嫌なことはしなくていい?

自分の気持ちに正直に生きたらいい。
嫌ならやらなきゃいい。

私たちは、あまりに「こうして当たり前」「〇〇すべきである」という教育を受けて自分で考えることを放棄してしまっている。
「自分のこころ」がわからなくなってしまっている。

だから、嫌だと思うことはやらなくたっていい。
自分を優先したらいい。
本当に心が動くことをしたらいいんだ。

…と、言うのが昨今のトレンドな気はする。

言っていることはごもっともな気がするんだけど…いやいや、それは誰にでも、どんなタイミングにでも当てはまる話ではない。

昨日、娘がとある授業が嫌で学校行きたくないと言っていた。
詳しくお話を聞いてみると、自分ができない情けなさと、それがうまくできないことに対して友達に何か言われるんじゃないか、そんな心配が聞こえてきた。

ずーーっと、ぐずぐず言ってた。

で、学校に行ったのだけど、いろいろ乗り越えて帰ってきた。

友達への不安は、友達と話すことで取り越し苦労だったこと。
すぎてしまえは大したことないってこと。

こうやって不安を乗り越えてそれと対峙することで、「なんだかんだ越えれるじゃん」という感覚を得る。

私たち大人が子どもたちの不安を聞いて「そんなことで」と言えるのは、私たちがいろんな不安、恐怖を超えてきたからだ。

受容も大事だけどさ、背中を押すのもすごく大事。


実際「嫌だな」ということもちゃんとやってちゃんと乗り越えていかなきゃいけない場面がある。


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