回目はコントロール奪取と使い分けられることもあり、満足感たっぷりな一枚。
表裏一体はピンとこないと思います。どう使うのか?
ディプロマンをパンツァードラゴンに変換してメインモンスターゾーンを空けるために使用します。
また、次のターン以降はディプロマンの効果でパンツァードラゴンを装備させることもできるため、氷の女王が除外されるようなことがあっても戦えるようになります。
さて、上記のカードを放り込んで、初動と好きな魔法カードで味付けしたレシピが、以下の通りです。
デッキレシピ
毎ターンディプロマン+氷の女王の動きを決めるための初動は例によってディヴァイナーです。
ディヴァイナーが引けていない場合は閃刀姫として動いて、エンゲージやソウルズで必要パーツを引き込みに行きます。
これで次のターンにソウルズから氷の女王を落とし、ソウルズをリリースしてディプロマンをアドバンス召喚することができます。
次ターン以降はアンガーナックルを自身の②効果で蘇生してバレットライナー蘇生につなげられるため、毎ターンディプロマンを回収できるようになります。
バレットライナーに除外やバウンスを打たれた場合は自分でリリースして逃げられる算段です。
あくまで算段。
また、アンガーナックルの①効果と②効果はそれぞれ「墓地へ送って発動」なので、メインモンスターゾーンを一瞬空けてウィドウアンカーやシャークキャノンを通すことが可能です
その他の小ネタ
朔夜しぐれ
ウィドウアンカーを温存するため、相手ターンの無効手段として別採用。
ソウルズから引いたときに通常召喚すれば虹光の宣告者をS召喚できる。
慈愛の賢者-シエラ
語るまでもなく強力なカードではあるが、このデッキにおいてはディプロマンの装備先を無理やり作り出せる。
閃刀機構-ハーキュリーベース
「自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる」という書き方のため、装備制限は実はついておらず、相手モンスターに装備しておいてコントロール奪取すればかなりおいしい。
武装再生
上記の理由から装備対象に制限がないハーキュリーベースを、発動を挟まず無理やり装備できる速攻魔法。
甲虫装機 エクサビートル
相手がセルフバウンスを構えているのが見えているとディプロマンは躱されるため、自分のモンスターに装備する手段を確保する目的で採用。
ディプロマンは召喚時誘発なのに対しこちらは起動効果でフリチェ除去が刺さってしまうため、こちらの方が使用頻度は低め。
まとめ
PREMIUM PACK 2023やOCG STORIESのおかげで新規カードが増えて、研究の余地が生まれてしまいました。
このデッキとは今年も長いことにらめっこしていくことになりそうです。
デッキ名のI.Q.は、
知能指数(Intelligence Quotient)
と
氷の女王(Ice Queen)
からきています。
パンツァードラゴンからパンツもデッキ名に持ってきたかったんですが、断念。
きれいに決まりすぎてるとちょっと崩したくなりません?
――ドミノとかジェンガとか、やりたくなってきました。
私は年末年始は実家で過ごしましたが、そういえば家族と正月遊び等一切せず終わってしまいました。
家族で麻雀やるかって話にはなったけど。
(心得は一切ありません)
今年は遊戯王する人たちと、遊戯王じゃない遊びもできたらいいですね。
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