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JAPEX(全国切手展) 2023

3連休に浅草で行われていたJAPEXの最終日に行ってきました。

浮世絵切手のQ&A

一番の目的は「浮世絵切手のQ&A」と題したトークショーです。大分県立美術館長の田沢裕賀さん、切手デザイナーの玉木明さん、切手の博物館長の田辺龍太さんが、主に国際文通週間の切手、つまり葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「東海道五十三次」が、いかにして切手になったのか、興味深い裏話トークを繰り広げました。

解説付きでそれぞれの作品を見比べてみると、個性、性格、目指していた絵画の違いがよく分かります。私は、歌川広重の半生を描いた梶よう子さんの小説『広重ぶるう』をちょうど読み終わったばかりだったこともあり、歌川広重の話は特に夢中になって聞き入りました。
また、葛飾北斎が、版元や摺師に色味の濃い薄いを指示するのに、しじみ汁や納豆汁に喩えてユーモラスに伝えている手紙の話も面白かったです。

トークショーの後、玉木明さんにサインをしていただきました。


フィンランド郵政の消印でマキシマムカード

JAPEXでは海外郵政の消印も押印できます。
今回はウクライナ郵政、フィンランド郵政、スロベニア郵政が開設されていました。クリスマスが近いこともあり、フィンランド郵政の押印でマキシマムカードを作りました。

先日、館林美術館で鑑賞した「堀内誠一 絵の世界」展で購入したポストカードを使って。
こちらは昨日購入したばかりの三好貴子さんのポストカードで。
三好貴子さんは11月15日まで銀座伊東屋で個展を開催中です。

切手展

作品展では、出品している友人に作品の解説を伺いました。どの作品も、ただ切手が好きだけでは済まない、深い知識に裏付けされた独自の世界の広がりが感じられます。ただ、説明がないとどう鑑賞したら良いのか難しいものもあり、それが分かればもっと楽しめるに違いありません。未知の領域への期待にワクワクする気持ちも湧いてくるのでした。



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