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#プロダクト筋トレ 「仮説思考」を読んでみた〜 プロダクトづくりの考え方を学ぶ本LT大会 仮説検証や具体と抽象編〜

TL;DR

プロダクト筋トレという、PM(プロダクト・マネージャーです)など「プロダクトマネジメント」を勉強したい人たちのコミュニティで、「仮説思考」という書籍についてLTをしてきました。
このコミュニティの説明は、本ブログの一番最後に載せてます。

何読んだの?

「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」を読みました。

以下、ネタバレです。この書籍を買っておられていない方は、ぜひ書籍を買って頂いてから、このブログを読まれることをオススメします。
また、これからの内容は、筆者(私)がこの書籍を読んだ上での超個人的な理解に基づきます。

序章:仮説思考とは何か

多くのビジネスパーソンがやりがちな問題解決の手法

「情報が多ければ多いほど、
 良い意思決定、間違いのない意思決定ができる」
という思い
↓↓↓
できるだけ多くの情報を集めるため、情報収集に時間をかける
↓↓↓
● 時間切れとなり「エイヤー」で決めざるを得なくなる
● いざ意思決定する段階で必要なデータが揃っていない
↓↓↓
あらゆる情報を網羅的に調べてから答えを出していくには、
時間的にも資源的にも無理がある

これに対して、仕事ができる人は、人より答えを出すのが早い

情報が十分に揃っていない
分析が進んでいない
↓↓↓
自分なりの答え=仮の答え=仮説を持つ
↓↓↓
仮説を持つ段階が早いほど、仕事はスムーズに進む

仕事の速い人 vs 遅い人を比較すると、こういう感じ。

仕事の速い人
・限られた情報を基に
・人より早くかつ正確に問題点を発見できる
・解決に繋げることのできる思考法を身に着けている
仕事が遅い人
・とにかくたくさんの情報を集めたがる

仮説とは…
まだ証明はしていないが、最も答えに近いと思われる答えのこと
仮説を使う思考方法=仮説思考

仮説思考を身につけるために、以下の4点について具体的に述べていくそうです。

- 仮説思考を身につけることによって、どんなメリットがあるのか?
- どうしたら仮説を構築することができるのか?
- 立てた仮説を検証し、進化させていくにはどうしたら良いのか?
- 仮説思考力を高めていくには日常どんなことをしたら良いのか?

1章:まず、仮説ありき

なぜ仮説思考が必要なのか
↓↓↓
問題解決のスピードが格段に速くなる

仮説思考とは
→ 物事を答えから考えること ≒ ベストな解を最短で探す方法
 →まず答え(自分の仮説)を出し、それを分析して証明する

なぜ仮説を持つことで仕事が速くなるのか。
→仮説を立てることで、やるべきこと(具体的な作業)がクリアになり、論点を深く考え、答えをスムーズに導き出すことができるから。

あらゆるケースを調べまくってから答えを出す


限られた時間、少ない情報でベストな解を探す
↓↓↓
仮説を立てるプラクティスの繰り返し
↓↓↓
経験が身につく+現場でのヒアリング
↓↓↓
より早い時間、より少ない情報で解を見出だせるようになる
↓↓↓
ビジネスでの成功確率は確実に高まるはず

ビジネスパーソンにとって大切な能力 3つ

● 先見性
 いまわかっている情報で先を読む力のこと
● 決断力
 最後は自分ひとりで意思決定=決断すること
● 実行力
 
組織を動かす力のこと

例①:
プロイセン(現在のドイツ)の将軍であったカルル・フォン・クラウゼヴィッツは、著書『戦争論』の中で、不確実な環境下で組織を導くリーダーに必要なものについて、以下のように言及しているそうです。

精神が予想外の事態を乗り越えてこの不断の戦いに勝つためには、二つの特性を必要とする。ひとつは、暗黒においても内なる光を灯し続け、真実を追究する知性(=先見性)であり、もう一つは、そのかすかな光が照らすところに進もうとする勇気(=決断力、実行力)である。

※ 引用元

例②:
ハンス・オフト(元サッカー日本代表監督)の「オフトマジック」

マジックなんかではなく、ファクトを分析することによる仮説思考の結果
- 対戦国の試合を偵察
- 対戦国選手の特性を見極める
↓↓↓
特性から判断して、試合展開とスコアを仮説立てて、
仮説通りのスコアで日本が勝利する

例③:
将棋の羽生善治さんは、仮説思考の達人

一つの局面に対して、80通りくらいの指し手の可能性
↓↓↓
✗ 80通りをひとつずつ、つぶさに検証する
◯ 80通りのうち大部分(9割以上)は経験上考える必要が無い
→残り2,3個の答えを出し、検証する

経験上考える必要が無い = 経験に裏打ちされた直感力や勘が必要

ココまででわかったこと
=情報が多すぎると意思決定は遅くなる
 → 情報は集めるよりも捨てるのが大事

仮説思考を身につけることのメリット

1. 情報洪水に溺れなくなること
2. 問題解決に役立つこと
3. 大局観を持って仕事ができること
→ 仕事の効率と質の向上

情報を収集することは大事だけど、網羅的に闇雲に情報収集する(網羅思考)のではなく、解決策につながるいくつかの課題=仮説にフォーカスし、それを検証することに集中する(=仮説を証明するために必要な情報収集に専念する、という意味で網羅思考とは真逆)のが、実は効率が良いということです。

大きなストーリーを書く

ここで登場するのが、免疫学の世界では大変有名な石坂公成先生の逸話

「実験する前に論文を書く」
一般的な研究手法:
数多くの実験や論文を基に多くの実験を試み、
その結果をあらゆる方向から分析し論文をまとめる


石坂先生や彼が参考にした ランドシュタイナー 教授の研究手法:
- まず仮説を持ち
- 全体のストーリーを描き
- その仮説が正しいかどうかを実験で検証する

 →Amazonの「Working Backwards」に似ている気がする

仮説思考を使うことで、ストーリーの全体構成を作る事ができる。

問題に対する解決策や戦略まで踏み込んで、
全体のストーリーをつくってしまう。
↓↓↓
証拠は揃っていたり揃っていなかったりする
↓↓↓
自分が作ったストーリー=仮説を検証するために
必要な証拠だけ集めればいい

ここで気になるのは、「仮説が間違っていたらどーなるの?」ということかと思います。

- やってだめなら、他のやり方を試せば良いというマインドセット
- 元の仮説が否定される段階で、新しい仮説の芽が発見されることもある
仮説が間違っている ≠ 失敗→ 仮説を1人で抱え込まないことも大事。上司や先輩が間違いに気づいたり、より進化した仮説を出してくれる可能性が高い。

1章のまとめ

- 分析力よりも仮説思考力が大事
- 仮説思考を実践すれば、迅速かつ効果的に問題解決を図ることができる
- 大きなストーリー=幹の話が描けると仕事もスムーズに進む

2章:仮説を使う

仮説=仕事を効果的かつ効率的に進める武器
では、実際に仕事の中でどのように仮説を立てて、実証していくのが良いか?というのが次のギモンになると思います。

ここでは仮説思考の使い方について学びます。
仮説思考の使い方は、

1. 問題そのものを発見する=「問題発見の仮説
2. 明らかになった問題を実際に解決する=「問題解決の仮説

の2段階になります。

例えば、
「A社の家電製品は、製品の総需要もあり、商品力があるにも関わらず、売れていない。A社の製品を売れるようにするにはどうしたら良いか」
という課題があるとします。

1. 問題がどこにあるのかを見極めるための仮説
 =問題発見の仮説をいくつか立ててみます。
2. いくつか立てた仮説を検証して、問題を絞り込み、特定します。
3. 特定した問題に対して、問題解決のための仮説を立ててみます。
4. 問題解決のための仮説を検証し、具体的な打ち手を絞り込みます。

これで問題が解決できれば素晴らしいですが、実際にはそう上手くいくことは少ないですね。仮説が間違っていたり、新しい問題が表面化する事があります。
そのため、ここまで述べてきた 仮説→実験→検証 のプロセスを、繰り返していく事が重要ですし、このプロセスを繰り返す事により、スムーズに業務改善に繋がるといいます。

仮説思考を使って仕事を大局的に見る方法
=問題に対する解決の方向性や具体策にまで踏み込んだ全体の仮説を作る
=ストーリーの構造化

- 少ない情報で全体のストーリーと構成を考える
- 更に必要な情報だけを追加で調べる
- 調べた結果に応じて、ストーリーを修正したり進化させる

ストーリーを構造化できるようになると、自分だけではなくて人を動かしやすくもなります。
仮説思考でプレゼンテーションを組み立ててみましょう。
ここで大事なことは、「聞き手の立場でストーリーを再構成する」ことだそうです。

- プレゼンテーションを通じて成し遂げたいことを明確にする
- 成し遂げたいことを達成する為に、何をどういう順番で話すのが良いかを考える。
結論から考えるアプローチであり、仮説思考にも近い

3章:仮説を立てる

BCGのコンサルタントが仮説を思いつく瞬間!

1. コンサル同士、または顧客とのディスカッションを通じて
2. 顧客やフィールドでのインタビューを通じて
3. 突然ひらめく
4. じっくり考えているときに思いつく
...(以下省略)

仮説の立て方には定石はない

立て方の例

1. 分析結果と自分の知識や経験を組み合わせる
 既にある分析結果を見て仮説を立てる
2. インタビューから仮説を立てる
 インタビューの結果判明したファクトベースで、仮説を立てる

仮説を構築するためのインタビュー技術

1. インタビューの目的を定める、目的をきちんと理解する。
 業界や業務を理解するため
 問題を発見、整理するため
 仮説を構築、検証するため
2. 現場に出向き、フィールドインタビューで現場の現状や実態を把握する
3. 深く掘り下げた質問をする
 質問の進化が仮説の進化につながる
4. インタビューメモをつくる
 自分の頭を整理する→構造化する
 インタビューで得たことを他人とシェアする→客観と主観と区別する
 プレゼン資料を作成するときのベースにする→定量化を心がける

仮説を立てる為に

ひらめきを意図的に生む

1. 反対側から見る
 顧客や消費者の視点を持つ
 →ユーザーはどんな人でなぜ自社の商品を使っているのかを考える
 現場の視点で考える
 →実際に現場に出向いて具体的な事実を経験し観察する
 競争相手の視点で考える
 →競争相手の社員が我が社をどのように見ているだろうか
2. 両極端に振って考える
 逆サイドにあえて思考を振ることで、
 自社の商品やサービスが、なぜ顧客に支持されるのかが浮かび上がる
3. ゼロベースで考える
 既存の枠組みに囚われず、目的に対して白紙の段階から考える

良い仮説の条件

1. 仮説が掘り下げられている
2. アクションに結びつけられる

良い仮説を立てることが重要な理由

1. 問題発見が早くなる
2. 解決策が早く立てられる
3. 解決策が絞り込める

仮説を構造化する

イシューツリーなどで論点を構造化し、仮説を深掘りする。
→仮説を検証して絞り込み、仮説を進化することができるアプローチ

4章:仮説を検証する

主な検証方法
1. 実験による検証
2. ディスカッションによる検証
3. 分析による検証

1. 実験による検証

事例:セブンイレブンのおにぎり

仮説①おにぎりの価格を下げる
仮説②200円の質の高いおにぎりを売り出す
→価格を下げた時を上回る売り上げ増

事例:ソニーの消費者刺激型開発によるCDプレーヤーの開発

2年半の間に15種類のCDプレーヤーを開発

よく売れたタイプを抽出

なぜ売れたのかをユーザーインタビューを通じて検証

売れ筋商品の絞り込みを行った

テストマーケティングは有効な手段となりうる

テストマーケティングとは…
商品を発売する際に、
当初限定された市場・チャネルなどで、
全国発売時と同じ条件(マーケティング活動やチャネル設定など)で
テスト的に販売すること

テストマーケティングで計測できること=KPIにできる?

- 初動
- リピート
- 広告や販促との連動
など

検証できること

- 商品仕様
- 販売計画
- 訴求ポイント

2. ディスカッションによる検証

ディスカッション=仮説思考のための基本スキル
インタビューも、広い意味ではディスカッションといえるかも。

社内ディスカッション

最初のうちは「社内の恥はかき捨て!!」と心得る
- 自分なりの仮説を提示
- ディスカッションを通じて仮説を検証
- 検証した結果、更に仮説を掘り下げ、進化させる

社外=顧客とのディスカッション

自分なりの仮説を裏付けるための分析をしてから、
ディスカッションに臨む

上手なディスカッションを実施するコツ

1. 必ず仮説を立てていく
2. 仮説を否定せずに進化を目指す
 
単に否定するのではなく、アドバイスを付ける
3. 議論は負けるが価値
 相手の話をしっかり聞く。
 相手の発言の意図を理解し、なぜそういう発言をするのか
4. メンバーはバラエティ豊かに
 
違う役割や性格の人を混ぜて、ディスカッションの幅を広げる

3. 分析による検証

分析の基本はクイック&ダーティー

①バックオブエンベロップ分析
封筒の裏側でちょこちょこと計算するように、さっと分析をする手法
自分が立てた仮説が合っているかどうか、自分自身が納得するために
分析をする

②本格的な(ガチ目な)分析
他人を説得するための分析
万が一の間違いを防ぐための分析
→大事なのは、分析の精緻華麗さではなく、意思決定に必要な判断を行えるものであるかどうか、という視点。

分析を行う目的

1. 問題を発見する
 顧客は自分が気づいていなかったり、
 見落としている問題を発見してもらうことを期待する
2. 相手を説得する
 問題や課題を発見したと、それを相手に理解してもらう
 相手を説得するために分析をする
3. 自分を納得させる
 自分で立てた仮説が本当に正しいかどうかを自分で納得するため

定量分析の基本技

①比較・差異による分析
→2,3のものを比較し、その違いが何処にあるかに注目する

・市場シェア
・売上
・コスト
・価格
・顧客満足度 など

②時系列による分析
→時間(年対比よりももっと長いスパンで)を追って、どう変化しているかを分析する。

③分布による分析
様々な事象の相関関係や特異点や異常点の有無を分析する。
散布図を使って分析する。

④因数分解による分析
問題を要素に分解し、本当の原因にたどり着くための分析手法
ロジックツリー、なぜなぜ分析とか

5章:仮説思考力を高める

良い仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる

仮説思考力が高まると、筋の良い仮説(間違いや手直しの発生が少ない仮説、という理解)を立てることができる。

では、仮説思考力を高めるにはどうすればいいの?

直感が優れている?⇔仮説と検証の経験によるもので、勘ではない!

① 「So What? (だから何?)」を常に考える
身の回りにある現象が起きたときに、それが意味するところは何かと考え続けること。

例)iPodが流行するとどういう影響があるの?
・ウォークマンの市場シェアが減少→ソニーの業績にマイナスの影響
・Appleの株価上昇→IT業界の勢力図に影響は?
・音楽をダウンロード、常に携帯できる→CD・レコード業界の変容

②なぜを繰り返す
なぜなぜ分析

なぜを5回繰り返すことで原因ではなく真因が見えてくる
(トヨタ生産方式)

日常生活の中で、仮説思考の訓練(So What?やなぜなぜ分析)を繰り返す

日常起きていることや感じていることをベースに、
将来どうなるかという仮説を立てて、検証してみる
・日々のニュース
・職場の話題
・家庭の話題
・友人の話題

信じていない仮説の正しさを証明する

自分の仕事に直接関係しないテーマに対して、思いつく限り仮説を立てて、本来の自分であれば逆にどう反論するかを考える

仮説思考力を高めるトレーニングの基本
=仮説の幅を拡げ、検証し、So What?で深く掘り下げること

実際の仕事の中で訓練する

相手の立場で考えることにより、今までと違う発想や、より建設的な提案につながる仮説を生むことになる。
=自分の仮説の幅を拡げる練習にもなる。

上司の意思決定をシミュレーションする

もし自分が上司なら、問題解決に際し、どのような意思決定をするか
→ 自分ならどんな仮説を立てて、同判断するか考えてみる。

失敗を恐れないー知的タフネスを高める

仮説を自分で立てて、成功も失敗も両方経験したほうが良い。
特に失敗は重要な意味を持つので、若いうちはどんどん失敗したほうがいい。
→失敗したときは、なぜうまくいかなかったのかと考えるチャンスである
打たれ強くなる。
失敗を恐れず仮説を構築→検証→進化のプロセスを何度も繰り返すこと。
仮説思考力を高めて、仮説の精度を高めるには、「繰り返す」しかない。
全ては経験。現場での経験を積み重ねること。

終章:まとめ

仮説の効用

①仕事が速くなる
 課題の本質を見つけたり、整理するのが早くなることで、仕事が速くなる
②仕事の質が上がる。
 意思決定の質を高める。
 仮説思考により、予め立てた仮説を検証するプロセスを繰り返すことで、
 仮説の精度が上がり、間違いが少なくなる
仮説思考とは
・まず全体像から入り
・必要な部分のみ細部に拘る、あるいは証明を行うという取り組み方
→物事の全体を掴む力が確実に向上する。
→先見性と決断力が身につく
仮説思考と組織
仮説→検証で得た学びを組織で共有化することで、組織の能力を高める
仮説思考はプロセスだけど、その重要性を共通認識とし、仮説で議論するカルチャーを生むことが必要

気持ち悪くても結論から考える

(私個人からみると、結論から考えるのは気持ち悪くも何とも無い、ごく自然なことだと思う… 実践できているかどうかは一旦脇に置いておきますね)

失敗から学ぶこと

間違ってもやり直せば良い。
最初から仮説思考が完璧に出来る人なんていない。

仮説→検証の壁打ちとして、身近な人を練習台にする

同僚・上司・家族・友人…
自分の考えが生煮えの状態でも、壁打ちすることで間違いを修正したり、新たな気付きが出来る。

枝葉ではなく幹が描ける人間になろう

仮説思考が個別の課題解決だけではなく、問題の全体像やストーリーを作る上で役に立つ。
まずは全体像から入る。
 → 何をやるべきか(証明すべきこと、やるべき分析)が明確になる
  → 自分の担当分野とその目的が明確になる
いきなり会社の経営課題を考えるのも無理があるので、自分のレベルよりひとつ上のレベルの課題をきちんと理解できるように務める。

ビジネスで大事なこと
=どれだけ良い答えを短期間に出して、それを速やかに実行に移せるか

一般男性的超個人的感想

読む前は、フレームワークの話かなぁなんて小さな先入観を持っていたんですが、んなこたぁなかった。

- まずは結論や仮説から考えるのが大事。それによって全体感を見渡しつつ、洪水のように大量に届く情報から、何を取捨選択して、どこに時間とリソースをフォーカスすべきか、を明確にできる。
- 仮説が立てられたら、それを実験や検証によって正しいかどうか裏付けを取る必要がある。仮説が間違っていても失敗ではなく、間違っているというファクトに気づき、振り返ることで、次に取り掛かるべき仮説や問題が明らかになる→仮説を進化することで問題の本質に近づけるようになる
- 大事なことは、
 ・仮説→実験→検証のプロセスを何度も何度も繰り返すこと
 ・仮説をひとりで抱え込まず、自分の周りにいる人を巻き込むこと
  壁打ちだったり、ディスカッションで仮説を進化する
- プロセスを繰り返すことで、仮説思考力が高まり、個人ひいては組織の成長につながり、仕事のスピードと質も高まる

そういえば、「仮説思考」の続編?で、「論点思考」という本もありますね。こいつも絶賛積ん読なんですわ…。
(仮説思考も論点思考もかれこれ4年くらい積ん読になってるYO)

プロダクト筋トレってなぁに?

プロダクト筋トレとは
WhyとWhatの思考の筋トレ

プロダクトを作るために必要な知識は技術だけではなく、事業、ユーザー体験、チームのマネジメント、ドメインの知識などと多岐に渡ります。そして、そのすべてに長けている人はほとんどいません。

「何を学べば良いかわからない」状態から「自分のレベルがわかる」状態へ、そして「弱みや強みを強化していく」状態へ。

プロダクトづくりに関する知識や考える力をつけるための思考の筋トレをプロダクト筋トレと呼んでいます。

社外の仲間と勉強、議論をし、よりよいプロダクトをつくる筋肉を伸ばしていきましょう。


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