トイレットペーパーと行列の話

今はあちこちのスーパーやドラッグストアでトイレットペーパーが品切れを起こしている。その原因はいろいろなところで書かれているので触れない。

業界団体が在庫はこんなあるぞい!買い占めをしなくても大丈夫だ!というメッセージを出すことはとてもいい。安心感を与える。

一方で、

今日のトイレットペーパーがない家がある。メーカーの倉庫に在庫があるとしても、今夜から明日の朝にかけてトイレットペーパーがないうちがある。その人にとっては、そこにあっても!!!俺のトイレにはないんだ、、、となるしかないのである。

これを見たとき、あることに似ているなと思った。

それは行列ができている飲食店で、店内を見ると空席がいっぱいあるのだけれど、行列の客は案内されず更に行列が伸びる現象に似ているな、と。

席はあるんだ、潤沢に。でも、店内の店員が足りておらず、注文、品出し、会計に追われて、客が帰った後のテーブルの片づけができずに新しい客をテーブルに案内することはできない。並んでいる客はどんどんイライラする。行列も長くなる。でも、席に案内することができない。。。

今のトイレットペーパーも在庫はあるのだが、ロジスティクスが通常通りなので(いや本当はフル稼働かもしれないけど)、通常の量の配送しかできない。なので、今の需要に追い付けない。おそらく、各店舗から通常量以上の発注がでているけど、その発注をさばけない。大口の優先顧客に商品を厚くすると他の店舗の発注には在庫切れ、または配送遅延になる。

そうなると各店舗は張り紙で、入荷未定と書くことになる。そうなると今日明日のトイレットペーパー難民はあと何回この波を乗り越えなければならないか絶望するのである。

しかし、これも飲食店の行列と同様に時間の問題である。昼の12時、夜の7時にはうまく回転しない店も、時間が経てば、食べ終わった客は帰っていく。客の数もだんだん減っていく。そうなるとさっきの行列が嘘のように店舗は回転していくし、トイレットペーパーもあらかた備蓄含めた在庫がはけてしまえば、通常通り買えるようになる。なぜなら在庫は潤沢だから。


ただ1つの懸念は、転売ヤーがそれでも買い占める場合。ようやくメルカリなども悪質なユーザーの取り締まりをしたような情報がでていたので、これから落ち着くとは思われる。

あんまりC2Cはここにきて、社会に対してはあまりメリットが少ない業界認定されるかもしれない。

閑話休題

トイレットペーパーも飲食店の行列も、または電車でも、ピークをずらして行動できれば、それほど困ることではないかもしれないけど、やはり、今、お尻を拭くトイレットペーパーがなければ、この1時間でランチを食べなければという制約があると一時的に混乱してしまうよねっていう話。

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