【稽古日誌】カスケードとカテーテル #16

2022.4.29(金)
ついにCooMOoNO新作公演『カスケードとカテーテル』、開幕しました。

今回、毎日2回公演があるのですが、今日は両公演とも雨でした。しかし足元の悪い中でもお客様は来てくださり、大変嬉しく思っています。

昨日のゲネプロから、さらに台詞の変更がありました。あるシーンの長い台詞の内容がもとは政治的なものだったのですが、そこから変わることで(ネタバレになってしまうので詳しくはお伝えできません…)、それ以外の台詞の底にある作家の感情(登場人物が話すのでその人物の強い思いにも見え、聴こえてきます)が明確になりました。作品の持つ意味や物語が動き出した原因が伝わりやすくなったかもしれません。

公演中、私はいつも裏で聞いているのですが、今日は2回とも全然違う回だったように聞こえました。
昼の回は一番最初の回だったこともあり、しっかり仕事をしようという緊張感があったように聞こえました。夜の回は初回とは違い「最初だ」という緊張感はありませんでしたが、慣れてしまうことへの警戒心が働いているように聞こえました。

さて、今日はどうなるのでしょう。関係者ながら、楽しみです。

演出助手 寺原航平



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