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DAY27 はじめての買い物


鮎川信夫 著作集

⒈ 生きる美術
ジェームズ・フィッツロイ『ガメ・オベールの日本語練習帳』青土社 2021年
「日本の古典(5)鮎川信夫」

ヤフオクで入手。詩集を買ったのはたぶん初めてだ。
木彫用の鑿を競り落としたときに、入札数が少ないと思っても数分前に一気に増えて、なにやら難しい駆け引きがあると聞いたので(鑿のときはじりじり上がって、でもここまでと決めた価格より低く競り落とせた)今回もどきどきしながら、きっとこの画面の向こうには猛者が50人くらいはいるのではと想像していたら、そのままあっさり落札できてラッキーでした。


「橋上の人」をゆっくり読む。
 明日もまたゆっくり読もう。



⒉ 核
『ニュートン別冊 周期表 完全図解118元素事典』ニュートンプレス 2022年
「イントロダクション」

 元素について学ぶ。ものの世界にこんにちは。
 周期表といえばメンデレーエフ。でもその前にジョン・ドルトンが出てくる。
 どこかで聞いた名前、最近だから、たぶんこの本。

山本義隆『原子・原子核・原子力ーわたしが講義で伝えたかったこと』岩波書店 2015年

 あったあった。このページ。
 著者の山本先生の手になると思われる、ジョン・ドルトンの横顔。

「イングランドの貧しい職人の子として生まれたドルトンは、小学校しか出ておらず、独学で勉強した努力の人で、塾の先生のようなことで生計をたてていました。」(P11)

 そう思って絵をみると、質問をしようと近づいた生徒から見える、少し疲れてはいるが思慮深い教師の横顔、といった風に感じられる。ドルトン先生、どんな人だったんだろう。

「しかし欠陥があったとはいえ、水素原子をもっとも軽いとする予測があたっているだけではなく、ドルトンが化学反応の前後での質量を測定し、その反応を原子論的に考えることにより、原子のあいだの質量比が推定できると考え、それにもとづいて原子量という概念を導入したことはきわめて重要なことです。」(P11)

 1805年 ジョン・ドルトン(イギリス)「原子論」を発表。

 この原子量の表も美しい。

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