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勘定を整える

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お金の流れを整えることで、したたかに生き抜く会社をつくりませんか?
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「社員が育たない」という課題は構造的に捉え、育つ環境を意識的に仕掛ける

「社員が育たない」という課題。 もちろん、いくら教えても、なかなか成果が出ないという社員の属人的な問題というケースがあります。 一方で、社員はその仕事は好きだし、やる気もある。けれども、思うように育っていないということも少なくありません。 また、経営者が「社員は育たない」という時、担当者としてよくやっているのでOKだが、管理職としては物足りないので、NGということがあります。 このような場合、その社員にヒアリングしてみると、「管理職として、また、リーダーとして、求めら

基準を示して叱る時に叱るのはパワハラではない

私が新入社員として最初に配属された支店では、総務課にご年配の女性が一人おられました。 電話が鳴ってもご機嫌の良い時しか出てくれません。 代表電話は総務課のところにかかってくるので、我々新入社員がまずやったことは電話の応対。 先輩たちは日中ほとんど営業で外出しているため、支店に残っているのはごくわずかの人数しかいません。 同期と二人で「もうちょっと電話を取ってくれないかぁ」と思いつつ、どんな反応が返ってくるのか怖かったこともあり、ベテラン社員には何も言えずにひたすら電話

進捗管理はマネジメントの試金石、一歩歩み寄って社内がまとまる布石にする

「あれ、どうなった?」 経営者であれば、少なくとも1度は社員に対して発したことのあるフレーズではないでしょうか。 1億円を超える大口案件であれ、昨日依頼した見積り書の作成であれ、進捗の管理では経営者と社員との間ですれ違いが起こります。 進捗管理の方法は会社によっていろいろ。 毎週営業会議を開いて、案件の進捗状況を把握している会社もあれば、社員から提出される日報で、進捗を報告させている会社もあります。また、中には営業管理システムを導入して、取引先別の進捗管理を行っている

大きな問題は「一本勝ち」ではなく、「併せて一本勝ち」を目指して対応する

あるクライアントさんと打合せをしている時、売掛金の未回収が多いという問題点が出てきました。 このクライアントさんの場合、売掛金の一つ一つの金額は小さいが、件数が非常に多いために、どうしても売掛金の入金チェックに時間がかかるという構造的な要因がありました。 これについては売掛金の消込方法について、経理部長にいくつかアドバイスさせていだたいたのですが、いろいろとお話をお聞きするうちにまた新たな問題点が発見されたのです。 例えば、営業担当者。 営業部長によると、営業担当者は

「社員を増やせば利益も増えるのか?」は見たくもないし、言いたくもないし、聞きたくもないけれど、真正面から向き合う課題の一つ

売上を増やす方法を経営者にお伺いした際、必ずと言っていいほど出てくるご回答が「社員を増やす」です。 ただ、「社員を増やしたら、利益も増えますか?」と追加で質問すると、「利益も増えます」という明確にご回答される方はぐんと減ります。 1×1=3 算数の式としては間違っていますが、会社経営においては、この数式が成立するかどうかで、その後の業績の伸びが大きく変わります。 社員を一人増やすケースで、既存の社員Aさんと新規に採用する社員Bさんの力をそれぞれ1だと仮定します。 A

目指したい会社経営の理想像をオーケストラの果敢な挑戦に見い出す

指揮者なしでベートーヴェンの第九を演奏する。 以前たまたまテレビでやっていたので、ついつい見てしまいました。 オーケストラには必ず指揮者がいて、楽団員はその指揮を見ながら曲を演奏します。同じ演奏者でも、指揮者が変わると曲が変わると言われているくらい、指揮者の役割は大事です。 しかも、ベートーヴェンの第九は第4楽章で合唱が入るなど、バラエティに富んでおり、指揮者がいても演奏が難しい曲と言われています。 それを指揮者なしで、しかも、いろいろな楽団から集まった人たちで演奏す

塵も積もれば山となる。1秒、1分、1日の積み重ねの大切さを思い出させる領収書の束。

もうすぐ確定申告の時期が始まりますが、1年間貯まった領収書をまとめるのは結構面倒くさいですね。 忘れもしない28年前のこと。 「これやっといて!」と上司からどさっと渡されたのは、領収書や小切手帳の束、束、束。   「この量はないだろう!!」  本社への決算報告期限まで10日余り。私は急ぎ決算事務に取り掛からねばなりませんでした。 当時私は銀行のマニラ駐在員事務所設立のため、8月にフィリピンに赴任しました。 上司である所長は4ヵ月ほど先に着任していましたが、その間事務

1分間で真意を伝えられるのかを検証中

経営や仕事に役立つ情報を必要とする人にいかにして届けるか。 最近はYouTube ショートなるものがあると知って、今月から挑戦しています。 「管理するのは人ではなく仕事」 「仕事の役割分担は社内の都合で決めない」 「事実は一つ、真実は一つ」 「長時間労働は良いことだ」 ここまでの気づきとしては 1分間でポイントをまとめるのは簡単ではない 曖昧な表現ではなく、言い切らないと伝わらない 普通のYouTube 動画より投稿した直後の再生回数は増えやすい 言いたい

資金繰り表を作るにあたり、最初につまずきやすい3つのポイントとは?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 資金繰り表はおこづかい帳と同じあなたは子供の頃いわゆるおこづかい帳をつけられた事はあるでしょうか。 私は小学校4年生まで和歌山との県境に近い大阪の田舎に住んでいました。 たしか小学校の2年生か3年生の時だったと思いますが、最寄りの駅に初めて銀行の支店ができました。その時、頒布品としてもらったのがおこづかい帳。 それ以来小学生の間はおこづかい帳をつけていた記憶があります。 おこづかい帳は ・昨日の残高:A ・入金:B ・出金:C ・今

PDCAサイクルを回して根性論から脱出する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 「定期預金300万円取るまで帰ってくるな!」 銀行員時代、ある支店ではこんな指示が出ていました。 当時は個人定期預金を獲得するのが支店にとって最大の目標の一つ。 ボーナス時期などは朝礼で「今日は300万円取ります」と宣言させられて、そのノルマを達成しないと店に帰って来られないということがあったのです。 今で言うところのブラック企業に近いかもしれません(汗)。 会社にとって売上は大事。そして、売上を上げるためには営業が大事です。 で

「プロセスなき成功は失敗より怖い」という野村監督の教えを売上アップの要因分析に活かす

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 「プロセスなき成功は失敗より怖い」 以前新聞で出ていた「師弟」という本の広告のキャッチコピーです。 「師弟」の著者は野村克也さんと宮本慎也さん。 野村ID野球の真髄を知るお二人のことなので、単に目先の成功よりも、長期的な視野に立って、どうしたらよいかを常に考えておられるのだと思います。 その野村監督。 中日や楽天で活躍した元本塁打王の山崎武司さんに対して、現役時代、「三振でもいいんじゃないか」というアドバイスをしたことがあるそうです

業務の自動化に着手する前に経営者が意識して取り組むべきこととは?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 マーケティング関連で、時折耳にする言葉の一つが、マーケティングオートメーション。 その定義はマーケティングの各プロセスおけるアクションを自動化するための仕組みです。 例えば、見込み客を集める際 資料請求→メールアドレスと名前登録→マスターデーター作成→資料送付→フォローアップ→個別相談のご案内→個別相談のお申込み という流れがあります。 これらの一連の流れがスムーズに、かつタイムリーにできれば経営者にとっては言うことがありません。ど

7つの位置を変えて、したたかに生き抜く会社をつくる

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 弊社では「感情と勘定を整えて、したたかに生き抜く会社をつくる」ことに取り組んでいますが、「したたかに生き抜く会社をつくる」際にポイントになるのは「7つの位置を変える」ことです。 経営理念の位置を変える 目指す数字の位置を変える 焦点を当てる位置を変える 思考の出発する位置を変える 役割として担う位置を変える お客様との位置を変える ゴールの位置を変える このうち、1〜3は組織づくりに関すること、4〜6は人づくりに関すること、そ

「英国生まれ」で日本人が認めたものは世界を魅了する?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 「英国生まれ」と聞いて、すぐに頭に思い浮かぶものは何でしょうか? 音楽好きの人なら「ビートルズ」、映画好きの方なら「007」とお答えになるかもしれませんね。 私の場合はサンダーバード。 1965年に制作された人形劇で、100年後の2065年を舞台にしています。サンダーバード1号や2号が発進するシーンには毎回心を躍らせていました。 このサンダーバード、誕生のきっかけは1963年にドイツで起きた鉱山事故。英国で救出の状況をニュースで見てい