見出し画像

私の昭和歌謡81 青春時代 1976

なつかしの青春時代の思い出は気持ちいいほど何もなくなり


【辰年の歌手特集 森田公一】

1月は辰年の歌手を特集しています。


「青春時代」が流行ったのは、20歳だった。
もう、この歌のまんまの20歳。

そして、この曲の全てが嫌いだった。
阿久悠の作詞も、森田公一の作曲も、歌い方も、全てがザツに感じられた。

🎵卒業までの半年で 答えを出すというけれど
二人が暮らした 歳月を 何で計ればいいのだろう🎵

同棲か?!くだらない。左翼学生だろ。こんなことするって。
そんなことを思って聞いていた。

だから心には残っていない。(でも歌詞を見ないで全部歌えてしまう。それが昭和歌謡ファンの悲しさ。いや逞しさww)

森田公一は、けっこう歌手に楽曲を提供している。

アグネス・チャンの「ひなげしの花」
森山良子の「愛する人に歌わせないで」
和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」

なかなかの活躍ぶりだった。知らなかった。

こうして落ち着いて、調べたりすると、わかることがある。
ヒット曲に作詞作曲者がいるなんて、全く考えない。
歌手にばっかり目が入っていたんだなぁ、と思う。

🎵青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
青春時代の真ん中は 胸にとげさすことばかり🎵

よくもまぁ、年取ってないのに、こんな歌詞を作って歌ったものだと感心する。そして。

彼の作品は、反戦歌から恋愛や演歌民謡系など、当時の日本の「世相ニュース」のようである。記者作詞家っていうこと。

メロディーももちろん同じだ。あっちこっちと良いとこどりをして、結局、日本音階や演歌単調の響きでまとめる。

これが、プロってことかもしれない。

私は今67歳。この歌、まんざらでもないw

で、森田公一は83歳。生きている。
何しているのか知らない。



【参考資料】


【前回の記事】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?