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☆☆カタールW杯注目選手〜グループE〜☆☆

やっと半分まで来ました。カタールワールドカップの注目選手シリーズ、続けてはグループEを見ていきたいと思います。

○グループE
・スペイン(12大会連続16度目)世界ランク6位
・ドイツ(18大会連続20度目)世界ランク11位
・日本(7大会連続7度目)世界ランク24位
・コスタリカ(3大会連続6度目)世界ランク34位

我らが日本代表の入るグループE。スペイン、ドイツというヨーロッパの優勝経験国と同居し、日本国内では「死の組」と言われてます。
しかし、他国から見れば、分かりやすい2強2弱のグループです。当然2強はスペインとドイツです。
しかし、日本も前回のロシア大会では、グループの中では世界ランクは最下位でありながら突破しました。コスタリカも、2014年のブラジル大会での大番狂わせがあるので、決して侮れないチームです。
では、日本中の人々が見るであろうグループEの国々の注目選手を紹介していきます。

○スペイン(12大会連続16度目)世界ランク6位

言わずと知れたサッカー大国スペイン。世界屈指のレベルであるサッカーリーグを持ち、2010年の南アフリカ大会で優勝を果たした時は、そのボールを保持するスタイルのサッカーが一世を風靡しました。昨年のEURO2020でもベスト4入りしており、近年の代表チームも結果を残しています。しかし、圧倒的な強さで勝利した試合は意外と少なく、今回のワールドカップ予選も辛うじて出場を決めたというところです。圧倒的な「個」の強さを持つ選手はいないものの、やはりスペインの文化で培われてきたテクニックに加え、プレスなど激しいプレーも厭わない体力を持つ選手が台頭してきており、強豪国であることは間違いないです。正直、注目してる選手は非常に多いですが、その中から選りすぐってみました。

・アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード/スペイン FW 29歳)

スペイン代表のストライカーとして前線で活躍するアルバロ・モラタ。
レアル・マドリードの下部組織からトップチームに昇格し、その後ユベントス、チェルシー、アトレティコと欧州のトップクラスのチームを渡り歩いてきた実力者です。
エリア内での得点力に優れたフォワードで、裏への抜け出しが上手く、フリーの状態でボールを持ってゴールを決めることが多い選手です。身長189cmと高さもあるので、競り合いでも強さを発揮できます。
足元の技術やスピードに優れており、テクニックで相手を翻弄することも得意です。
フィジカルの強さが平均的なところと、ここぞという決定機を外してしまったりするところが玉に瑕ですが、カタールの地では得点を量産してくれることに期待ですね。

・フェラン・トーレス(バルセロナ/スペイン FW 22歳)

スペイン代表の若き逸材、フェラン・トーレス。名門バレンシアからマンチェスター・シティに加入し、現在はFCバルセロナで活躍しています。
主なポジションは右ウイングで、テクニックが持ち味のフォワードです。右サイドからゴール前に正確なクロスを供給できます。
細かいボールタッチのドリブルも特徴的で、ボールを前に運ぶ推進力もあります。相手をかわす細やかな技や高いシュート技術など、スペイン代表らしいテクニカルなプレーが特徴です。
カタールワールドカップで更なる飛躍を遂げるのか、要注目ですね。

・アダマ・トラオレ(ウォルバーハンプトン/イングランド FW 26歳)

正直な話、彼がスペイン代表としてワールドカップに出場できるかは不透明。というか、出場しない可能性の方が高いかもしれません。しかし、それでも彼をここで紹介するのは、出たら何かしらやってくれるかもしれないという期待感があるからですし、他のスペイン代表選手にはない強烈な個性を持った選手だからです。
まず、何の予備知識もなく彼を見て、サッカー選手だと即座に答えられる人は少ないと思います。大概の人はラグビーやアメフトの選手だと答えるでしょう。それだけ、サッカー選手とは思えないガタイの良さです。
イングランドのウォルバーハンプトンでブレイクしたトラオレは、見ての通りの強靭なフィジカルと圧倒的なスピードが武器です。右サイドから爆速ドリブルで一気にピッチを駆け上がり、ゴール前にクロスを供給したり、時には自ら決めたりします。このガタイの選手が猛スピードで突っ込んできたら、並大抵の選手では止められないでしょう。一時期はプレミアリーグ最速の選手とも言われていました。
昨シーズンにユース時代を過ごした母国スペインのFCバルセロナにレンタル加入した時は、その圧倒的なスピードとフィジカルでスペインリーグを折檻したことも記憶に新しいです。(スペインはイングランドよりプレー強度は低いですから。)
残念ながらシュート技術にやや難があるので、彼自身の得点はそこまで多くありませんが、サイドからの突破でチャンスを作り出すことで得点に関与しています。
果たしてカタールの地でトラオレの爆速ドリブルを見ることができるのか、これまた注目ですね。

・ペドリ(バルセロナ/スペイン MF 19歳)

スペイン代表の若手で大きな期待を寄せられているのが、ペドリです。昨年の東京オリンピックでもスペイン代表として来日し、要注意選手として挙げられていました。昨年のEURO2020でもベストイレブンに挙げられるほど、世界から大きな注目を集めています。
2020年にラス・パルマスからFCバルセロナに加入し、今やバルセロナの中盤の絶対的主力に上り詰めました。
ペドリは高いテクニックが武器であり、戦況をよく見極め、効果的なポジション取りをすることが上手いです。テクニックも高く、決定的なパスで試合の流れを引き寄せることができます。特にペナルティエリア内での落ち着きは、とても10代の選手とは思えないです。更に、守備でも大きく貢献できる選手です。ボールを奪われても、素早く相手に寄せて奪い返し、カウンターをくらったら全速力で自陣に戻り失点を阻止する献身性も備えています。攻撃でも守備でも決定的な仕事ができる万能型MFですね。
これからのスペイン代表を背負っていく逸材であることは間違いないので、彼が初のワールドカップでどのようなプレーを見せてくれるか、楽しみですね。

・ガビ(バルセロナ/スペイン MF 18歳)

こちらもスペイン代表の未来を担うであろう期待の若手、ガビ。
ガビはFCバルセロナの下部組織で育ち、17歳でトップチームデビューを果たしています。今年のUEFAネーションズリーグでは、チェコ戦で代表初ゴールを挙げ、これがスペイン代表史上最年少ゴールとなりました。
ガビも中盤で様々な働きができる万能型MFです。パスの精度が高く、決定的なスルーパスを出せるので、センターハーフでも活躍できるほか、シュート精度も高いので、ウインナーやセカンドトップなどのゴールに近いポジションでもプレーできます。
また、戦術理解力も高く、常にピッチの状況を見ながら的確なポジションでプレーできます。味方のためのスペースを作るために動いたりと、チームのために献身的に動ける選手でもあります。
ペドリと同じく、初のワールドカップでどれほどのプレーを見せてくれるのか、楽しみです。

・ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド MF 26歳)

ロドリことロドリゴ・エルナンデスは、スペイン代表の中盤に欠かせない選手です。
主に攻撃的MFとしてプレーしており、ビルドアップの中心となって攻撃の組み立てをする選手です。ボール捌きは非常に卓越しており、相手にプレッシャーをかけられても、巧みなテクニックでプレスを剥がすことができます。
長短のパスをうまく使い分けることができ、チームの攻撃を活性化することができます。
また、守備でも大きく貢献できる選手であり、ボール奪取能力も高いです。的確に相手の動きを読んでボールを刈り取るクレバーな選手でもあります。身長191cmと抜群の体格をしているので、パワーもあり、時には強烈なミドルシュートを打ち込むこともあります。
中盤で攻守に動き回るロドリ。カタールワールドカップでも彼の働きぶりに注目ですね。

・チアゴ・アルカンタラ(リバプールFC/イングランド MF 31歳)

スペイン代表やリバプールFCの中盤で大きな存在感を放つのが、チアゴ・アルカンタラです。
出身はブラジルですが、子供の頃に家族と共にスペインに移住し、FCバルセロナの下部組織に加入しました。その後はバルセロナのトップチームに昇格し、スペイン代表にも選ばれるようになりました。ちなみに、彼の父親は元ブラジル代表で1994年のアメリカW杯優勝メンバーのマジーニョであり、弟はブラジル代表のラフィーニャです。
チアゴはバルセロナでシャビ(現FCバルセロナ監督)やイニエスタ(現ヴィッセル神戸)といった名手たちと共にプレーしたことから、彼らの特徴を併せ持つ中盤のマルチプレーヤーとして名高いです。シャビのような精度の高いパスや、イニエスタのような細かいボールタッチで相手を抜くドリブルが得意です。ファーストタッチで相手を抜き去れるテクニックを持っており、ボールを受けても瞬時に前を向けます。そこからドリブルで仕掛けたり、前線にパスを出したりと、プレーの選択肢が豊富なので、相手からしたらとても嫌な選手です。
カタールワールドカップでも中盤で奮闘する姿を見られるのか、とても楽しみです。

・マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリード/MF 27歳)

レアル・マドリードのユース出身であり、現在は同じマドリードのライバルであるアトレティコに所属しています。
レアル時代は守備的MFとしてプレーしてきましたが、アトレティコに移籍後は中盤の右サイドやセカンドドップなどの攻撃的なポジションでプレーしています。
このコンバートが彼にとっては大成功で、レアル時代は発揮できなかった本来の実力を表し始め、2020-21シーズンではリーグ戦12ゴール10アシストという結果を残し、アトレティコのリーグ優勝に大きく貢献しました。
ジョレンテの特徴は、身長184cmの体格とフィジカルの強さ、高いスプリント能力です。競り合いに強くボール奪取力が高く、サイドバックでもプレー可能なことから守備でもチームに貢献しています。
オマケにスペイン人らしく、ボールテクニックもあるので、スピードと相まって相手にとってはかなり厄介な選手でしょう。
スペイン代表ではスタメンの座を確保するまでには至ってないですが、試合の途中で投入して流れを変えられる力はあると思うので、ワールドカップでも楽しみにしています。

・アイメリク・ラポルト(マンチェスター・シティ/イングランド DF 28歳)

欧州でも有数のディフェンダーであるラポルト。強豪マンチェスター・シティでも最終ラインで欠かせない存在になっています。
ラポルトは元々フランス出身であり、アンダー世代ではフランス代表を選択してきました。しかし、彼はフランスのA代表に呼ばれることはありませんでした。「これほどの選手がなぜ代表に呼ばれないのか」とサッカーファンの間では不思議に思われていました。そしてついに、ラポルトはユース時代から過ごしたスペインの国籍を取得して、スペイン代表に転向します。その後はスペイン代表にコンスタントに選ばれるようになり、代表の主力となっています。
ラポルトの特徴は、センターバックでありながらパスの精度が高く、ビルドアップの精度が高いことです。なので、マンチェスター・シティのようにボール保持をするチームでは重宝されます。また、当然守備力も高く、カウンターへの対応能力や空中戦での強さが持ち味です。
最終ラインからスペイン代表を支えるラポルトの働きにも注目ですね。

・パウ・トーレス(ビジャレアル/スペイン DF 25歳)

スペインのビジャレアルの下部組織からトップチームに上り詰め、現在も主力のセンターバックとしてプレーしてるパウ・トーレス。
昨年の東京オリンピックでも、スペイン代表として来日していましたね。
ラポルトと同じく、センターバックながら足元のテクニックがあり、ビルドアップ能力に優れているところが特徴です。状況に合わせた的確なパスを選択でき、味方のチャンス創出にも貢献しています。また、当然守備力も高く、フィジカルが強いため競り合いにも長けてますし、危険察知能力も高いです。191cmと高身長なので、高さでも相手より優位を取れるのも特徴です。
スペイン代表の戦術的にも重要な選手であるパウ・トーレスの活躍にも是非注目してみてはいかがでしょうか。

○ドイツ(18大会連続20度目)世界ランク11位

歴史あるサッカー大国であり、2014年のブラジル大会でも優勝を果たしたドイツ代表。しかし、王者として臨んだ前回のロシア大会では、メキシコと韓国に敗れ史上初のグループリーグ敗退という屈辱を味わいました。その後はEUROや欧州ネーションズリーグでも思ったほどの結果が出ない状況が続いていましたが、昨年にバイエルンで実績を築き上げたハンジ・フリックを監督に迎えてからは調子は上向きになり、就任後13試合無敗という記録も打ち立てました。
前回のリベンジに燃えるドイツ代表は、相変わらず各ポジションに実力十分のタレントが揃っています。主にドイツ国内リーグの選手が多く、ベテランから若手まで年齢層も幅広く、安定した戦いができるチームです。ストライカーらしいストライカーがいないのが欠点ですが、フィニッシュの部分をどうカバーするかが勝ち抜くポイントになってきます。
それでは、そんなドイツ代表の注目選手を見ていきましょう。

・トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ FW 33歳)

ドイツ代表で110試合以上に出場を続けているベテラン選手であるミュラー。
2010年の南アフリカ大会では、20歳の若さで大会得点王になるなど、若い頃からドイツ代表の主力として活躍してきました。
ミュラーはセンターフォワードだけでなく、ウイングやトップ下、両サイドでもプレーが可能な選手です。
彼の特徴は、オフザボールの動きが非常に優れているところです。
味方からのパスを引き出す場所にいてくれるし、スペースを見つけてはそこを突いてくるので、相手にとってはとても厄介です。
フィジカルの強さやスピード、テクニックは世界トップクラスとは言えないまでも、その抜群のポジション取りや動き出し、ゴールへの嗅覚や、味方のスペースを作る動きや守備での献身性など、様々な面でチームの力になれる選手です。そのため、ゴール数だけでなくアシスト数も非常に多い選手です。
ミュラーは2019年に、当時ドイツ代表を率いていたヨアキム・レーヴ監督から、世代交代のために今後代表に招集しない旨を言い渡されてしまいます。(同じくマッツ・フンメルスやジェローム・ボアテングなども今後招集しないと言い渡されています。)そのことについて、本人も不満を露わにしていましたが、ドイツ王者のバイエルンでの活躍が評価され、昨年のEURO2020に臨むメンバーに選ばれて、2年半ぶりの代表復帰を果たしました。
まだまだドイツ代表の攻撃を牽引するミュラーの活躍に、今回も目が離せません。

・カイ・ハフェルツ(チェルシー/イングランド MF 23歳)

ドイツ代表の若手選手でも特に期待されているのが、カイ・ハフェルツです。
ドイツの育成の名門レバークーゼンでユースから育ち、トップチームでも活躍した後、チェルシーに移籍しています。
ドイツ代表でもこれまで30試合以上に出場しています。
主にトップ下など攻撃的MFの選手ですが、センターフォワードやウイングでもプレーできるユーティリティな選手です。
身長189cmの長身に加え、技術力も高いのが彼の強みです。前線でボールをキープしたり味方に落としたりするポストプレーが得意であり、自らの得点だけでなく味方へのお膳立ても得意です。
また、ドリブルも上手く、繊細なボールタッチで相手をかわして進むことができるのも大きな魅力です。スピードのある抜け出しも多く、得点パターンが豊富なので、相手にすると非常に厄介な選手です。
カタールの地でドイツの若き才能が躍動するか、楽しみですね。

・セルジュ・ニャブリ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ FW 27歳)

ドイツ代表の主力となるアタッカーであるニャブリ。ドイツ王者のバイエルンでも主力として活躍し続けています。
ニャブリの大きな持ち味は、ドリブルです。スピードとテクニックに優れており、細かいボールタッチで相手をスルリと抜いていきます。主にウイングのポジションですが、左右どちらでもプレーできるのが強みです。過去にはセンターフォワードとしてプレーしていたこともあるので、前線なら一通りのポジションをこなせます。また、ゴールだけでなく、前線から相手にプレスをかけたりと、守備でもチームに貢献できます。
リーグ戦だけでなく、チャンピオンズリーグなどの大舞台でも得点を決める力があり、ワールドカップでも得点を量産してくれることに期待ですね。

・ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ/ドイツ FW 26歳)

ドイツの強豪ライプツィヒで頭角を表したアタッカーであるヴェルナー。
ブンデスリーガでも有数のフォワードへと成長した彼は、イングランドの強豪チェルシーに移籍します。しかし、チェルシーでは思ったほど活躍できず、今シーズンから古巣のライプツィヒに復帰しています。
ヴェルナーの持ち味はスピードです。裏への抜け出しや速いドリブルなどで得点のチャンスを作ります。特にカウンターを戦術とするチームと相性が良く、ライプツィヒでもその力を遺憾なく発揮していました。(逆に、ボール保持を主体とするチェルシーでは適応に苦しんでいたようでした。)また、前線から相手にプレスをかける献身的な守備も長所です。
カタールワールドカップでも、ヴェルナーの活躍が見られることに期待ですね。

・ヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ MF 27歳)

ドイツ代表の中盤の要であり、世界でも屈指のMFであるキミッヒ。
本来のポジションは守備的MFですが、右サイドバックやセンターバック、攻撃的MFもこなすなど、とてもユーティリティな選手です。
キミッヒは運動量が豊富なので、攻守の切り替えも非常に早いです。ボールを奪われた瞬間に守備に入り、ボールを奪った瞬間に攻撃のスイッチを入れる、守備と攻撃の繋ぎ役でもあります。
そして、パスの精度も非常に高いのが特徴です。ショートパスからロングボールに至るまで、彼のキックは非常に正確です。
オマケにミドルシュートも得意なので、隙があれば直接ゴールを狙ってくるという万能ぶり。まさにドイツ代表の要と言える選手ですね。
今回のワールドカップでもどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。

・イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ MF 31歳)

ドイツ代表の中盤に欠かせない選手であるギュンドアン。
ドルトムント在籍時は、元日本代表の香川真司とチームメイトであり、大の仲良しであることも知られています。
主なポジションはセントラルMFであり、真ん中でのプレーが主です。
ギュンドアンの持ち味は、キックの精度の高さ、相手を剥がすテクニック、強力なミドルシュート、巧みなボール奪取など、攻守に必要な能力が揃った選手です。
特に得点に関しては、昨シーズンはマンチェスター・シティで自己最多となる13得点を挙げるなど、30代になって更にパワーアップしているように思います。
カタールワールドカップでは、テクニックと賢さを兼ね備えたギュンドアンのプレーに注目ですね。

・アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード/スペイン DF 29歳)

ドイツ代表の最終ラインで壁のようにそびえ立つ、リュディガー。
シュトュットガルトやローマ、チェルシーで活躍し、今シーズンからレアル・マドリードに加入しています。
主にセンターバックでプレーしている選手で、190cmの体格とフィジカルの強さを生かしたプレーが特徴です。対人守備の強さは一級品であり、球際での勝負にはめっぽう強いです。また、スピードも優れており、チェルシー時代はプレミアリーグで最速クラスの選手でした。そのスピードを生かしてドリブル突破も図ってくるので、相手からしたらたまりません。守備だけでなく、攻撃でもチームに貢献できる選手です。また、ピッチ内外でリーダー的存在でもあることも知られています。若手選手の面倒見も良く、ユニークなキャラクターでもあるため、チームメイトや監督からも信頼されています。
カタールでもリュディガーの活躍が見られたら嬉しいですね。

・マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ GK 36歳)

ドイツ代表の守護神であるノイアー。
世界でもトップクラスのゴールキーパーと言われています。シャルケに在籍していた時は、元日本代表の内田篤人とチームメイトでした。
2014年のブラジル大会でも守護神を務め、ドイツ代表を優勝に導いた立役者でもあります。
ノイアーは、シュートに対する反応速度が速いのはもちろん、足元の技術が高いことでも知られています。そのため、彼は「11人目のフィールドプレーヤー」と言われ、ビルドアップにも積極的に関わっていく現代型のゴールキーパーのスタイルを確立していった選手でもあります。試合を見ていても、時にはゴールキーパーとは思えないくらいに前のポジションを取ってボール回しに関わります。
そんな現代型ゴールキーパーの完成形とも言われているノイアーも36歳のベテラン。ゴールキーパーは選手寿命が長いとはいえ、年齢的に今回が正守護神として迎える最後のワールドカップになるかもしれません。
世界トップクラスの守護神、ノイアーのプレーはとても楽しみですね。

○日本(7大会連続7度目)世界ランク24位

7大会連続でワールドカップ出場を果たしている我らが日本代表ですが、今回のワールドカップ予選も苦戦続きでした。ホームである初戦でオマーン代表にまさかの敗北を喫すると、3試合目でサウジアラビアにも敗れ、この時点で1勝2敗と、ワールドカップ出場が本当に危ぶまれる事態になりました。しかし、その後は6連勝をマークし、無事にワールドカップ出場権を勝ち取りました。
実績のあるベテランが中心だった前回大会とは打って変わって、ワールドカップ出場経験のない若手を中心に、チームを新たに作ってきました。今やメンバーのほとんどが欧州の主要リーグでプレーする選手ばかりで、選手個人のレベルは着実に上がってきていると感じます。あとは、森保監督がこれらのタレントを上手く生かした采配ができるかが鍵になってきます。
果たしてスペイン、ドイツという強豪国を打ち破って、波乱を起こすことができるのか。日本代表の真価を見届けましょう。

・古橋亨梧(セルティック/スコットランド FW 27歳)

まずは、スコットランドの名門セルティックで活躍を続けている古橋亨梧。ヴィッセル神戸でブレイクを果たし、かつて中村俊輔も活躍したスコットランドのセルティックに移籍し、そこでもゴールを決めまくる大活躍。セルティックのリーグ優勝に大きく貢献しました。
古橋は主にセンターフォワードとしてプレーしており、裏への抜け出しが非常に得意な選手です。相手との駆け引きに長けており、最適なタイミングでトップスピードに乗り、味方からのパスを受けてゴールを決めます。チャンスをしっかりと決める決定力も高いため、味方との連携でゴールを量産できる選手です。
更に、オフザボールの動きも絶妙であり、味方からボールを引き出せるポジションに入ってボールを受け取るのが得意です。
とはいえ、日本代表では思ったほどゴールを決められていないのも事実。センターフォワードに、裏への抜け出しよりもポストプレーなどのボールキープを求める森保監督の戦術と噛み合わない部分もあるようですが、欧州でも得点を量産できる実力は間違いないです。何とか本番までに上手く彼を生かす方法が確立できればいいのですが。
初となるワールドカップ でも頑張って「KYOGOAL」を生み出してほしいですね。

・三笘薫(ブライトン/イングランド FW 25歳)

日本代表の新たな攻撃の主力選手となった三笘薫。「笘」の漢字が変換で出てこなくて困った人も多いでしょう。
アジア最終予選のオーストラリア戦では、日本のワールドカップ 出場を決定づける2ゴールを決めて、たちまち日本中のヒーローになりました。
川崎フロンターレの下部組織出身で、筑波大に進学してから川崎に加入し、50試合で21得点を記録するなど、攻撃の主力として活躍。リーグ優勝や天皇杯優勝などのタイトル獲得に貢献してきました。
今シーズンからはイングランドのブライトンで活躍しています。
三笘の凄さについては、こちらの記事にも書かせていただいた通りです。
↓↓↓
https://note.com/corea_32914/n/n30ff2306d815

やはり圧巻なのは、そのドリブルですね。緩急やフェイントを駆使した強力なドリブルは、相手の守備を打ち崩す破壊力があります。
細かいタッチや独特のリズム、相手が取れないところにボールを置きながらのドリブルなので、なかなか止めようがないです。そして、ボディフェイントで相手の重心をずらして抜き去るプレーも得意です。
昨シーズンは、レンタル移籍していたベルギーのユニオンで活躍して、欧州でも注目を集めた三笘。ワールドカップ の舞台で更なる世界の注目を集めるのか、期待が高まりますね。

・伊東純也(スタッド・ランス/フランス MF 29歳)

日本の右サイドと言えば、この伊東純也。アジア最終予選でも一際輝きを放つ活躍を見せ、日本代表には欠かせない戦力となりました。
ヴァンフォーレ甲府から柏レイソルを経て、ベルギーのヘンクに加入。ヘンクでも主力として活躍し、ベルギーリーグ優勝も経験しました。そして今シーズンからはフランスのスタッド・ランスに加入しています。
彼の最大の特徴は、スピードです。相手を置き去りにしてのスピードに乗ったドリブルは並大抵の選手では止められないですね。伊東の右サイドからの突破は、日本代表の重要な攻撃オプションの一つです。また、ドリブルだけでなくパスも出せる選手なので、対峙する相手は判断に迷うでしょう。更に、サイドだけでなく、時には相手のゴール前に一気に侵入してヘディングシュートを放ったりするなど、様々な攻撃パターンを身につけているのも見逃せないポイントです。
彼も初のワールドカップ でどのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。

・鎌田大地(フランクフルト/ドイツ MF 26歳)

ドイツのフランクフルトで獅子奮迅の活躍を見せている鎌田大地。
昨シーズンは、フランクフルトのヨーロッパリーグ(EL)優勝にも大きく貢献し、大きな評価を得ました。
鎌田はサガン鳥栖からフランクフルトに加入し、ベルギーのシントトロイデンへのレンタルを経て、再びフランクフルトに復帰しています。フランクフルトでは元日本代表の長谷部誠ともチームメイトですね。
鎌田のポジションは、攻撃的MFです。ただ、過去にはセンターフォワードや右サイドで起用されたこともあり、攻撃ポジションなら一通りできる選手です。
鎌田の特徴は、視野の広さや決定力の高さ、テクニカルなドリブルといったところです。
トップ下のポジションということもあり、フリーの味方を見つけて的確なパスを出すのが上手いです。そのため、得点だけでなくアシストも多い選手です。もちろん自ら得点を決めることもできる選手です。ゴール前でチャンスを迎えた時も冷静にゴールを決める力を持っています。また、相手を上手く交わすドリブルにも定評があり、相手の逆を的確に突くドリブルはなかなか止められません。
初となるワールドカップ で、鎌田がどんなプレーを見せてくれるのか、今から期待に胸が膨らみますね。

・久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン MF 21歳)

日本の至宝として10代から注目を集めてきた久保建英。
スペインの名門FCバルセロナの下部組織に所属していたこともあり、スペイン語も堪能です。
スペインから日本に帰国してFC東京でプロデビューを果たし、18歳にしてレアル・マドリードへと移籍を果たします。
レアルに加入後はマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェといったスペイン国内のクラブにレンタル移籍して修行を積みました。しかし、これらのクラブで大きな結果を残すことはできず、結局レアルのトップチームでの出場はないまま、今シーズンからレアル・ソシエダに完全移籍で加入しました。
しかし、ソシエダに加入した後は、開幕戦でいきなりゴールを決めるなど活躍。ようやく自らのスタイルに合った場所を見つけたといったところです。
一時は日本代表でも主力から外されていた久保でしたが、ソシエダ移籍を機に再び主力に浮上してきました。
そんな久保建英の持ち味は、テクニカルなドリブルです。懐が深くてステップが細かい上に、相手との間合いの取り方が上手いので、相手は足を出したくても出せないです。トップスピードの乗った時も、ボールが足元を離れないので、相手にボール奪取の隙を与えません。そのようなドリブルスキルで、相手のディフェンスを突破していくのが久保のプレーの魅力です。
また、キック精度が高いのも特徴です。フリーキックやクロスでも正確なボールを蹴ることができるので、チャンスメイクにも大きな役割を果たします。更に、視野が広くて判断力もあるので、状況に応じてドリブルやパスなど最適なプレーを選択できます。
初のワールドカップで、日本の至宝が輝きを放てるのか、日本中が注目してます。

・田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ2部 MF 24歳)

日本代表の中盤を担う期待の若手である田中碧。川崎フロンターレで主力として活躍した後、ドイツ2部のデュッセルドルフに加入しています。
田中は主にセントラルMFでプレーしており、攻撃的、守備的なポジションどちらでもプレーできます。
田中は危険察知能力が高く、相手の攻撃の芽を積む働きができる選手です。球際も強いので、相手からのボール奪取に長けています。読みの鋭さとフィジカルの強さを併せ持っているので、チームにとっては大変助かります。
更に、攻撃でもチームに貢献しており、彼のミドルシュートは相手にとってはかなりの脅威。U-23日本代表での親善試合ブラジル戦で決めたミドルシュートは、世界を驚かせました。
是非ワールドカップでも活躍してもらいたいですね。

・守田英正(スポルティングCP/ポルトガル MF 27歳)

日本代表の中盤の主力である守田英正。
川崎フロンターレ出身で、ポルトガルの名門スポルティングCPで活躍しています。
守田の特徴は、様々な役割をこなせる万能性です。攻撃では長短のパスを使い分け、チームを活性化させることができますし、自らゴールを決めることもあります。ボールキープ力も高く、自らドリブルで持ち上がることもあります。守備においては、ボール奪取や抜群のポジショニングにより、相手の攻撃を止めることに長けています。
中盤として必要なあらゆる能力を備えた守田英正。ワールドカップでも、チームを支える存在として力を発揮してほしいですね。

・遠藤航(シュトュットガルト/ドイツ MF 29歳)

日本代表の中盤の心臓も言われる遠藤航。
湘南ベルマーレでプロデビューを果たし、浦和レッズやベルギーのシントトロイデンを経て、現在はドイツのシュトュットガルトでキャプテンを務めるなど活躍しています。
遠藤のポジションは主に守備的MFです。湘南や浦和ではセンターバックやサイドバックとして出場しており、守備的なポジションが得意な選手です。
特筆すべきはその対人守備の強さ。ドイツのブンデスリーガでは2020-21シーズンから2季連続でデュエルの勝率1位を記録しており、そのディフェンス力は欧州トップレベル。身長は178cmとそれほど大柄ではないものの、相手に当たり負けしない身体の強さを持っており、ボールを高確率で奪い取ることができます。
また、パスの精度も高く、ドリブルで持ち上がることもできたりと、攻撃面でもチームに貢献できます。湘南時代には、DFの選手ながらシーズン7ゴールを挙げたこともあります。隙あらばゴールも狙ってくるので、相手にとっては脅威の存在です。
世界の強豪とも渡り合える力を持つ遠藤航のプレーに注目ですね。

・伊藤洋輝(シュトュットガルト/ドイツ DF 23歳)

ワールドカップに出場できるかどうかは分かりませんが、今後の日本代表の主力としてチームを牽引できる期待を背負う選手が伊東洋輝です。
ジュビロ磐田からドイツのシュトュットガルトに移籍し、1年目から活躍している有望な選手です。
主なポジションはセンターバックですが、左サイドバックでもプレーできるので、左サイドバックの人材が不足している日本代表では、このポジションを任される可能性が高いです。
身長188cmの恵まれた体格を生かした守備が特徴で、大型選手に当たり負けしない強さに加え、長い足でパスカットしたりシュートブロックすることもできます。
そして、キックの精度も伊藤の大きな武器です。左足から供給されるロングフィードはとても精度が高いです。
今年から日本代表にも呼ばれるようになってきた伊藤洋輝。願わくば、ワールドカップで大きな経験を積んで、より成長していってほしいですね。

・冨安健洋(アーセナル/イングランド DF 23歳)

日本代表の守備の要である冨安健洋。
10代からA代表に選ばれ、以後も主力としてコンスタントに出場を続けてきました。今後も長く日本代表を支え続けるであろう期待の選手です。
アビスパ福岡からベルギーのシントトロイデン、イタリアのボローニャを経て、イングランドの名門アーセナルで活躍しています。
冨安の主なポジションはセンターバックですが、両サイドバックでもプレーできるユーティリティな選手です。身長188cmの体格を生かした強固な守備は欧州でも高く評価されてきます。ボローニャ時代には、クリスチアーノ・ロナウドやズラタン・イブラヒモビッチなどの世界トップクラスのフォワードと渡り合ってきており、守備における評価は非常に高いです。地上戦でも空中戦でも負けない強さを持っており、スピードもあるため相手に簡単に振り切られないのも強みです。
更に、パスやドリブルも上手いため、攻撃の組み立てにも積極的に関与する選手です。
身体能力に加えて、読みの鋭さやテクニックも兼ね備えた選手である冨安健洋。
カタールワールドカップで活躍して、世界トップクラスの選手へと上り詰めて欲しいですね。

○コスタリカ(3大会連続6度目)世界ランク34位

ニュージーランドとの大陸間プレーオフを制して、3大会連続のワールドカップ出場を勝ち取ったコスタリカ代表。
コスタリカといえば、2014年のブラジル大会で、イングランド、イタリア、ウルグアイと同居したグループを首位で通過するという大番狂わせを起こしたことで知られています。
守護神のナバスを中心に、8年前の躍進を経験してる選手も多く、経験値という点ではかなり大きいです。しかし、彼らも軒並み30代に突入して、コンディションが不安定なところもあります。
世界ランクはこのグループで一番低く、本大会では守備に重点を置いた戦い方になると思いますが、ワンチャンスを決めて守り切れば勝ち抜くチャンスはあります。
果たして、再び世界を驚かせるサプライズを起こせるか、コスタリカにも注目です。

・ジョエル・キャンベル(モンテレイ/メキシコ FW 30歳)

アンダー世代からコスタリカ代表の中心を担ってきたジョエル・キャンベル。2014年のブラジル大会では、コスタリカ代表の躍進に大きく貢献し、世界中の注目を集めました。今回のワールドカップの大陸間プレーオフのニュージーランド戦では前半3分で先制ゴールを決め、コスタリカ代表のワールドカップ出場に貢献しました。
キャンベルは主にセンターフォワードやウイングでプレーしており、爆発的なスピードでスペースに抜け出す動きや、強烈な左足のシュートが持ち味です。身長178cmと大柄ではないものの、巧みにポストプレーもこなすことができます。
30歳のベテランになった今も、コスタリカ代表では中心選手。キャンベルのプレーに注目ですね。

・ジェイソン・ベネット(サンダーランド/イングランド2部 MF 18歳)

コスタリカ代表の期待の若手として注目を集めているのが、ジェイソン・ベネットです。
主にウイングのポジションでプレーする選手であり、スピードに長けた選手です。テクニックも十分にあり、左サイドからドリブルで相手ディフェンスを崩し、得点のチャンスを創出します。
今シーズンからイングランド2部のサンダーランドに移籍しており、代表でもコンスタントに活躍しているので、近いうちに更なるステップアップを果たすでしょう。ワールドカップの舞台でどこまで世界を驚かせられるか、コスタリカの未来を担う逸材に注目です。

・ブライアン・ルイス(アラフエレンセ/コスタリカ MF 37歳)

コスタリカ代表で140試合以上に出場してきた大ベテランのブライアン・ルイス。これまでベルギーやオランダ、イングランド、ポルトガル、ブラジルなどの国でプレーしてきており、現在は母国のアラフエレンセでプレーしています。
主に攻撃的なポジションでプレーする選手であり、創造性やテクニックは抜きん出ています。決定的なパスを出したり、自らゴールを決めたりと、この選手がいなければコスタリカの攻撃は何も始まらないとまで言われたこともあります。
そんなブライアン・ルイスですが、今回のワールドカップを最後に現役を引退することを発表しています。自身最後の大舞台であるワールドカップで、キャリアの有終の美を飾れるか、要注目です。

・セルソ・ボルヘス(アラフエレンセ/コスタリカ MF 34歳)

こちらもコスタリカ代表で140試合以上の出場を誇るベテラン選手であるボルヘス。
主に守備的MFでプレーしている選手であり、試合を組み立てるのが上手い選手でもあります。身長184cmと高さもあり、相手に当たり負けしない屈強な身体でボール奪取に長けています。更に、得点力もあるため、自らゴールを決めることもあります。
経験豊富なベテランの力に、今回も期待ですね。

・オスカル・ドゥアルテ(アル・ワフダ/UAE DF 33歳)

コスタリカの守備の要であるドゥアルテ。
ベルギーの強豪クラブ・ブルージュやスペインのエスパニョールやレバンテで活躍してきました。
身長184cmの長身で屈強な肉体を持っており、ボール奪取に長けています。対人守備に強く、カバーリングも優れている上に、足元の技術もあるためチームのビルドアップに積極的に関わってきます。
最終ラインを支えるベテランの働きに、要注目ですね。

・ケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス GK 35歳)

コスタリカ代表のスーパースターであるナバス。2014年のブラジルワールドカップでの活躍で、一躍世界から注目を集め、レアル・マドリードに加入しました。レアルでは守護神を務め、欧州チャンピオンズリーグ3連覇など数々のタイトル獲得に貢献してきました。現在はフランスのパリ・サンジェルマンに所属しています。
彼については、以前こちらのnoteでもクリスチャンサッカー選手として紹介させていただきました。(下記リンクを参照)
https://note.com/corea_32914/n/na516e4bb2ba9
ナバスの特徴は、反射神経の良さと俊敏性です。至近距離でのシュートを止める力は世界トップクラス。前後の動きが良く、相手のシュートコースを消すことが上手いので、これだけのセービングができるのでしょう。身体のバネを生かした跳躍力で、普通の選手なら届かないようなところにも手が届いたりします。また、状況判断力にも優れており、弾き返すべきところとキャッチすべきところをしっかりと見極めています。
ベテランとなって臨む今回のワールドカップ 。ナバスのセービングがどれほど輝きを放つのか、要注目ですね。

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