見出し画像

オンライン教室で生徒を飽きさせない3つのテクニック【話し方編】

まだまだコロナウィルスの影響で家族や友人と会いにくい状態が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

本日のトピックは、オンライン化が進む仕事や学校の授業についてです!

実際にコロナ禍で、授業や講座をオンラインで開催することになった講師のかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、これを機にオンライン教室を始めた人もよく見かけます。

オンライン教室では、講師と生徒がその場にいない分、映像や音声で生徒を授業や講座に集中してもらう必要がありますので、これまでにない工夫やテクニックが必要ですよね。

講座や授業によっては映像に動きがあり、生徒は退屈しないかもしれませんが、音声に関してはどのような内容でも工夫をする必要があると言えます。

そこでこの記事では、オンライン教室で生徒を飽きさせない話し方のテクニックを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

1. 話すときはゆっくりはっきりと

画像1

教科書を読み上げる授業はもちろんのこと、やり方やコツなどを説明する講座・教室では、聞き取りやすくわかりやすいスピードや口調で話すことが重要です。

うまく聞き取れない部分があると生徒が興味を示さなくなってしまうかもしれませんし、聞き取りにくいと話の内容が頭に入ってきづらくなってしまうかもしれません。

ですので、基本的にできるだけゆっくりはっきりと話すように心がけ、専門用語や聞き慣れないワードやフレーズを使うときは特に注意して話してみてください。

また、一方的に会話をする授業や講座の場合は生徒からの要望にリアルタイムで対応できませんので、一度で聞き取ってもらえるようにがんばりましょう。

慣れないうちは早口になったり、ボソボソとしゃべってしまうかもしれませんが、少しずつ練習をして聞き取りやすい話ができるようになりましょう!

悪い例

・早口で話す
うまく聞き取れない可能性がある上に、話のスピードもあがりやすいため、授業や講座のスピードについてこれず、出席率が悪くなったり、オンライン教室から離脱したりしてしまう可能性もあります。

前回の内容のおさらいや、映像に出ている部分を読み上げる際は問題ありませんが、講師のエピソードや詳細な解説などを話すときは、早口にならないように注意しましょう。

・ボソボソと話す
話をうまく聞き取れない可能性があるだけでなく、場合によっては講師のやる気を感じられず、生徒が眠くなってしまったり、飽きてしまう可能性があります。

さらに、生徒がやめてしまったり、出席率が悪くなってしまうという可能性も考えられます。

ゆっくりはっきりと話すようにすれば改善が期待できますので、ぜひ意識して話してみてください。

2. 声のトーンを意識する

画像3

オンライン教室では話すスピードを意識するだけでなく、声のトーンも意識することが重要だと言えます。

具体的には、普段の会話よりも少しトーンを上げて話すように心がけましょう。

トーンを意識することで生徒は話を聞き取りやすくなり、話の内容の理解もしやすくなりますので、結果的に授業や講座への関心の高まりが期待できます。

ただし、無理にトーンを高くして聞き取りにくい声になってしまったり、授業や講座の前半で疲れきってしまっては後半が盛り上がらず元も子もないので、できる範囲で意識してみましょう。

また、教科書の読み上げではトーンを高くし、講師のエピソードや豆知識を話すときは少しトーンを下げてみるなどして、慣れてきたらトーンを変化させて生徒の注意を引いてみましょう!

教室のテーマに合ったトーンで話す

ここまで、授業や講座で話しをするときはトーンを高くするのがおすすめだとご紹介してきました。

さらなるステップアップとして、授業や講座の内容によってトーンを変えることも意識してみましょう。具体的には、以下の例を参考にしてみてください。

ダンスレッスン

講師だけでなく生徒も体を動かす場合が多いので、映像に集中する必要のない時間がうまれます。

このとき、生徒は講師の音声を聞いてレッスンにはげみますので、できるだけ声を大きくしたりトーンを高くしたりして、やる気が出るような雰囲気を作り出すことが重要になります。

もし、ダンスをしている間に講師のテンションが落ちていたり、低いトーンで掛け声を出したりしていたら、生徒のやる気がそがれ、場合によっては生徒に怖いイメージをもたれてしまうかもしれません。

生徒がいてこそのオンライン教室ですので、できるだけ生徒を楽しませられるような雰囲気を作れるように意識してみましょう!

コーヒーの淹れ方講座

コーヒーや紅茶など、飲んでリラックスをする飲み物を淹れる講座では、落ち着いた雰囲気を作ることが重要です。

テンションやトーンが高い講座が悪いわけではありませんが、実際にコーヒーを淹れて飲む時間を設定している場合は、できるだけ声のトーンを落として、落ち着いた雰囲気の講座に仕上げてみましょう。

こうすることで生徒にとって講座の時間は「落ち着く時間」となり、何度も教室に通ってくれる可能性が高まります。

逆に、生徒は落ち着いた講座を求めていたのに、終始落ち着かない講座だと思われてしまうと、その後の講座への参加は期待できません。

3. 話の”間”を意識する

画像2

まず、話の「間(ま)」とは話と話の間の時間のことを指します。

この間をうまく使いこなせるかどうかで、スピーチや講座の良し悪しが大きく変わると言われています。

間は大きく分けて「ショート」「スタンダード」「ロング」の3つに分類が可能。

ショートは1秒から2秒程度の長さの間で、会話のような講座にしたいときに効果的です。

たとえ大勢を相手にする講座であっても、話の間をショートにすることで、生徒はまるで講師と会話をしているかのように感じられます。

つぎに、スタンダードは3秒程度の長さで、言葉の意味を深く理解してもらいたかったり、生徒に言葉の意味を考えさせたりしたい場合に適しています。

最後のロングは5秒以上の長さですので、話し手にとっては勇気が必要な長さだと言えるでしょう。

これは大勢の生徒を対象にした授業や講座に適しており、強調したい言葉の前後にこの間をとることで、伝えたい言葉をしっかりと生徒に伝えられます。

上記の「ショート」「スタンダード」「ロング」それぞれの間を使いこなすことで、オンライン教室の形態に合った間をとれたり、伝えたいことを効果的に生徒に届けることができます。

このように、話の間は授業や講座において非常に重要な役割を持っていますので、ぜひ意識してみてください!

自分の話を聞いてみよう

話の間の取り方をうまくなるための方法の1つとして、自分の授業や講座を聞いてみるという方法が挙げられます。

実際に自分の話を聞いてみることで、この部分の間のとりかたがうまかった、逆にここの部分の間のとりかたは悪かったなどの分析が可能です。

自分が話している音声を聞くのは恥ずかしいかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。

また、生徒に質問やアンケートを行って、自分の授業や講座へのフィードバックをもらうことも効果的です。

生徒のリアルな声を聞くことができますので、どの部分を改善すればいいかがすぐにわかり、トークスキルのアップにつながるでしょう。

もし自分の声を聞くのがいやだったり、生徒から直接話を聞くのは怖いという人は、家族や友人などに協力をしてもらい、フィードバックをしてもらいましょう!

まとめ

ここまで、オンライン教室で生徒を飽きせない話し方のテクニックを3つご紹介してきました。

話すスピードやトーンは意識できていても、話の間まで意識して話をできていた人は少なかったのではないでしょうか。

しかし、これらのスキルがすぐに習得できなくても、知識として身につけていれば練習ができますし、チャンスがあれば実戦もできます。

すぐに使う機会がない場合でも、ぜひ身につけてみてください。

また、この記事でご紹介した話し方のテクニックは、オンライン教室だけでなく日常の会話でも活用できますので、身につけておいて損はないスキルだと言えます。

オンライン教室で講師をしている人はもちろんのこと、講師を目指している人や、これからオンライン教室を開講したいと考えている人はぜひ意識してみてください!

オンライン教室を手軽に開設・運営できるcoperiはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?