見出し画像

高田徹に学ぶピンチをチャンスにする発想法

さきほど「末広良好」と「素敵な行動」で韻が踏めることに気づいたコピーライターのはせがわです。

きのう投稿したテテマーチさんとの和解noteが好評価でした。

いい反応をくれた方に申し訳ないので、こっそり告白するのですが上のnoteじつは、投稿日の前日の夜まではかなりちがう内容でした。

「制作者を責めない」「新サービスつくるぞ」という内容はありましたが、電柱広告をつくる話などはなかったのです。そして和解は和解ですが、テテマーチさんの若い部分を指摘する、、、というと聞こえはいいですが、対応を責める内容をかなり入れてました。テテマーチさんは1文字も赤入れすることなく、そのまま公開してくださいという大人な対応で、若いのはぼくのほうだったのです。


話がいったん飛ぶのですが、ふとしたときに思い出す人物がいます。

10年前、面白法人カヤックに1日だけ登場した「高田徹(とおる)」です。

ぼくがカヤックに勤めていたある日、カヤックの社長やなさん(柳澤大輔)の写真が、情報商材で無断利用されていました。そのときの名前が「高田徹」だったのです。

「情報商材で無断利用、ひどいな、文句を言うのかな〜」と思っていたら、「抗議するんじゃなくて、なんか面白い企画にしよう」という話になり、カヤックの社員ページの柳澤大輔の名前を高田徹に変えたのです。

「えぇ〜それ面白いか?」と半信半疑だったのですが、結果「カヤック面白い!」「さすが!」という声が面白いほど飛びかってました。

この出来事はこちらのカヤックの同僚の対談記事にも書かれてるので、あとで読んでほしいのですが、面白がる精神を植えつけられる事件でした。腹が立ちそうになったら、企画を立てればいい。腹を立てることはダサいこと。どんなときでも、アイデアいっぱいの人は深刻化しない。そういう人間でありたいし、そういう人たちと働きたいと強く思いました。


ここで話が戻ってくるのですが、今回発端となったツイートを見てみると、

削除済み

これはあきらかに腹を立てています。。。投稿後、冷静になったら、この経験を踏まえてあたらしいサービスを考えなきゃと思いましたし、騒動を見ていた友人たちからアイデアももらいました。

話し合いをするまえから、テテマーチさんといっしょに企画をしたいと思っていたのですが、お話していてそういう温度感でもないなと感じ、なるべくサラッと終わらせたいのかなとカン違いし、腹を立てていたように感じます。冷静に考えたらクレーム入れた相手に対して「これこうやったら面白くないですか?」なんて思いついても話せませんよね。こちらが手を差し伸べなければならなかったのに、アホでした。

そして投稿日の前日の夜、テテマーチ社員の方がDMで「最後に会社の一員としてではなく、私個人として話したいことがあるので電話させていただけませんか?」と連絡がありました。
ちょうどココスで頭を冷やそうと

パフェはやっぱロイホ

パフェを食べていたのですが、あわてて家に帰って電話をもらいました。
予想していたのは、個人的に謝罪を入れたいのか、noteで修正してほしいところがあるとかなのかなと思っていたのですが、ちがいました。

「これ本当に和解なんですかね?」
「もっといい形で進められないんですかね?」
「コピーをチェックするサービスめっちゃいいなと思いました!」

はじめて本音が聞けたなと思えて、とてもうれしかったです。「会社の体裁を気にせず、個人として連絡してほしかった」ということを最初の話し合いでも伝えていたのですが、それが届いたような気もしました。そして「謝罪する立場として、前向きな解決方法を伝えたら責任逃れしようとしているように見えるので、そういう話ができない」というあたりまえなことにも気づけました。

電話が終わったあと、明るい気持ちになり、気づいたら「電柱広告をどうするかはまだ考えてない」ということだったので、徹夜して電柱広告の案を考えていた。

ホントは徹夜していません
サウナに行ったときに頭の中で考えた案です

noteの内容も、テテマーチさんが責められないように書き換えました。ウソや事実とちがうことはもちろん書いてません。電柱広告も入れました。立場的に、こちらから電柱広告を提案されたらOKと言わざるをえないのですが、謝罪よりも前を向いていっしょにつくろうとしている印象にしたかったのです。そして、あたらしいnoteを共有してOKをもらって公開しました。

ツイート文は、謝罪を残したかったので、こうしました。

上のツイート、RT、コメント、いいねお願いします。

下のツイートも本心です。(下のリンク先ってのはnoteのリンク)

「いつもお詫びする側」と言ってるのは、過去に何度かトラブルを起こして、私刑にされたりもしたからです。聞かれたらすべて正直に話しますし、悪意をもって行動したことは1度もないですし、目の前の仕事はいつも誠実に楽しんでいるつもりです。

ここ数年はないんですが、「てつじくんに仕事を頼みたいけど止められた」という声をもらうことがよくありました。

「問題を起こす人」「絡んだら損をする人」というイメージをもってる人がいるんだろうなと想像します。いまだに同業者から悪口ツイートをされているのを目撃します。(ぼくはそんなことはしません、そんな権利もないのですが)

今回、話し合いの場をつくってくれた友人が、「今回だけに関わらず、てつじさんは見え方がわるい。わるいことしてないのにネガティブなイメージをもたれている。今回のだって現状損をしている。放置するんじゃなくて、前向きに解決してほしいし、とにかく損をしてほしくない」というようなことを熱々の麻婆豆腐並に熱心に語ってくれたのですが、この出来事を機に、自分自身のイメージを変えていきたいと思いました。そのチャンスをもらえたのかなと思っています。「企画で責める人」ではなく「企画で攻める人」に。どんな状況でも「面白がれる人」になっていきたい。

コピサーメンバーも募集中!(コピー書いたことない人大歓迎)
https://note.com/copy/membership/boards


個人的なサポートはいりません! 日本一のコピーライターサークルのメンバー募集中です! メンバーとしてサポートしてくださいませ🙇 https://note.com/copy/circle