見出し画像

人生初、顔面に鍼を打ったら全然関係ないとこで感動した

初めての鍼

2022年の年始め、
「気合い入れていくわよ」という決意のもと、
長年気になっていた美容鍼に赴きました。

、、、というのは真っ赤な嘘で。
美容系Youtuberが、
偶然動画で美容鍼を紹介しているのをみて、
「おもしろそう♡」と思い、
なんとなく出向いてみました。

向かう道中

今にも雨が降り出しそうな空を、
電車の窓から眺めながら、「あ、傘忘れた」と気づく。
そんで「あ、チャリ、屋根のないとこに
止めてきてもーた」と気づく。
まあでも先祖がイギリス人だから、
傘は基本的にささないので、オールOK。
うん、これも嘘です。生粋の関西人。

カウンセリング

中に入ると、
入り口でめっちゃくちゃキレイなお姉さん発見。
男子高校生ばりに動揺。
最近のDKのこと知らんけど。

入ってすぐのトイレで手洗いうがいを促され、
カウンセリングシートに個人情報を記入。
説明してくれる女医さんのお肌が、
まじで剥きたてのゆで卵で、期待が募る。
肌ばっかりみちゃって話が入ってこない。
わくわく、、、!

いざ施術開始

まず足首の内側に一本ずつ鍼を打つ。
若干のチクッと感にピクッとなるけど、全然許容範囲。

次に舌を出して、舌診。
先生曰く、「舌がすごく紫ですね。」とのこと。
どうやら、血の巡りが悪いらしい。
つまるところ、ドロドロだと。ぴえん。
食生活も生活習慣も、心当たりしかなくて、
むしろ堂々とした気持ちに。

いよいよ鍼開始。
左のほっぺたからぱんぱんっと、
リズミカルに施術が進む。
時々箇所によってはチクッとすることもあるけど、
基本はノー痛み。
左ほほ、右ほほ、頭、首に、
トータル50本(!)ほどの鍼ズドン。

鍼が刺し終わったら、その鍼へ電気を流す工程へ。
弱い電流から、徐々に強くしてくれて、
痛くないところでストップ。
薄暗い部屋で、ホットアイマスクをしてもらって、
15分ほどそのまま待機。
ただこのアイマスク、位置が完全におでこにあてられていて、
15分間ずっとおでこを温められてました。

先生に「なにかあったらお手元のベルを
鳴らしてね」と言われたけど、
なんせ私は、美容院のシャンプーでも
「痒いところはございませんか」で
痒いところがあっても、
「大丈夫です」というタイプ。
「アイマスクがでこにあるんです」と
言えるわけもなく、
若干目をパチパチして、
手を使わずに目元へ移動を試みるもうまくいかず。
終始おでこのポカポカを感じたまま、終了。

終わった後にすぐに鏡をみれるのだけれども、
個人的には目に見える大きな変化は感じなかったかも。
でも気持ちよかったし、
劇的に変わっても逆に怖いし、満足。

施術後の営業トークに感動

施術後、あったかい黒豆茶を飲みながら、
しっかり営業を受ける。
あ、そうそう。
黒豆茶がとっても美味しかったんやけども、
コップが金魚鉢のシルバニアバージョンみたいな形で、
ビビるほど飲みづらかった。
にやけそうになるのを我慢しながら、
女医さんの話を聞く。

ちなみに今回、担当してくれたのが院長先生で、
とてもラッキーだった。
院長先生から繰り出される、
回数券や美容液の定期購入の営業トーク。
とっても丁寧に、真剣にお話をしてくださって、
早々にお茶を飲みきった私も、真剣に話を聞く。
「今だけ安い」にかなり心が揺らいだけど、
次回の予約だけさせてもらった。

さいごに

今回美容鍼の施術を受けて、
一番感動したのは、院長先生の営業だった。
今まで、そういった美容系(脱毛とかエステとか)は、
『鬼の営業をかけられ、やるというまで帰してもらえない』イメージで、
勝手にビビっていた節があった。
でも今回、院長先生の丁寧な営業を受けて、
「営業をしっかりしてくれないほうが、
サービスとして不親切」なのかもと
思わされた。

そしてここからは私の勝手な妄想やけど。
私が行った美容鍼のお店は、まだオープンして間もなく。
そこで院長をしているって、かなり重圧があるのではなかろうか。
一緒に働く仲間の雇用を守るためにも、
これからもっと新規の店舗を増やしていくためにも、
しっかり売上をあげないといけない。

慈善事業ではないから、利益を出さねばならないのである。
より多くのお客様を幸せにするためにも。

久しぶりに「がっつりした営業」を生身で受けて、
営業のもつ威力を体感したのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?