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クーポンの罠

先日、次の予定まで少し時間が空いた。
「個室で人目を気にせずPC作業ができる場所」に行きたくて、迷わずカラオケを選択。

初めて利用する店舗だったので、
なるだけ安くすべく、
事前に会員登録を済ませると、
なんと「バースデークーポン」なるものを発見。
「やった!ラッキー!」と、
心のなかで叫びながら意気揚々と入店し、
クーポン利用を高らかに宣言。

ワンドリンク制のウーロン茶も無事届き、
ちょっと歌おかなと思ってわくわくしてたら。

コンコン!ガチャ!

(え?なんも頼んでへんけどな?)

「「お誕生日、
おめでとうございまーす!!!!」」

煙の量と生クリームの量がハンパないよ

いや、

恥ずい恥ずい恥ずい恥ずい恥ずい。


え、バースデークーポンて安なるんちゃうん?
え、パフェサービスだよクーポンやったん?
え、え、え。

いや「終わった花火は横のグラスにお入れくださいね」ちゃいますねん。
なんこれ。えええ。

私は私とはぐれたい。

呆然としながら歌うことも忘れ、
花火がもうもうと煙をあげながら消えゆく様を、
じっと眺めたのでした。

クーポン=安なる ではない。
当たり前、疑ってこ。

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