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爪をキレイに保つためにネイリストが当たり前にやっていること。

前回は観葉植物の飾り方についてお話しました。


今回は、インテリアのお話はお休みして、私の前々職のネイルについてお話してみたいと思います。

実はこの秋、ネイルのお仕事に臨時で復活しているんです。
以前、フリーのネイリスト時代に出張していた美容室が「またネイルメニューを始めたい」とのことで、美容師さんにケア・カラーを教えることになりました。

そこで最近ネイルのことをいろいろ思い出し、言語化しているので、こちらでもご紹介してみようと思います。

ネイリストが当たり前にやっている「爪をキレイに保つ方法」を5つご紹介します。

①爪切りは使わない

爪は爪切りで切らずに、エメリーボードという長さを整えるヤスリで削ります。
確かにちょっとめんどくさいですよ、正直。

爪のお悩みでよくある「二枚爪」ができる原因も爪切りです。
爪は3層構造になっているのですが、爪切りでバチンと切ることで層がはがれて二枚爪になってしまうんです。
ネイリストにとっては「爪切りは二枚爪を作る道具」くらいに思われています。

②甘皮ケアでは甘皮は切らない

甘皮ケアというと、甘皮を切るように思われがちですが、甘皮は押し上げるだけで、その下にある薄皮を取り除くのが甘皮ケアなんです。
甘皮を切ってしまうと、ささくれができやすくなったり、爪が乾燥しやすくなったりして逆効果です。

甘皮のケアをする目的は、
・甘皮を押し上げることで爪が長く見える
・余分な薄皮を取り除いて健康な爪が生えやすくなる
・カラーやジェルの持ちを良くする
(甘皮にカラーやジェルが乗ってしまうと、そこからはがれやすくなる)
などです。

③ベースコートとトップコートは必ず塗る

最近はジェルが主流となっていますが、セルフネイルではマニキュアを塗る方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、ネイリストはいわゆるマニキュアのことを「ポリッシュ」と呼びます。
マニキュアはラテン語で マニ=手、キュア=手入れ で元々は、ネイルケア全般を指す言葉なんです。
ネイル用語については、こちらの記事でもご紹介しています。

カラーリングの手順は、
ベースコート1度塗り→カラー2度塗り→トップコート1度塗り
と4回塗るのが基本です。

ベースコートを塗るのは、爪の凸凹をならしてカラーの発色を良くするためと、色素沈着を防ぐためです。
カラーは2度塗りすると、本来の色が出るようになっています。
トップコートは、カラーの持ちを良くするため、艶出しのために塗ります。

また、ポリッシュは使い終わったらボトルの口を(リムーバーを付けたコットンやティッシュで)必ず拭いてから閉めます。
拭かずに閉めると、ボトルの口についた液が固まって次に使う時に開かなくなったり、しっかり閉まらず空気が入って早くドロドロになりやすくなってしまうんです。

④爪までオイルやクリームを塗る

手にハンドクリームを塗る人は多いと思いますが、ネイリストは爪にもオイルやクリームを塗ります。

爪のトラブルの原因は、ほとんどが乾燥です。
爪にキューティクルオイルという爪用オイルを塗ることで、乾燥を防ぎ爪に栄養を与えます。
カラーやジェルをしている爪でも、甘皮周りや爪の裏(指のお肉との境目)にオイルを塗ると効果的です。

キューティクルオイルがない場合は、ハンドクリームを爪まで塗ってみてください。
手洗いやアルコール消毒の回数が増えて、手が荒れやすい昨今ですが、手と同時に爪も乾燥していますので「爪まで塗る」をお試しください。

⑤素手で洗剤を触らない

洗い物をする時はゴム手袋を必ずします。
お皿の油分を落とす洗剤ですから、手や爪の油分も落とされてしまいます。
素手でお皿洗いなんて言語道断です(笑)

めんどくさがらずにゴム手袋を。
手や爪のトラブルのおもな原因は乾燥ですから、素手で洗い物をしないようにするだけでも、手や爪の状態はかなり良くなります。


以上、ネイリストが当たり前にしている「爪をキレイに保つ方法」をご紹介しました。

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