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あの時の期待に涙

突然ですが僕はとある会社の工場長です。
従業員は100人くらいかな。
いわゆる中間管理職ってやつ。
7年前社長に「工場長をやってみるか!?」と言われた時の記憶は今も鮮明に覚えている。

なぜこの時の記憶が今になって蘇ったかというと、現在会社は変革を求められていて(これには色々と事情があるのだが)そこで新たに会社にとっての重要なポジションについてもらう人を任命しなくてはならなくなった。
任命するにあたってはそれぞれの持っている能力とか協調性とか感情で動かないこと(論理的に考えられる)や視野の広さ(俯瞰的、総合的視点)等様々なことを考慮した上で選ぶことになるが何よりも大前提にその人がそのポジションを出来るかどうかだ。
当然出来ると思うから任命するわけだけど、そこには「期待」とか「願い」みたいなものが大きく込められていることを任命する側になって凄くリアルに感じた。
"おまえならやれる"そう思って任せて育てるわけだ。
それを7年前に社長が同じような気持ちで自分に伝えてくれたことを想像すると急に涙がでてきた。
人に期待をしてもらえるってありがたい。

期待にはここまでは出来るだろうという憶測がある。
その憶測のレベル通りではあくまでも期待通り。そこには「お!こいつやるな!」っていう感動はない。
それでも充分だし、テストで言えば100点満点。
でも期待を良い意味で裏切り相手の憶測のその上をいき、感動させられる人こそ階段を駆け上がっていくような気がする。
別に出世することだけが正ではなくて、取引先やお客さんもそう彼氏彼女や友達だって対人関係において全てに言える事だったりする。

何かを任されてまだ今は能力が追い付かずに気負ってつらい人に、ほんの少しだけ任せた人の気持ちを想像出来たらあともう少しだけ頑張ろうかなって思ってもらえるかな。
時には憶測に誤りだってあるから、やってみてダメなら逃げたって良いと思う。期待に応えようと頑ろうとした人を非難はしない。しちゃいけない。

僕も相手の期待を裏切れるようなそんな人間になりたいな。
アラフォーなので裏切りを連発するような体力はないから一発入魂のスナイパーのように笑

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