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性格特性ごとのTips②

こちらの記事の続きです。

【唯我独尊の合理主義者・オラつく合理主義者・ワンマンなカリスマの皆さん】

そのままのスタンスで生きていきましょう!ただし、あなたは「当たり前」の基準が低くて、そこに到達できない他者を許せません。だから人をほとんど褒めることがありません。

しかし、人は時に承認を求めていますので、できるだけ人に優しさを与えてください。人は弱さを持っていますから、オラつき過ぎて人が疲弊しないように、自己認知を高めてくださいね。

【快楽主義者・自由奔放の皆さん】

上記のタイプは“好き!・興味がある!”と思えることにできるだけ集中することが人生の満足度につながると言えましょう。そうしたテーマには爆発的な力を発揮するのが上記タイプです。

逆に、好きでない/興味がない取り組みには正味やる気が起きない。やる気が起きないと、このタイプの皆さんはパフォーマンスが出ないので、かえって周囲に迷惑をかけてしまうこともしばしばなのです。

興味領域では爆発的な突破力を発揮するので、そうした領域にコミットしないのはもったいないことと言えます。またこのタイプでは飽きっぽさ、移り気によってさまざまな領域に手を出して確たる専門性が身につかないと嘆く人がいます。

そういう人は、ご自身の人生をよく振り返ってみてください。あなたのようにいろんな領域に顔を出して、いろんなスキルの掛け算を持っている人はほとんどいませんw。それは貴重な、とても貴重なあなたのユニークネスだとまず気づきましょう!飽き性上等!移り気上等!時に人を振り回すこともありますが、そうした多動性で価値ある何かをつかんでいきましょう。(本当は多少コントロールして欲しいですけどね)

【論理力を上げたい人に】

たまに論理力をガチボコに上げたいという方もいまして、私的に効果的な読書法(ただし精読しなければ意味がありません)を列挙します。

LV1:思考・論理・分析(波頭亮)
LV2:重要判例解説(ジュリスト)※裁判の判例です
LV3:一般言語学講義(ソシュール)

LV3まで行けばだいぶ理屈っぽくなります。ちなみに私はエゴグラムでいう論理力(A)が高いことを無条件に称揚はしておりません。論理力が過剰に高いと、何事にも納得や理由を求めるので若干生きづらさが出てきます。また、そのつもりはなくても他者を論破するスタンスが出てしまい、他者から高圧的に見られることもあるので注意です。

【協同力を下げたい方にアドバイス】

エゴグラムに関連して、高すぎる協同力を調整したいとのご希望がある方が複数おられますのでコツを記載いたします。協同力を調整するには、ご自分が他者に対してしっかり自己主張することが必要です。でも、それをやると周囲の反応が気になってできないのが、安全志向の協同力なのです。

私はこの場合、協同力が高いことを逆手に取ることをおすすめしています。協同力は、何よりも安全第一。石橋を叩いて渡る必要が心理的には必要です。ですから、自分にとって安全な領域で、どういった手順で、どんな自己主張をするのかを綿密に限定して決めて実行するとよいかと思います。

協同力が高い方は、自分が「安全だ!自信をもって主張できる!」と感じるカテゴリーについては自己主張できます。なぜなら、その領域については綿密に、コツコツと知見を積み上げているからです。それが絶対的な自信になる。こうした「自信の領土」を少しずつの勇気で拡張していきましょう!

【理念力を上げたい】

まず原則として、理念力を上げることが幸福に必ずしもつながらないと私は考えております。その上で上げ方について言及します。

理念力とは己が信念の強さ。それを気持ちの上で気張って上げるのは難しいです。でも、他の方法であれば比較的簡単にできます。

それは、自分の「生きる意味ど真ん中」をしっかり具体的に言語化し、「そこだけは」ぶれないように指針とすることです。そうすれば、心の持ちようは別として、人為的に信念を持った行動特性を獲得できます。

優しくて柔軟でも、ここだけは折れない。優しい人ほど明確にラインを引くとよいですね。

【支援力を高めたい】

支援力が高い次元で発動されるあり方は「他者に対する包容力」と表現できます。これを上げるにはまずは「自分を抱擁すること」が大前提。自分の承認欲求に振り回されている場合、他者に対する包容力は十分に発動しえません。

まずは自分を満たす必要があるのです。

よって、何らかの方法で承認欲求を十分満たすこと、そして何より自分で自分のことを強さ/弱さ含めて抱擁することが大事です。

その上で、コーチングを勉強したり、他者の育成に関わったり、あるいはイッヌを飼うなどして愛情を与える対象を周囲に持つと、包容力は涵養されてきますね。

【論理力が高すぎて無駄が嫌い。それが顔に出る】

顔に出さないようにするとか、そう思わないようにするとはかまさに無駄です。感情は不随意運動。意図してコントロールできません。

ではどうするか?インフォームドコンセントです。

「自分は無駄を嫌う傾向がある。そのような態度を感じた時はすまない」と言っておきましょう。

本心からそう思える時に言った方がいいよというのがコーチとしての見解です。

「そうかそうか、何回でも聞いてくれてありがとう。頑張ってるね。かわいいね」と我慢をして言うものではありません。我慢して言うフィードバックは自分のフラストレーションとして蓄積されますからね。

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