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スケジュール策定の要諦:やらなければならないタスクは後回し+大事な予定から先に決める

目次


イシュー:本当にやりたいことを達成できるスケジュール策定方法とは?

あなたのToDoリストやスケジュールアプリには、やらなければならないタスクが膨大に記録されていると思います。メールやSlackなどのチャットアプリにて、「重要」とラベリングして保管した「要対応フォルダ」も、メッセージで溢れかえっています。

どんなに頑張っても、「要対応」のToDoやメール・メッセージがなくなることはありません。それでは、いつ「本当に自分がやりたいこと」に取り組めるようになるのでしょうか?

大事な予定から先にスケジュール決定する

どんなに素晴らしいタスク管理システムや時間管理手法を取り入れても、「やらなくてはならないこと」は無限に増殖し、「自分が人生において、本当にやりたいこと・成し遂げたいこと・興味があること」をやるための時間が空くことはありません。仕事が早く優秀になるほど、周りから頼りにされてより多くの仕事を頼まれますし。。

解決策はシンプルです。「やらなければならないこと」をすべて無視して、「大事な予定から先にスケジュール決定する」ことが、あなたが人生で最も取り組みたい重要なイシュー・タスクに取り組むことが可能となります。

例えば、どうしても行きたかったアフリカや南極への旅行、大事な友人や家族とのイベント、昔から興味があった創作活動などの実施予定を、年始の時点で、対象年の12月からさかのぼって対象年の1月まで、すべて事前に実施予定を決定してしまいます。先に大事な予定を決定するわけです。

著名コンサルタントの大前研一氏も、年始に年間の家族とのイベント・旅行スケジュールはすべて決定しています。大手工作機器メーカーの森精機がドイツ企業を買収した時、大事な予定・会議は3年先まで事前に決定されているから、余計なスケジュール調整は発生しない文化であることに驚いていました。

「やらなければならないこと」を無視して大丈夫か?

はい、大丈夫です。なぜなら、「やらなければならないこと」は、事前にスケジューリングしなくても、期限間近になれば切羽詰まってがんばって片付けます。

よく、大きな箱にどれだけ石を入れられるか?という比喩で説明される話でして、小さな石から箱にいれると、大きな石はあとから箱に入り切りません。大きな石を最初に箱に詰めると、隙間にかなりの量の小さな石はあとからいれることができます。

大きな石が、「あなたが人生で本当にやりたいこと」だと考えてみてください。

サマリ

本当にやりたいことを達成できるスケジュール策定方法とは、「やらなければならないこと」は無視して、最初に「大事な予定から先にスケジュール決定する」ことです。
「やらなければならないこと」に忙殺されると、本当にやりたかったことは1mmもできずに人生を終えることになります。

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