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適切な抗弁ができる人がうらやましい

交通違反の取り締まりに遭った。
左折しかできない交差点を直進した。
違反文言でいうと、通行禁止違反・禁止場所・直進と書いてある。

実態は少し違っていて二段階右折である。
教科書どおりの手法ではなく、軽く歩道を横切ってはいるが。
右折車線がやたらとクルマが並んでいる際に二輪車がよくやるテである。
この場合、右折する方向に車両を向けたとき、本来の停止線よりも進行方向に出たところで停止するため、停止線の手前に直進不可の標識があっても見ることができない。
進行方向を変えるときに歩道を横切っているのと、用事に遅れぎみであったのとで、たいして抗弁せずにサインした。

思い浮かばなかったのが実態かと思う。
後になってから、不愉快さが沸き上がり、もっと議論すべきだったと考えている。
考えても取り返しはつかないが。

実際のところ、制服警官と対峙しても、これといって緊張することはなく、ただ、これは約束に間に合わないかもしれないとばかり考え、事態の重大さに気づいていなかったようにも思う。

重大なこと、それは、自分が納得していないのにサインしたこと。

あなたは直進をしましたが、直進できない交差点だったのですよ。

いや、直進ではなく右折ですよ、二段階ですが。
あの交差点は二段階右折禁止の標識はありましたか?
進行方向を変えた際に、直進禁止の標識は見えますか?

それを問わずにやり過ごしたことを、すごく後悔している。
それを言ったところで、減点2と反則金7千円の結果は変わらなかったかもしれないけれど、めんどくさいが先行して、やりすごしたことが、翌日以降も尾をひいている。

こういう人はあまたいるのかもしれないが、適切な抗弁ができる人になりたいものだ。

例えばこうして文章を認める場合、何度も推敲や下調べをするけれど、突如として反論をしなければならない場面に対処するには、どのような準備をすればよいのだろうか?



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