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私の昭和歌謡37 さそり座の女 1972

週刊誌星占いの流行にノッて流行ったさそり座の女


「柳ヶ瀬ブルース」美川憲一120万枚のヒット曲である。

この曲は、岐阜柳ヶ瀬で、作者の宇佐秀雄が自ら流しで歌っていたのを、日本クラウンが美川に歌わせた。

優男の美川憲一は、艶っぽい低音で歌う。

「柳ヶ瀬ブルース」の1番の魅力は、最初のフレーズだ。もう歌い始めの言葉とメロディーで、メロメロになる程出来がいい。今でもカラオケでは人気の歌である。

🎵 雨の降る夜は 心もぬれる まして一人じゃ なお淋し 🎵

その低音の歌手、美川憲一が「さそり座の女」でまたまた話題をふりまいた。

私はびっくりでしたよww
低音を震わせて、別れ話をする男を「いいえ、別れるわけないでしょ。私はさそり座の女よ。」と反撃するんだから、ぎょえ〜と思った。

これって、今大騒ぎしている、LGBT理解増進を、昭和歌謡でやってるじゃない!日本て、真の先進国だわぁ。

女に変身した美川が、捨てようとする男に強気で歌う、「さそり座の女」

この曲の作詞者は、横浜の老舗バンドホテルの社長夫人だった。詩を書く社長夫人。この話にも妄想は膨らんだ。

さて、しばらく経ってから、モノマネ番組が人気になって、コロッケというものまねタレントが、美川の「さそり座の女」を歌い出した。

これがまた、別の意味でヒットした。

その後、オペラ風の華麗な衣装を身につけた美川は、パラパラバージョンのステージに登場したり、若いラップグループとフィーチャリングしたりと、明るく活動を続けている。

そう。明るいんだ。美川憲一は。そこが1番評価したいところだ。

77歳。
2021年からYouTubeチャンネルも開設して、登録者数は6.3万人。

きっと死ぬまで、あの衣装と声で楽しませてくれるだろう。67歳の私の目標でもある。


【参考資料】

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