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野鳥の識別について

ある程度野鳥の種類を見てきたら、似たような種が出てきて識別に迷うことがありますよね?

身近な野鳥であれば迷うことはありません。
最初はシジュウカラ、ヒガラとか同じに見えましたが(笑)

最近はアカハラ若とマミチャジナイの識別にあまり自信がありません…

この個体は最初マミチャジナイかと思いましたが、顔つきに違和感があります。

周りが「マミチャジナイ!」とはしゃいでたので、余計に誤認させられます(笑)

マミチャジナイは目の下にも白斑がはっきり出ますので、マミチャジナイ似のアカハラと判断しました!

背中のバフの色合いとかよく分からないので笑

最初眉班がはっきりしていればマミチャジナイかと思っていましたが、どうやら若鳥にも眉班は多少出るらしく光線の当たり次第によっては、識別が難しいです…

この個体もマミチャジナイかと思いましたが、有識者に聞くとアカハラ若鳥だと…
写真も悪いですが、難しいですね(笑)

アカハラとマミチャジナイは一緒に行動しており、今は渡りの時期なのでどちらがいてもおかしくないですから。

最初に識別で苦労したのは、キビタキとオオルリ♀です。

キビタキ
オオルリ

まぁ似てますね(笑)
肩羽が緑で尾羽が褐色なのがキビタキ♀なので、背中を撮れば分かりやすい!

正面からだと、喉元の白色部が狭いのがオオルリ♀、広いのがキビタキ♀と微妙な違いになり、体格差も違いますが写真にすると分かりにくいですね〜

そして次に悩まされたのはシギチですね!
夏羽だと分かりやすいですが、冬羽は厄介です😂

最初悩まされたのが、ダイゼンとムナグロですね。

まずこちらはダイゼン。

そしてムナグロ。

違いは背中の黄色みの強さで、この写真だと明らかにムナグロの方が強いことが分かりますが、遠目からだと分かりにくいです😂

胸元黒いのはどちらも同じなので、どちらもムナグロでしょう(笑)

他のも似たようなのが多く、冬羽かつ幼鳥が混じる秋の渡りであればもう識別できる自信がありません…

シギはオグロシギとオオソリハシシギで最初迷いました!

オグロシギはまだ良い写真がなくて微妙ですが。

嘴が上に沿ってるか真っ直ぐかで違います。
これも見え方によっては判断が難しくて迷わされますね^^;

アオアシシギとコアオアシシギ、オバシギとコオバシギ、メダイチドリとオオメダイチドリなど体格差があれば分かりやすいものの、単体だと難しいなと思います。

他にカモ類の♀やエクリプスの識別も難しいですが、一番難しいと思うのはムシクイですね!
鳴き声で判別って毎回鳴いてるわけじゃないのに(笑)

多分メボソムシクイ?

多分センダイムシクイ?
チヨチヨビーとは鳴いてなかったので、よく分からず…
写真もヒドイ(笑)

地味な種なので識別難度が跳ね上がります。

最後に北海道にて。
ハシブトガラとコガラです!

ハシブトガラ
コガラ

頭の艶の差かクチバシの会合線がはっきりしてるかどうか、で見極めます。

よっぽど分かりやすい写真を撮らないと難しいですが、ハシブトガラで良い写真が撮れたのでラッキーでした!

北海道の固有種で、コガラも低地にいるので悩まされますよね(笑)

ここまで似ている種を初め見つけた時に、別種としてどうやって識別されたのかと思います。

以上紹介したのはほんの一部ですが、実際に観察して撮影してから初めて本気で識別しようとしたからこそ、学べた知識です。

図鑑だけでは頭に入ってこないですし、所詮他人の写真ですから本気で識別しようとは思わないでしょう!

識別は自分が納得できるまで諦めず、時には他人に頼ってみるのが大事ですよね(^o^)


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