教員採用試験がいよいよ1.0倍を切った自治体が出てきてしまいましたね

教員採用試験の倍率が全国で出始めています。

教員採用試験の倍率がやばい話。小学校を中心に。

地元山口県は、1.7倍。

他にも宮崎県や新潟など多くの自治体で2倍を切っているそう。

そんな中で、大分県はなんと1.0倍。

実際は、採用予定者が193人で受験者が173人。一次試験合格者が159人なので、1倍を切っているんです。


5年前は、3倍が多かったから人口減少と働き方がダブルパンチで影響しているんでしょう。


ただ、人口減少と働き方が本当に受験者数減少の原因かといわれるとそれで完結するのは甘えだと思うんです。


だって、小学校でいえば6年間も先生という仕事を間近で見せれるんですよ?


しかも、教えることが好きな人っておおいじゃないですか。

だから、ぼくの感覚は強烈なCMを毎日見せているのに人が集まらないっていう採用担当としては最悪の事態が起こっていると思ってます。


で、対策は採用試験内容を削る、学校閉庁日を設けて休みやすくする、働き方改革で教員の負担を軽減しましょうっていう対策なんですよね。


Twitterとかは、「こんなブラック労働な職場じゃこないよね。」って聞くんですが、いや、そうじゃない。


ぼくは学校が現代の子どもたちにとって楽しい場所ではなくなっている。という仮説を立てています。


昔は、家ですることがなかったし友達に会える学校や、たくさんの行事がある学校が楽しかったのかもしれない。


だから、先生という職業に魅力を感じる子がかなりいた。情報も限られていたし。


でも、今学校の行事の魅力って落ちてきていると思うんです。

ゲームだって、今ファミコンを渡されても最初は楽しめても熱中はしずらいのではないでしょうか。


それと同じように、学校行事がなかなか進化できずにむしろ削られる方向性になっているんですよね。



ってなると、今の学校の魅力と学校の先生の魅力ってなんなのでしょうか。


子どもと触れ合うこと?

でも、学校である必要はないですよね…。
今、子どもと触れ合うコミュニティって割と簡単に作れますし。


もちろん、今でも目指す人はいますし、必要であることは間違いないです。


ぼくも学校にいたのでわかりますが、先生方はめちゃくちゃ子どもファーストです。



ただ、一方で情報収集が苦手な方も多いなあと思うのもまた事実。(ぼくもそうでした。)


学校と世間とのギャップはますます広がり、教員の魅力も学校の魅力も減っていくことを止めるのは難しそうです。


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