私の昭和歌謡39 シー・シー・シー 1968
CCC何の意味かもわからずに呪文のようにノリノリ歌う
小学生だった私の思い出の曲は、加山雄三とタイガースだと言っていい。
このグループと歌手の曲は、全く毛色が違うにも関わらず、同世代のほとんどの友人知人が歌えるし、好きだったし、今でも懐かしく思い出す。
さて、そのタイガーズの曲に「シー・シー・シー」がある。
すぎやまこういちから、安井かずみ&加瀬邦彦への移行である。
歌謡バラードも嫌いじゃなかったが、ロックじゃない。これは明るいロックだった。
この曲は本当に大好き。エレキギターが前面に出てるし、なんといってもビートルズの香りがプンプンのお気に入りの曲だった。
小学生の私にはタイガースのお兄さんたちはアイドル。
ビートルズはもちろんイギリス人です。外人。でも、タイガースの見た目と言ったら、彼らを上回るキュートなんですから、私はそれまでの、青い目金髪に引け目の気持ちがぶっ飛んだ。
当時、この「シー」はどういうシーなんだろう?という話題が飛び交った。
"She see sea."とか。CじゃなくてSじゃん。などなど、いい加減な噂が出回った。でも、夏、海、彼彼女、を連想させるCを、つなげて歌うだけで、私たちはノリにのった。
🎵恋のピエロが数えた ・・・足して引いても掛けても🎵
ある人は、ピエロはClown、数えるはCount、計算するはCalculateだから、CCCだって書いてました。なるほど。
歌詞の中に謎謎を仕掛けるのは粋。
いまだに、CCCの意味はわからないけれど、始まりのベース、つぎに手拍子、ジュリーの若い声、トッポのコーラスがはっきりと聞こえる。
タイガースの曲の中で、ちゃんとロックしてる、楽しんでノッテるのは、この曲だ。
【参考資料】
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